Ubuntu自体のマウススクロール量変更

Ubuntu自体のマウススクロール量を変更したいと思っているのですが、Firefoxなどで
about:configの「mousewheel.with_alt.delta_multiplier_y」の整数値を変更して、再起動しても、
Firefoxでのスクロール量は反映されるのですが、システム自体は変更されません。
以前、アップデート前(13.10～14.04)にマウススクロール量を変更したことがあり、その時は、きちんと反映されていました。
Ubuntuでマインクラフトをしようと思い、アイテムスロットをマウススクロールで変更しようとしても、２スロットぐらい飛ばされてしまいます。
マインクラフトの設定でも変更できないかと試みましたが、どこを探しても見つかりませんでした。
Ubuntuのシステム設定でも、見つからなかったので、多分Firefoxがスクロール量を調整しているのではないかと考えています。

変更方法のご教授をお願いいたします。

No.1 回答者： vaidurya 回答日時： 2014/07/23 22:55

まず、このカテゴリーだと、Linux特有の質問に

充分な知識を持っている人が目にする可能性が低いです。
(私は24時間以上前に見ていますが、充分な知識は持っていません)


次に、about:configはFirefoxの設定ですから、これの設定が
他のソフトやOS自体に反映されるなら、それは機能的に不便なものです。

実際に、そういうことがおきるかどうかは知りません。
スクロール量を調整する必要を感じたことがありませんし…

ですから、改良されて、反映しなくなったのであれば
反映するように設定できる可能性があります。


そして、OS自体の設定は
http://kaede.blog.abk.nu/201011
こういったサイトがヒントになるかもしれません。

ただし、これをヒントとして活かすためには
予備知識がいろいろと必要で、Linuxに慣れていない人には無理かもしれません。

Linux系OSでは、非常にさまざまなGUIが利用可能ですが
基礎部分は、一般的にはX.OrgというX Window System実装が使われています。
(Androidや組み込み機器等ではX Window Systemが使われていません)
X Window System自体は1980年代なかばに生まれ
1990年代なかばから、現在までに大きな変革は無かったと記憶しています。

多様なGUIは、Xの、その上で動くため、GUI上に用意された
設定ツールは、Xの設定を変更しますが
X自体にある機能が、GUI上で設定ツールから変更できない場合もあるわけです。

私自身は、常用がKubuntu相当で、あとはXubuntu,Lubuntuくらいしか使わないので
UbuntuやUbuntu Gnomeの設定ツールは把握していません。
Ubuntu Tweak Toolのようなツールに項目があるのかもしれませんし
それ以外のどこかにあるのかもしれません。


で、前述サイトの記事ですが
/usr/share/X11/xorg.conf.d/20-trackpoint.conf
というファイルは
/usr/share/X11/xorg.conf.d/
ディレクトリーに置かれた設定ファイルで
20-trackpoint.conf
というファイルは、たぶん任意の名称で作成できます。

これは、GUIごとに違う設定ではなく
X Window Systemの設定を記述する方法で…
太古にはxorg.confといった設定ファイルの一部として書いていましたが
現在では、自動認識が進み、特殊な設定変更以外では不要となっています。
(がゆえに、昔の手段を、そのまま模倣することができません)

例はトラックポイントでの設定ですが、他のスクロール機能でも
根本的には同様に設定することができるはずです。


ディレクトリーには既に他のデバイスのためのファイルが入っているかもしれません。

その中に、マウスのための設定ファイルが無いなら、作るべきですが
その名称をどう付けるべきかは私は知りません。
正確な仕組みを調べたこともありません。なんとなくで使えているので。

$ grep Identifier /usr/share/X11/xorg.conf.d/*

で、XOrgにおける、識別子Identifierの一覧が出せるので
この中に、目的のものがあればいいのですが…
うちは、マウスを使わないせいもあるのか、そんなファイルが無いようです。
一般的に一つ目のマウスの識別子はmouse0です。
(もともとマウスのためのファイルは生成されないのが普通なのかもしれません)

トラックポイントの場合は、物理的にスクロールウィールが無いので
設定ファイルが複雑になっているので、そのまま模倣しても
ウィール付きマウス用の設定としては不適切なはずです。
(それでおきる現象はなんとなくイメージできますが、それ通りだとしたら不便なはずです)

肝心なのは
〉 # 1ノッチに対応するカーソル移動量?
〉 Option "EmulateIntrtia" "50"
ですから、これを含めた、最小構成の設定ファイルで行けるはずです。
(#はコメントアウトを意味し、行頭に#がある行は無くても動作はします)

なお、設定を書き換えた場合は、OSごと再起動するのが確実です。
探せば、それ以外の方法もありますけど、割愛します。


でも、どこか、もっといい場所で相談するほうが確実かもしれません。
たとえば、Ubuntu Japanese Teamのようなサイトもありますし
このサイトでも、Linux系OSのカテゴリーがあります。