プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私はいつも
着方・・まず頭を出す。それから左腕、右腕を袖から出す。
脱ぎ方・・右腕左腕を脱ぎ、最後に頭を出す。
という方法で着脱をしています。

インポートの服が好きなのですが、一部のインポートのセーター類やサイドファスナーのみのワンピースは上記の着方脱ぎ方では無理のある商品があるのです。
決してサイズが小さいわけでも頭が大きいわけでも太っているわけでもありません。
考えてみると外国人には上着の裾を互い違いに持って(左手は右の裾を、右手は左の裾を)
裏返しに上に引っぱるような脱ぎ方をしている人が多い気がします。(説明が下手で申し訳ないです)
この方法だとメイクが服につきそうで嫌なのですが、インポート服の何着かはそういう脱ぎ方でないと脱げません。
外国と日本では着衣脱衣の仕方が違うのでしょうか?
それとも私の脱衣の仕方がおかしいのでしょうか?
また洋服の着脱方法について図解入りで説明してあるページや本があれば教えてください。(あるのでしょうか・・?)

A 回答 (2件)

今晩は



ヨーロッパブランドのオートクチュールを作っていた針子の話として、参考にしてください。

基本的に、洋服は、立体的に作り、体にフィットさせて、最低必要量の余裕を持って作ります。
立体裁断という言葉を聞いたことが有るとは思いますが。

drifterz さんが、お好みのワンピースは、そのような商品だと、感じました。

全体のシルエットをキープさせるために、最少の着脱の為の仕様(背明きファスナー・脇ファスナー)を作りまので、
よりフィットさせたデザインになれば、着脱は、当然より難しくなります。
そのため、裾から、ひっくり返して、脱がせるのが、一番少量の着脱の仕様(背明きファスナー・脇ファスナーの長さ等)に、なります。
クチュールの場合、特定のお客様のダミーがありますので、ダミーで調整し、ファスナー明き分量を決めますが、
ダミーの着脱も、裾からのひっくり返しです。
『肩を抜いて、下に落とす』方法は、商品を床に落とすことになりますので、取れませんし。

drifterz さんが、インポートの服がお好きな点は、商品が立体的であることのように思いますが、
それであれば、当然、服の着脱は容易でなくなり、外人がやっている方法と同じ方法を取るしか無いわけです。

国内で、プレタ等と称している服ですら、その立体感に関する技量は、言葉では表せません。
必要以上の余裕(⇒遊び)・シルエットを崩す大きな着脱の為の細工・・・・・。

ともあれ、インポート商品でお好みのドレスは、そのような商品ですので、
着脱の際は、商品に、化粧がつかぬよう、スカーフをかぶっていただくしかありません。
洋服の歴史・インポート商品の良さをご理解いただき、セレブ気分で、着脱も楽しんでいただければと思います。

ちなみに、オートクチュールでの最初の仮縫いの時は、お客様との全体の雰囲気をあわせることですが、
その服を着ていただくときのアンダー(ブラ・コルセット・・・)を決めることもやります。
時として、服に合わせて、アンダーを補正することもあります。
仮縫いのたびに、アンダーが替わると、体のシルエットが変わり、仮縫いになりませんので。

自信を持って、セレブ気分で、お着替えされ、ファッションを楽しんでください。

この回答への補足

サイドファスナーのワンピースをバンザイをして被って
着て、脱ぐときもメイクがつかないように腰をかがめながらスカートの裾を持って裏返しに脱いだのですが、慣れないせいもあってすごく間抜けな格好だったので、これであっているのだろうか・・と疑問でした。
いつものやり方で脱ごうとすると腕を脱ぐことがまず無理で断念しました。(シルクだったので破れそうでした・・)

補足日時:2004/07/11 21:35
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
プロの方からのご意見を聞くことができてとても嬉しいです。

シルエット重視だったのですね。
ファスナー等の着脱の為の道具は最小限に抑えてフィットしたラインを完成させているのですね。
確かに着脱は一苦労でしたが、着てしまえばサイズがピッタリでシルエットがとても美しかったです。
お気に入りだけど着脱が大変だから・・と敬遠している服が何着かありますが、この脱ぎ方で合っているのなら自信を持って今度はスカーフを被って挑戦してみます。

お礼日時:2004/07/11 21:39

追加です。



肝心な点が、抜けていました。
着脱の際、先に両肩を内側に抜いてから脱ぐ方法ですと、
【全体のシルエットをキープさせるために、最少の着脱の為の仕様(背明きファスナー・脇ファスナー)で作る】ということに、反します。
たとえば、
仮に、私が、バスト88で有れば、商品の寸法は、バスト位置で、92~94cmくらいで、作ります。

が、内側に肩を抜いて、着脱できる仕様にするとしたら、
バスト位置の高さで、両腕を下ろして両腕を包み込んで、一周した寸法が、必要になります。
多分40cm以上・・135cm位は必要になります。

と言うことは、脇ファスナー+頭が通る寸法の背ファスナーではなく、
上記寸法135cm位が、バスト位置での許容されるほどの明きが、必要になり、
背ファスナーの長さが、バスト位置以下位に長くしないと、いけなくなります。

背中にファスナーが、多分25~30cm必要になります。

これって、コストは上がるし、ファスナーは硬いので、背中のシルエットががすっきり収まりません。

と言うことで、【裾からひっくり返して、脱ぐ方法しか無いワンピース】の仕様とならざるを得ないと言うことです。

先に書いたことを踏まえ、お着替えを、セレブ気分で、スカーフをかぶり、楽しんでください。
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この回答へのお礼

再度ご回答ありがとうございます。
そういう理由があったのですね。
外国製の服はファスナーが日本製の服より短いのはなぜだろうと感じていました。
着脱をしやすく設計するとその分着た時に余計な余りが出てしまうんですね。
日本製だと着脱が大変なものはあまり見かけませんが、それがシルエットを崩してしまっていることもあるのですね。疑問が解消されました。
やはりそういう服を着る時はスカーフ被って頑張るしかないですね。
ファッションのお話が聞けてとても勉強になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2004/07/11 21:46

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