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(1)肉眼で感じとることができるのは、何FPSまででしょうか?

(2)現存する最高クラスのテレビやモニターは、大体何FPSくらいまで描画できるものなのでしょうか?

(3)ヒトが知覚できないとしても、現実と同等のフレームレート(フレームレートと表現していいのかはわかりませんが・・・無限FPS?)の動画などを作成することは現実的に可能ですか?


できれば医学的・科学的根拠に基いた返答をよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

必ずしも直接的な答えにはならないかもしれませんが。


まずディスプレイですが、これは垂直同期周波数、あるいはリフレッシュレートと呼ばれるものが画面を描き直す周波数になります。
液晶ですと60 Hzが通常で、昔のブラウン管のPC用ディスプレイだと100とか120 Hzくらいまでは対応してました。
ではなぜ液晶が60 Hzかというと、元になったNTSCがカラー信号で29.97 Hzだからです。
というのもNTSCはField A、Bに分かれており、それぞれ画面の走査線を1つ置きに書き換えます。
ですからFieldは倍の59.94 Hzで変更されます。
これに対応できるように60 Hzとなっています(放送局用でもTV信号の規格が59.94 Hzなので、それ以上の周波数は必要ない)。
技術的には液晶自身がレスポンスが悪く、これ以上周波数を上げたくないというのもありますね。
ではなぜ約30 Hzか、あるいは他国のPALなどでは25 Hzですが、どうして25~30 Hzかというと、一つには映画が24 fpsというのがあると思います。
テレビの前に映画があり、映画でどれくらいのコマ送りにすればカクカクせずに見ることができるかと色々試されて、今の24 fpsに落ち着いています。
もちろんコマ数を上げればその分より滑らかになるかもしれませんが、コストが上がりますから、無駄に上げたりはしません。
なぜこれくらいの周波数なのかというと、人間の目には残像があって、あまり早く変化するものは追い切れない(したがって人間の目にも実効的にフレームレートがあり、無限fpsではないですが、私は限界値を知りません)ためと、多少コマ送りが遅くても、直前の映像からの変化を脳が補間してくれるためでしょう。
ただ、人によっては動体視力に優れていて、例えばインバータではない蛍光灯のちらつきが気になるという人は少ないながらもいます(が、本当は蛍光管がへたっているのが主原因と思います)。
あれは100もしくは120 Hzですから、その程度は人間はノイズならば感じるのかもしれません。
ただ、重要な情報(注視している情報)に関しては、逆に人間はノイズも脳がある程度キャンセルしますし、情報の意味を理解する(意味ある映像として認識する)時間が必要なので、ほとんど気にならないということになるのかと思います。
動画というデータのエンコードだけであれば、原理的には限界はありません(処理に要する時間的な限界はある)が、デコードにはフレームレートを上げようとすると技術的な壁が高いですね。
視聴という視点で考えれば、映像再生機器の能力以上のデータはあっても無駄なので、存在しません。
知りたいことの答えになってるかどうか分かりませんが、少しでも参考になれば。
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この回答へのお礼

大変勉強になりました!ありがとうございました

お礼日時:2011/08/28 09:33

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