世界遺産に登録されるということはどんな意味、意義があるの？

世界遺産に登録されたり、勧告されたりすると、そのエリア関係の人たちは大喜びします。名誉なことであることはわかりますが、何がどのようになるから喜ばしいのか、いまいち理解できません。たとえば、ご褒美に何かもらえるということであれば、わかりやすいのですが、そういうことでもないようですし。恥ずかしながら、人に訊けないので、どなたか教えていただけませんか？

No.5 ベストアンサー 回答者： trajaa 回答日時： 2015/05/15 13:49

この前聞いた話では、

石見銀山の場合、最近は登録前よりも減少しているらしいけど・・・・

登録後二三年の間は確かに大手旅行代理店などが積極的にツアー商品を組んだりして団体客が増える
しかし、二度三度というリピータが多数生まれるような場所で無い限り数年も経つとツアー商品が無くなる
団体ツアーが無くなると、観光客数は一気に減少する

登録後も着実に増えているのは
・元々が埋もれた観光地だった
・交通の便が良く、個人客がコンスタントに確保出来る
・遺産に依存せず新しい観光資源を生み出す地元の工夫がある
など、条件が揃っている場所だけ


結局は、たとえ一時でも観光客が増えればその先もなんとかなるのでは、と言う希望的観測と
登録によって箔を付ける何とか協会、登録に寄与して功績にしたい首長との打算と
登録によって、道路整備とか環境整備が進むという住民の期待と
そういう諸々の思惑の結果

この回答へのお礼

至れり尽くせりの具体例が豊富で、なるほどね！という気分になりました。さすがです。ご回答感謝します。

お礼日時：2015/05/16 12:19

No.6 回答者： trajaa 回答日時： 2015/05/15 14:01

もう少し石見銀山ネタ

現状が増えたのか減ったのかは、どの時点を基点と考えるかでかなり違ってくる模様
H19年に登録されたが、H17～H18頃から観光客が急増している

登録時点から比べると２～３割の減少
ピーク時から比べると半減
登録の話が出る前と思われる平成十年代の前半から比べると３～４割増し

全国的に見たら無名レベルの状態だった20年前からすれば、増加しているので観光地としてはプラスなのかも知れない
でもピークは数年ほどしか持続しない
そのピークを当て込んでまた箱物を作ったりすると、長期的には過大な負担になりかねない
短期的な利益だけでない展望があれば良いんだが

No.4 回答者： papabeatles 回答日時： 2015/05/15 11:37

必ずバスツアーのコースになりますので観光客が増えます。

またその管理は国や自治体の費用になりますので保存の上からも都合が良いと思います。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。そういうこともあるんですものね。わかりました。

お礼日時：2015/05/16 12:21

No.3 回答者： EFA15EL 回答日時： 2015/05/15 10:13

ちなみに名前が出てたので追記。

石見銀山の場合、登録後にブームが起きて観光客が2倍以上に増加。
２〜３年してブームが沈静化したあとでも登録前と比べると30%ほど上昇したままです。
現地としては充分な効果といえるでしょう。

No.2 回答者： EFA15EL 回答日時： 2015/05/15 10:07

一番はやはり名誉ですね。

人類が後世に残すべき文化（自然）遺産であると国際的に認められたわけですから。
そして実益の一番は観光客の増加です。世界遺産に登録されると国内外から多数の観光客が押し寄せます。
特に国際的な権威に弱い日本人は影響されやすいですね。

その設立主旨からして、遺産保全のための各種支援（費用、技術など）は得られますが、
それで儲かることはありません。
あくまで保全は政府〜自治体が行います。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。わかりました。

お礼日時：2015/05/16 12:28

No.1 回答者： precure-5 回答日時： 2015/05/15 09:56

世界遺産にやっけになってるのは日本だけのような気もしますが。

あんまりメリットもない気もします。石見銀山なんて登録されたところで、別に観光客が増えてるわけではないでしょ？

この回答へのお礼

やっぱり、その程度の「念力」しかないんでしょうね。オリンピックが東京で開催されることになった、というのとはいろんな分野への影響力の差がありすぎますものね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時：2015/05/16 12:15