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昨年末のニュースですが、米ボーイング社が、開発中の新型旅客機777Xの概要を発表し、259機を受注をしたことを明らかにしました。
ところで、この飛行機は、おそらく構造や機能、納期、価格も最終的には決まっていない、と思います。しかし、もう受注したということは、不確定なことによるリスクを避けるため、売り手も買い手も、無条件の解約ができる、とういう旨の契約なのでしょうか?

A 回答 (3件)

いろいろな契約の仕方があります。



ただ、まったく新規の航空機の場合は誰も見ていないものなので、発注するほうも受注するほうも大変です。
そのため、新しい機体が発表され、最初に発注をかける会社は最低の採算が取れる数量を発注してもらう代わりに「ローンチカスタマー(初発顧客)」として、機体の様々な場所の設計やデザインに自分の意見を取り入れてもらうことができます。

たとえば787のローンチカスタマーは日本のANAがとりました。50機の大口発注をしてローンチカスタマーになったのです。
その代り、日本のように狭くて離発着の多い利用の仕方に合わせた整備性のよさとか、雪の多い場所でも利用できるように翼に雪が積もりにくい素材とか、そういう工夫を随所に盛り込むことができたわけです。

しかし、787は当初の予定に比べて開発が遅れに遅れます。ANAはローンチカスタマーですのでだいぶ頑張って待っていたようですが、それでも一部退役する機材に合わせて、他の機材を購入するなどが必要になり、その際にはボーイングからかなりの条件を引き出して購入したといわれています。

また、ローンチカスタマーではない発注者は、納期の遅れによるペナルティでキャンセル料なしの解約をして、エアバスの機材を購入した会社もありました。

そういうことも全部契約書に書いてあるようです。

つまり、開発が順調に進み、発注した時の予定通り納品できて、性能も契約通りなら、発注者が解約するにはそれなりのペナルティが発生するということでしょうが、開発も遅れ性能が設計以下なら、解約する際のペナルティはメーカーが負担する、という契約になっているようです。

そうそうエアバス380の時も、あまりにも開発が遅れたために、ルフトハンザは一部解約してB747に切り替えていましたね。
結局、退役する飛行機との切り替えに間に合わなければ、他の機材を充てるしかないので、そういうことをするためにキャンセル料は柔軟に交渉できるようになっているといえます。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
<新規の航空機の場合は誰も見ていないものなので、>
いろいろな状況に落ちいった場合について、細かく契約がなされている、とは思いますが、
<発注するほうも受注するほうも大変です。>
でしょうね。たとえば、
<開発も遅れ性能が設計以下なら、解約する際のペナルティはメーカーが負担する、という契約になっているようです。>
ですね。当然でしょうが、
<開発が順調に進み、発注した時の予定通り納品できて、性能も契約通りなら、発注者が解約するにはそれなりのペナルティが発生するということでしょう>
どですね。
<ローンチカスタマー>
は初めて知りました。

お礼日時:2014/01/21 11:45

通常は両方有ります。



複数機の発注ならば確定発注と取り消し可能なオプション発注の組み合わせでするのが一般的。
旅客機の場合最終受取まで数年以上かかりますから経営計画などの変更は十分に考えられるのでこのようになっています。


>おそらく構造や機能、納期、価格も最終的には決まっていない、
そのようなことはありませんね。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
まず、販売条件は、もう、確定しているのですね。確定していれば、きっちりとした契約が結べますね。

お礼日時:2014/01/20 22:15

飛行機は、お店に並んでいる商品ではないわけで、契約の条件は契約ごとに千差万別でしょうけど。



とはいっても、「売買契約を無条件に解除可能」な契約はないでしょう。
無条件に解除可能な将来の売買契約なんて、実質的には「受注」ではなくて単なる「見込み客」でしかないわけで、それを○○機受注なんて発表したりすれば、株価吊り上げのための虚偽発表ということで、証券取引等監視委員会に怒られるでしょうね。
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この回答へのお礼

早速の解答ありがとうございました。
単なる見込み客ではないのですね。虚偽発表になってしまうのですね。

お礼日時:2014/01/20 22:12

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