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有事の際にデマ情報が横行?その見分け方と対処法を専門家に聞いた!

有事の際にデマ情報が横行?その見分け方と対処法を専門家に聞いた!新型コロナウイルス感染症の大流行に伴い、マスクに続いて紙製品が品薄状態になった。「教えて!goo」にも、「なぜティッシュが品薄状態なのですか?」と質問が寄せられていた。その理由は「紙製品はマスク同様の原料を使用しているため生産がストップする」というデマ情報により品薄になったものだが、日本中はいまだ混乱の渦中にある。かつて、東日本大震災のときも「地震で流れたデマ情報、その見分け方は?」という記事を公開したが、有事の際にデマ情報を発信する人の心理とはどのようなものなのか? そしてそれを信じてしまう人の心理とは? そこで今回は、心理学がご専門の横山人美さんに話を聞いてみた。

■発信者の心理やリスク


横山さんは、人が心理的に広めたいと思う情報について教えてくれた。

「主に、『自己表現』『有益な情報』『感情を刺激する情報』『危機的な情報』ですね。先の2種は主に、自分を知ってほしいという“承認欲求”や、仲間として属したいという“所属欲求”、褒められたいという“賞賛獲得欲求”などを満たすために発信します。あとの2種は、自身が喜怒哀楽を刺激された情報や、生命の危険に関わる情報を第三者と分かち合い、同調を得ることなどを目的に広めたいと思うものです」(横山さん)

今回のデマ情報は主に、「危機的な情報」に該当するだろう。

「発信者本人はよかれと思っていても、その危機心理に、“即時に世界中に拡散できる” “消せない” “匿名でも発信源が特定されてしまう”という『SNSの特徴』が相乗し、思いがけない方向と範囲に広まります。世間をパニックに陥れるだけでなく、自身も社会的責任を問われるなど、取り返しのつかない事態になるリスクが考えられます。物理的にも心理的にも切迫した危機的状況下において、ときに人は平常心や常識、節度のある行動を見失う場合があることを忘れないで欲しいです」(横山さん)

誰もが発信源となることができる現代だからこそ、情報のリテラシーについては大人も子どもも再確認が必要だ。

■デマを信じてしまう人の心理


人々が根拠のない噂や思い込みを信じ、「買い占め」などの行動を起こす心理についても聞いてみた。

「先述通り人は危機的状況において、自分の不安を和らげようと第三者に話をしはじめます。それでも不安がおさまらないと次に、『自分の見聞きしたものが全て』と思い込み、普段ならできる論理的、客観的判断ができなくなってしまいます。さらに、自分が正しいことを肯定してくれそうな情報ばかりを集めるようになり、『デマだよ』と言われても、行動が止められなくなってしまいます。このような傾向を心理学では『確証バイアス』といいます」(横山さん)

「確証バイアス」は、仮説や信念を検証する際、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視、または集めようとしない傾向のこと。このような負の連鎖が、デマの拡散や買い占めに拍車をかけているといえそうだ。

■デマ情報に振り回されない方法


情報過多な近年、デマ情報を見極め正しく行動するためには、どのようなことを心がければよいだろうか。

「情報の入手先を1~2カ所に絞ることでしょうか。SNSとの負の相乗効果により人々の心や行動が右往左往する今、最も必要なことは危機に関して正しく情報を読み取る力と正しく恐れることですね」(横山さん)

さまざまな情報に過剰に反応しすぎないよう、確かな情報源を絞り込みたい。さらに、日頃からの「体づくり(健康)」や「思いやり」の重要性を、改めて再認識すべきという。

「特別なことが起きても、日頃から手洗いやうがい、適度な運動を習慣化しておけば、他の力(薬やマスク、除菌シートなど)に頼りすぎなくても大丈夫ですね。そして非常事態でも、常識ある行動や人を思いやる優しい気持ちをひとりひとりが心がけることで、混乱は避けられるはずです」(横山さん)

今回のお話で、デマ情報の見極め方や拡散を防ぐ方法も見えてきたのではないだろうか。だがそれ以前に、自分がデマ情報の発信源とならないよう、良識や判断力、自制心を持つことも大切だ。

●専門家プロフィール:横山 人美
Keep Smiling代表。パーソナリティーコンサルタント、講演・セミナー講師。各種メディア執筆やテレビ出演など多数。前向きな発達障害とのかかわり方を始め、子育てや人間関係の悩みが楽になる心理学を伝えている。

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