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アメリカの大学で「エンターテインメント業界での文化の衝突」とうお題でグループでプレゼンすることになりました。(例:フランスとアメリカの映画の違いなど)

メンバーがみんな音楽をやっているので日本とアメリカの音楽の違いをやりたかったんですけど、自分以外アメリカ人で日本の音楽は分からないと思うので「アメリカとイギリスの音楽の違い」についてやっていこうと思っています。

そこで皆さんが分かる音楽性、商業的、政治的、歴史的なアメリカとイギリスの音楽の違いや衝突を教えてください。
お願いします!

A 回答 (1件)

相当違うと思いますね。

まず、それぞれの音楽情報をちょっとカジればお解りになると思いますが、音楽性そのものが明らかに違うと思います。

その理由の1つとして、音楽に「商品として比重を置く」か「表現物として比重を置く」か・・・の考え方の違いが影響しているように思えます。


米国音楽界は結局「誰よりも売れ」なければ話になりません。(まぁこれは音楽に限ったことはないのかもしれません。米国では、マジョリティ=力そのもの。世界にも稀に見る「多数派」大国ですね。)
何かが流行すれば、それ一辺倒になってしまうのもアメリカ音楽界。チャートなんかを見ていても、音楽の傾向がとても画一的だと思います。「時代を超えた価値」「百人いたら百人にそこそこウケる音楽ではなく、ほんの数人でも熱く支持される音楽というものの価値」・・という選択肢は明らかにないようにも見えます。
例えば、hip-hopがチャートの半数を占めていたようなほんの10年弱前まで、自分はhip-hopは好きなのでその時は良かったのですが、今やガガだのPITBULLだのLMFAOだのテイラーだの・・10年前だと殆ど小学生向けとしか思えないようなものばかり出されて本当に困っています。「ハマ」らないと、途端に聴くものが全く無いという状況になってしまいます。
・・・この「多数派主義」が、「本当に新しいものがなかなか生み出せない」という一因にもなっているはずです。(ちなみに、近年米国のヒットチャートに溢れているようなダンスミュージックですが、自分にはどれも'90年代から英・欧チャートで見飽きたような「一発屋企画ものダンスミュージシャン」にしか見えないです・・・なんで今更?という感じ。)


それに比べ、(流行が全く無いとは決して言いませんが)いつでも「誰かの居場所」があるのが英国です。決して‘多数派’だったり‘大衆的’ではない音楽をやっているアーティストさえも、そこに「確固とした自我」があればちゃんと注目され世に出される仕組み(社会的気風といっていいか)が整っているのが、英国だと思います。
いえ、始めはキワモノとして出てきていたはずでも、音楽界の流れがそうなり表舞台の第一線になることすらあります。専門家やリスナー達も、そういったケースが珍しくないことをよく知っているので、物怖じせず「新しい才能」を評価するのかもしれません。
あるいは、ヒットメーカーとしてのピークを過ぎても、音楽活動を続けている人は多いですね。彼等にとって音楽は「表現すること」であり「ヒットチャートに登ること」では決してないので、社会の反応がどうなっても迷わず音楽を続けていられるのかもしれません。
異常に大衆的なものがあり、異常にマニアックなものがあり、新しいものが常に生み出され、古くオーソドックスなものもちゃんとある・・・世代は問わず、若い人もそのどれもやります。それが英国音楽界ですね。


この両者についてはまだ話せることはあると思いますが、とても長くなりそうなので、今回はここで。


・・・こんな話をしたらそのアメリカ人達は気を悪くしそうですが、全面的に賛成出来ないとしても少しでも納得出来るなら、その人はたぶん「英国音楽事情をある程度知っている」方ということになるでしょう。(逆に、目くじらを立てて否定するとしたら、その人は英国音楽のことなんて何も知らないということ・・そういうアメリカ人ってとても多いと思いますので。)
余談ですが、自分は日本音楽は良く思っていないですし、全く聴きません。なので「日本音楽の惨状を棚に上げて」なんて話は許してください。西洋音楽にも厳しくなりがちなのは、西洋音楽への愛ですので。
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