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共産主義者って差別主義者よりも重い十字架ですよね?

A 回答 (1件)

主義者(ism)という単語をつけると、常にアンチが入ります。

(だから例えば、共産主義と言わず、共産志向とか共産思想くらいがいいのですが)

共産主義というのは、経済的な資本主義に対するアンチになりますので、
十字架というものとは違うと思います。

差別主義のアンチは平等主義になります。

共産主義者が、「革命」の名のもとに、暴力を肯定していた歴史があるので、そういう意味では十字架となります。

共産主義と言っても、一概ではないですが、基本的な理念は「平等」です。

フランス革命では、「博愛」「自由」「平等」の三つの理念により成立しましたが、
共産主義は、このなかでも「平等」を重視します。

差別主義は、ある意味、「自由」を尊重するのでしょう。(差異を肯定する自由)
人間に限らず、宇宙の物質は皆異なっているので、全て平等というのは在り得ないのです。
このようなもともとある自然の差異を肯定するのは、当然であります。
黒人の身体能力が高いのも、自然的な差異なので、黒人、白人と「区別」し「黒人はすごい!」と言えば、それは差別です。

なので、差別という言葉は、必ずしも十字架を背負うものではありません。

但し、差別主義という言葉の裏には、「差別により一方の差異により苦痛を受ける人間がいる」場合は、
悪意の差別として、否定されます。

悪意の差別により、生命の尊厳を亡くした人々の歴史もあるので、そういう意味では十字架となります。
「黒人はすごい!けど、白人はダメだ!」と言えば、それを聞いた白人は嫌な思いとするかもしれません。

歴史的に言えば、虐殺王国の中国では
安史の乱、 モンゴル帝国による金の虐殺は民族差別による虐殺
文化大革命は、徹底した共産主義の主導権争いによる超大量虐殺

どちらが十字架を背負っているとはいいがたいですが、
共産主義の虐殺は、ロシア革命以後、レーニン→スターリンの大粛清に代表し、毛沢東の文化大革命も
共産主義政権による大量虐殺の歴史なので、
世界人口がまだ少なかったころの紀元前から行なわれていた民族差別に比べれば、世界人口が飛躍的に多くなった19世紀以後で割と最近の悲惨な歴史です。
国家や民族の規模にもよります。
カンボジアでは、ポルポトが20世紀後半に、人工の3分の1とも言われる虐殺を行なっています。

一方、差別主義による虐殺はナチスによるユダヤ人虐殺が有名ですが、人種差別による虐殺の歴史は、紀元前から長い年月をかけて修復しているように思います。

単純に差別と言っても、十字架を背負うようなものではありません。

例えば、女性差別として、「女性専用車両」や「女性限定クーポン」を制度化するのも性差別です。
このような差別は、政府が半分以上保有しているJRグループでも行なわれています。
差別は絶対的なものではなく、相対的に平等が確保されているものであれば、国や行政による合理的差別も認められます。
寡婦控除の制度や、母子家庭の手当てもそれに当たりますが、必要に応じて修正されます。

天皇制も、産まれもってして、皇室にならなくてはならないので、差別ですが、相対的平等における合理的差別として認められています。
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