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フェインベルクのピアノ・ソナタ3番の第3楽章の第2主題の和声分析をしていてどうにも突っかかっています。一応自分で分析してみたのですが、ご助力いただけないでしょうか。
(音源は現在捜索中につき用意できていません、すいません)

引用譜1 : http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=6830004105 …
和声分析図:http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=7533504530 …

質問者からの補足コメント

  • すいません、肝心の質問をする前にボタンを押してしまいました。

    質問なのですが、

    4 小節目の和声を 略図の通り、 1-3拍目をそれぞれ、E - G#m7 - G#m7 ととり、4-5拍目をD#m on C, 6拍目をF#7 ととってのですが、このコードでいいのかどうにも自信がありません。とくに2拍目3拍目のC#はG#m7の付加4という理解でよろしいでしょうか? また、4-5拍目は H-dur の ⅱ の和音 の上にⅲの和音(D#m)を乗っけているのかな?と考えたのですが、そのような理解でよろしいでしょうか。正直、コードの把握からして手こずっています。是非、ご教授お願いいたします。

      補足日時:2016/09/07 00:25
  • Tastenkasten さん、取り急ぎお礼をさせてください! フェインベルクの非和声音の使い方見えてきました!! なるほど、ベース音だけ、和声を変更しつつ、上声が繋留されているのですね!
    また、フェインベルクの場合、非和声音が対旋律化されている、という点が一つのポイントと考えられそうですね(もっともそれはフェインベルクの専売特許というわけではないかもしれませんが)。
    Tastenkasten さんのアドバイスをもとに早速実際に弾いてみて指と耳で確認してみます!

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/09/09 00:34

A 回答 (3件)

こちらもとりあえず一点だけ。


付加4としているC#は、和声音として解釈する必要はありません。どちらも非和声音で、これを除外して和声分析をしてください。
最後の小節の4-5拍目ですが、そのあとの小節との兼ね合いで分析する必要があります。引用譜ではそこが欠けているので、明日こちらで全曲の楽譜をチェックしてから回答します。
音源のあるサイトは知っているのですが、ロシアのサイトで、著作権の問題がないのかどうか不明なので、前年ながらここにはリンクを貼れません(ほぼ、全作品の録音があります)。
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この回答へのお礼

Tastenkastensan, ご無沙汰しております。また、教えをいただくことができて嬉しです。
音源についてなのですが、演奏者の著作隣接権の問題で勝手にアップはできないのかもしれないですね。ロシアのサイト、面白そうなので、時間を見つけて探してみたいと思います。

お礼日時:2016/09/07 10:12

(誤)前年ながら


   ↓
   残念ながら

ちょっとあわてました。
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4小節目の分析ですが、要約譜を拝見すると、Eの音を和声音と取っていらっしゃいます。

2回出てくるE音はどちらも経過音です。

F#→(E)→D#

2回出てくるC#も、回答No.1に書いたように非和声音なので、付加6として和声音に取り込んで分析する必要はありません。最初のC#は、経過音といっても行き先が不明に見えますが、本来はH音に進むものです。H音を避けてF#音へ跳んだ理由の一つは、H音へ進行すると、その拍で同時に弾かれる音がH+H+D#+A#となって痩せた響きになってしまい、F#+H+D#+A#と4音そろえた方が和声的に響きが充実するからです。もう一つの理由は、最上声のメロディーと中音域の4分音符+8分音符のパターンの対旋律の対位法的関係と線の流れが、H音よりもF#音を取った方が良好だからです。2番目のC#音は、4拍目のD#への倚音になっています。
3拍目にすでにA#音が出てくるので、この小節の最初からH-durへの転調が始まっているとみなせます。1~3拍目は一つの和音で、A#をG#への倚音と取るならH-durのVI7、A#を和声音と取るならVI9となります。4~6拍目にかけても和声は変わっていないと考えるべきですが、何の和音かというのが問題になります。フェインベルクはスクリャービンから大きな影響を受けていますが、スクリャービンに多く見られ、フェインベルクも多用している手法に、低音部が先に解決して上声部は残る、というものがあります。形としては一種の保続音のようなものです。V7からIへ解決するときなどに、低音部はIの基音と第5音という5度音程の二つの音が鳴るにもかかわらず、その上でV7の和声がまだ残っている、という形です。従来の日本の和声の分析法なら、下の2音を保続音として、その上の和音を別に偶成和音のように表記することになるでしょう。この小節の4~6拍の場合は、低いC#とG#はH-durのIIの和音に含まれる二つの音で、その上に、1~3拍目のVI9に含まれるD#、F#、A#の三音が引き伸ばされ残った状態(つまり三重の繋留音)と考え、すべての音を含む一つの和音(13の和音)と分析するのは適切ではないと思います。そして、A#は次の小節でHへ解決し、D#とF#はそれぞれEとC#へ解決すると解釈できます。和声記号での分析は、なるべく簡潔におさめた方が音楽の見通しがしやすくなります。
「どうにも非和声音を伴う和声の把握が苦手で」の回答画像3
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

解答ありがとうございました。スクリャービン、ならびにフェインベルクの非和声音の扱い方、大変理解が進みました。
 アドバイスをもとに、スクリャービンやフェインベルクのこのソナタを再度見直してみましたが、低音部と(繋留されている)上声の響きがいたるところに見られますね。実は、以前ラヴェル等のフランス印象派の作品とスクリャービン中期の作品を比較していてどうしてこうも響きが違うのか疑問に思ったことがあります。どちらも7thや9thあるいは付加6などを良く使っているのは共通しているのに、なぜ一方はフランスっぽく聞こえ、他方はロシアっぽいのか、疑問に思っていたのですが、謎が一つ溶けたような気がします。
 あと、補足コメントでも少し触れましたが、フェインベルクはどうも非和声音を(対)旋律化することを意識的にやっているような気がします(特に1番のソナタ)。ここら辺は彼の作品の一つの特徴なのかな、と思いました。もしかしたら、その辺なども次回意見伺うことがあるかもしれませんが、その折よろしくお願いします。

お礼日時:2016/09/10 00:30

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