
■世界らん展日本大賞が発表
「世界らん展」は、世界各地の蘭が一堂に集まる国際的な園芸展示会。30周年となる今年は、モニュメント「桜蘭」のほかにも、さまざまな蘭で飾られたウェルカムゲート「オーキッド・ゲート2020」の設置や、希少品種の記念特別展示など、趣向を凝らしたさまざまな展示が行われている。
式典には高円宮妃久子さまもご臨席され、「蘭は南極大陸をのぞくすべての大陸に生息しており、世界をつなぐというメッセージが強くあると存じます。この先もいろいろ工夫して参りますので、多くの人に見守っていただければ」とあいさつされ、華やかに幕を開けた。


このあと、世界中から集められた蘭の中から優れた作品を決定する「世界らん展日本大賞」の表彰式も行われた。個別部門の最高賞となる「日本大賞」に選ばれたのは、つくば洋蘭園の太田精一さんが出品した「パフィオペディラム ツクバ スウィート ヒサシ」。このほか、フレグランス部門やディスプレイ部門など、各部門ごとに表彰が行われた。


■受賞作品の展示に加え30周年記念特別展示も!
会場には、「世界らん展日本大賞」受賞作品のほか、30周年記念特別展示として、世界初のカトレア交配種である「ドミニアーナ」の大株の展示や、日本初公開の東洋蘭「韓国春蘭 円紅舌(えんこうぜつ)」をはじめとする希少な蘭の展示なども行われていた。




また、ガーデンデザイナー竹谷仁志さんが手掛けたフラワーガーデン「イロトリドリノ世界」や、いけばな三大流派が競演した作品、美容家のIKKOさんが手掛ける蘭と着物のコラボレーション「IKKOのオーキッドルーム」、多⾁植物を楽しむコーナー「TANIKU FANTASTIC!」、花や緑に囲まれた空間で花をモチーフにしたオリジナルメニューを楽しめるカフェ&バー「FLOWER CAFE & BAR」なども用意されていた。






このほか、メインステージでは、女優の草刈民代さん、IKKOさん、華道家の假屋崎省吾さんら豪華ゲストによるフラワーデモンストレーションや音楽演奏などのスペシャルライブも行われるとのこと。スケジュールなど詳細は公式サイトにて確認してみてほしい。
■イベント情報
世界らん展2020 -花と緑の祭典-会場:東京ドーム
会期:2月14日〜21日
入場料:2,300円(当日券)、1,200円(ナイト当日券)ほか
「世界らん展2020 -花と緑の祭典-」公式ページ