![数年に一度しか手に入らない、超希少な「パクチー蜂蜜」が登場!](http://oshiete.xgoo.jp/_/bucket/oshietegoo/images/watchmain/a/542212912_5b596c55d5593/ORG.jpg)
パクチーといえば、タイをはじめとした東南アジアの生活に欠かせない香草で、日本でもエスニック料理に使われるイメージが強い。だがその原産は意外にも地中海沿岸とされており、古くからヨーロッパをはじめ、世界中で栽培されていた。世界では古代ローマの「博物誌」に記載があるほか、紀元前の医学書にも記録が残っており、古くから料理や薬草として用いられていたことが分かっている。
葉を食することが多いパクチーであるが、実は根や種子を含め余すことなく活用できる万能食材。パクチーの花からは当然蜂蜜も採ることができ、その独特な香りと深いコクから、乳製品との相性が抜群とされている。ヨーロッパでは、ヨーグルトやチーズと一緒に食すことも多い。だが、パクチーの花は繊細で天候に左右されやすく、良質な蜂蜜が手に入るのは数年に1度。そのため、希少価値の高い蜂蜜としても知られているのだ。
しかし、日本ではパクチーの葉の知名度に比べ、蜂蜜はまだ知らない人も多いと思う。かくいう筆者も味わったことがない。一体どんな味なのか気になる。そこで山田養蜂場に問い合わせ、実際に「パクチー蜂蜜」を味見してみることにした。
濃厚な味わいながらもすっきりとした後味が特徴的になっており、実に食べやすい。パクチーの葉が持つ独特の香りや風味は、蜂蜜からはほとんど感じられない。健康や美容に有用とされているフラボノイド(ポリフェノールの一種で、活性酵素を除去する働きを持つ)も豊富に含まれており、確かに乳製品にあわせて食べるのは良いと思った。クラッカーにチーズをのせ、そこにこのパクチー蜂蜜を数滴たらして食べたりもよいだろう。日々の食事に取り入れることで健康に役立てられるといいと思う。
価格は、100g入りが700円(税抜)、200g入りが1,200円(税抜)。
パクチニスト、蜂蜜好き、両方の皆さんにぜひ挑戦いただきたい一品である。