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一般的に機械式時計は入浴やサウナは出来ないことになっていますが、もしも予算に糸目をつけないとすれば耐熱・耐湿の機械式時計はありますか?

A 回答 (4件)

はじめまして。



拙い知見と経験ですがよろしくお願いします。

>一般的に機械式時計は入浴やサウナは出来ないことになっていますが・・・

いろいろ銘柄が挙がっているようですが?主観はサウナの入室時間によりますけど・・・

結論からですが・・・メーカー公称スペックレベルでは”基本は不可”です(私の知見が無い場合は誠に申し訳ないです m(__)m)

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先ずサウナ環境における常用使用のminimum要求条件を見ましょう(私の愚例知見と憶測含めですが)

A.超高温(70~100℃近く)
B.飽和水蒸気状態(ミスト上で水の分子レベルになる)

ここで・・・
(1)高温耐熱に関して
・中の機械式ムーブメントの精度作動許容限界の確率。この際ムーブメント自体の耐熱と同時に良く忘れられているのが(ここの他も拝見する)、
”潤滑オイルの耐熱性”です。
一般のオイルで(例えばSEIKO等のダイバーも)公称保証温度はだいたい50℃です(近年の機械式ダイバーズの取説等からですが確認)
・機械式時計の場合、回転系統の殆どが金属。金属は熱による変形が生じます(金属材料にはそれぞれ『熱膨張係数』があります。材質が一様でない場合、それぞれの金属材料の熱による変化(基本的に高温程大きくなる傾向)が生じ、きちんと作動するにも機械式は特に精度を出す時組み合わせの公差を上げます。その時其々膨張してしまうと・・・ガチガチすぎて作動しなくなる・・・。そうした意味でもムーブメントの部品ごとの材料の確性試験、及び耐熱性と安定作動限界の確認が必要になります。

・また機密保持する
パッキンの耐熱性が重要です(よく忘れられている)。
一般の時計のパッキンは大体?ニトリル系樹脂が多いようです、公称耐熱は樹脂メーカー仕様にもよりますけど、大体70~80℃くらいが多いです。この時、本当に耐熱をなら、フッ素系等になります。この場合の耐熱は一般的でもあり、昔自分の使用例(産業機械製品用の高温状態で回転・遠心応力がかかるスペシャル使用ですが)においても耐熱は公称140℃程度。
ニトリルの性能にもよりますが、80℃以降から劣化や軟性化が著しくなり、連続使用には不向きとされます。樹脂の性能を把握するのが最低必須条件。

(2)防水性
よく飽和潜水・・・と話が出ますが、これは水中下でのダイバーが減圧や深海対応の為酸素と共にN2ガス(窒素ガス)を使います。この際呼吸で放出されたN2ガスは水(液体)状態よりも分子が小さい事から、リュウズやパッキンから侵入します。
そこで深海から浮上の際の圧力変動で内圧が極端に上昇し爆発するようになります(よく深海魚吊り上げると魚は膨らんでいたり目が飛び出るのと一緒)。それに対応する手段として、
・N2放出のエスケープバルブ(ロレックス他)
・完全気密でシャットアウト(SEIKO・sinn他)
に分かれます。この時、今回の使用条件では飽和水蒸気なので中に水分が入ると一発アウトですよネ。それで防水時計と言っても完全気密性でなけれがサウナの条件では使用不可となります。よって完全気密が必須。

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こうしてくると、一般の飽和潜水用ダイバーの殆どは?カタログスペックからの構造や仕様評価だけでも恐らく不可と想定します(SEIKOやロレックス等)。もちろん、いつもお話していますが、本来の保証性能はメーカーしかわからない(それ以外は当事者が運よく”壊れなかった”という経験値のみで恒久的確証は無い)

また、私もΩのspeedmasterは使用してますが(実質5thと2ndのアンティークでNASAでは既に公認済みの時代)、宇宙環境に”飽和水蒸気”の項目が無いはず(誤っていたらすみませんが以前何かで確認してました)。要は水より小さい飽和水蒸気状態の様な環境の気密性の必要性が含まれてないスペック。
基本民間も公的も同一仕様だったと思います(それをネタに打ってる節もあります)
耐熱性はあっても防水性が低いのはそのため。実際防水性の根底は地球到着の水深の関係とも言われている。耐熱温度時間も限られているのでこの点は時計が壊れるかどうか?も含めた許容限界時間なので、恒久仕様として満足化?はメーカー確認される方が確実です(恐らく長時間や度重なる使用はなおさらお断りで評価も出来ないでしょう。使用環境ありきですし、当然壊れても常にスペアも彼ら持っているでしょうから)

他社でも1000mダイバー等が多々あるようですが・・・基本ダイバーの使用環境のMax温度とサウナでは耐熱温度管理の関係から全然想定が違います。
しかしながらSEIKOのような気密に重点とするための特殊パッキンは秀悦と思います。
(基礎は1975年モデル。気密性での飽和潜水の世界屈指の耐深度防水性能を作り上げた。ロレックスと違い、絶対外部の混入を避ける素晴らしい構造・・・主観ですがヤッパリ日本人らしいスゴイな~頭固そうですけど愚直でネ)

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よって本題から求める必須条件は、仮に貴方がメーカーへスペシャルオーダーや確認をされるにしても必要な項目が以下では・・・
(1)ムーブメントが100℃クラスの環境下でも正常に動く構造及び潤滑油が得られる事
(2)(1)条件でかつ、飽和水蒸気等に対し完全気密で外部からの侵入が一切ない事。パッキン類の耐熱性含めて。
(3)外装(ケース)やブレス(もしくはバンド)の耐熱性や熱変形、その他全般における熱による劣化と使用許容時間や恒久的使用の可否。メンテナンスの可否やギャランティ(保証)の確約や確認。
(4)高温のサウナなどの環境下(特殊な薬品や雰囲気等で)での腐食の影響が出ない材質(一応、ブレスもしくはゴムバンドやそれを止めるピン類は常時交換を前提として)

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じゃ何?ある?となります。それで耐熱温度として大丈夫?は仮の想定で100℃ならば恐らく皆無ではと思います(私の拙い範囲程度です)

そこで、カタログ上でしか今判断つかない(どの様なメーカーでも確認は必須条件)中で・・・拙い知見ですが恐らくと思いつくのが80℃公称使用条件可能(カタログ値ですが)として・・・

☆Sinn T1(EZM14)
http://www.sinn-japan.jp/t1.html

簡単なスペック(抜粋)
【ムーブメント】
・ソプロードA10-2A(自動巻/25石/28,800振動)
・-45℃から+80℃までの気温での精度保証
【ケース・ベルト】
・ケース:チタン
・ベルト:シリコン
・風防:サファイアガラス
・特殊結合方式と安全システム搭載の逆回転防止ベゼル(テギメント加工で1200ビッカース)
・リューズ:ねじ込み式
・裏蓋:チタン、ねじ込み式
・防水性能:100気圧防水
・ドライカプセルを組み込んだ除湿機構
・放電腐食防止のプロテクトガス

ここでは明記されてませんが、このメーカーの潤滑油も特殊で、このOILを使用の際はDIN規格で-45℃、+80℃での現品確認もされています。
OIL-66-228
http://www.sinn-japan.jp/tec.html
(OIL自体の性能保証は-66℃~+228℃(DIN規格))

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多分、ダイバーだけなら他に潜水深度の耐圧が高いモデルはあるはずですが、周囲耐熱温度と耐気密(密閉)の構造も含め強いのは思うにこちらかと。耐熱性がある事、気圧は地上の一般ですが、気密性のレベルが高い事です。

基本サウナでの入室で腕時計を禁止するのは、発熱による火傷なのですが、金属であれば本体でもブレスでもなりやすい傾向ですので、根本的な利用としてはナンセンスの筈です(ご質問は過酷環境の条件での使用可否でありご自身の使用目的ではないと勝手ながら拝察しました。短時間とはいえ場合によって危険と思われるので。愚例ですが自分のジムも持ちいれ不可)

尚、SEIKOやΩ、ロレックス、Sinn他いろいろメーカーがあります。カタログスペックとは別に製品保証対象からは外れるけど、許容作動限界(温度や使用時間等)の知見が得られるかもしれないので、適宜メーカーへ詳細を確認されるのが正確かつ早さも一番です(保証対象や使用可否の判断は最終的にメーカーでしか正論と回答は出ない。それ以外は常に個人の”自己評価と自己責任”)

長文乱文の愚答ですが、参考になれれば幸いです。
m(__)m
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http://www.watch-tanaka.com/seiko/SBDX001/
【SEIKOマリンマスター】

補足質問を頂戴しましたが、購入予算が不明なので無理のない程度の価格でウンタンバンドも付属してる機械式の飽和潜水用ダイバーズウォッチなら、SEIKOのマリンマスター・プロフェッショナルSBDX001あたりが無難でしょう。
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こんにちは。



飽和潜水用のダイバーズウォッチなら、価格に関わらず機械式の腕時計でも防水性が高いのでサウナや入浴程度なら余裕で耐えます。

但し、100℃を超える室温のサウナではメタルバンドの腕時計ではバンドが熱くなり過ぎて人間のほうが熱くて耐えられなくなるでしょう。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
飽和潜水用ですか、調べてみます。
出来れば、メーカーや名前も教えてくれるとありがたいです。

補足日時:2014/06/03 10:22
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オメガのスピードマスター



民間向けがその通りとは限りませんが、NASAが行った耐久試験では、
93度で30分、71度~-18度の温度変化試験15回など、過酷な試験に耐え抜いて、宇宙に行っています。
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