アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

HDLCとPPPの関係がよくわからなくて困ってます。
HDLCが上位層のプロトコルを識別できないので識別できる
PPP等でカプセル化をすると解釈しているのですが
「じゃあHDLCって何のためにあるんだろ?
PPPだけじゃだめなのかな」という疑問がわきました。

どなたか分かる方いらっしゃいましたら分かりやすく説明
していただけたらと思います。
質問の内容の中で間違っているところがあったらすみませんが
指摘してください。よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

こんにちは伊与と申します。


結論としてhappyboysさんが仰る通り、「HDLCは上位レイヤを認識する機能はないのでPPPを用いる」でよいのだと思います。
PPPはHDLCをベースにして端末間がシリアル回線で接続するプロトコルとして開発されたものです。
論点は伝送にどのような機能を求めているのかだと思います。PPPは端末間のデータリンクの設定、全二重通信、複数のプロトコルをサポート、IP上の送受信間のネゴシエート、認証・圧縮・品質監視、などの機能を持っています。HDLCには前出の一部の機能しか実現できません。
HDLCは効率のよいデータ伝送を目指し開発されました。全二重通信、コードインディペンティブ、フレーム連続転送、高度な誤り制御等の特徴を持つので、様々なプロトコルがHDLCをベースとしています。TCPなどもHDLCをベースとした手順と言えます。
その他よく見かけるものは
LLC:イーサネットの論理リンク制御用手順
LAPB:X.25パケット交換網の平衡型伝送制御手順
LAPD:前出のISDNのDチャンネルの呼制御情報転送用手順
LAPM:モデム用転送制御手順
LAPF:フレームリレー網用の伝送制御手順

HDLCとPPPの関係はHDLCは伝送手順としての1つであり、PPPもまたシリアル回線を利用したときの伝送手順の1つです。
HDLCとよぶとき1つの手順としてではなくて、HDLCをベースにしている伝送手順全てが目指す機能を示していると認識したほうが理解しやすいと思います(全二重やコードインディペンティブ、フレーム連続転送)。HDLCは不完全なものなので、HDLCベースの様々なプロトコルが生まれています。

最後にHDLCとPPPが使われる身近なケースを見てみましょう。

インターネット接続におけるISDN回線ダイアルアップ接続のばあい。
各家庭に引き込まれる加入者回線から交換局間(ISDN網内)の通信制御にLAPDが採用されています。
Dチャンネル上でQ.931フレーム(転送モードや伝送能力など細かい呼制御データを設定する)を格納するLAPDフレームのやり取りで、ISDN回線網における接続、呼設定、データ転送、呼解放、回線の切断の動作を制御します。
LAPD設定ではISDN回線網上における回線の確保と相手との呼設定(データリンク)までしか関知しません。

ISDN回線上で接続されたネットワークのゲートウエイへ、ユーザのデータを転送するためPPPを用いることになります。

PPPはHDLCのUIフレームと同じ構造をもっています。PPPはIPを使いデータを転送します。
ISDN回線データリンク上で、PPPは確立されたデータリンク(Bチャンネル)でIPフレームを転送します。
ゲートウエイとの認証をはじめとしたデータ転送におけるネゴシエートをおこないネットワークとのリンク確立します。

閉じたLANのようなネットワークにはPPPは必要ありません。このような場合には、全二重通信、連続フレーム転送、誤り訂正などの伝送の効率化を主目的として、HDLCベースのプロトコルを用いることになります。

見当外れだったら失礼しました。
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この回答へのお礼

すごい詳しく教えていただいてありがとうございます。

>閉じたLANのようなネットワークにはPPPは必要ありません。このような場合には、全二重通信、連続フレーム転送、誤り訂正などの伝送の効率化を主目的として、HDLCベースのプロトコルを用いることになります。

なんかHDLCの一部がみえてきました!
確かにこの場合PPP必要ないですよね。
あっさっきからHDCLってかいてました(笑)みなさんすみません。

でもやっぱりなんか漠然としてます。
フレームフォーマットの中身がよくわからないせいかもしれません。
でもみなさんに相談してよかったです。
前よりだいぶイメージが湧いてきました。

お礼日時:2001/07/11 00:29

ITU-Tによって規格化されたレイヤー2のプロトコルです。


通常はX.25のレイヤー2としてホスト-端末環境で使用
されますが、Ciscoルータでは専用線接続の際にデフォルト
で設定されるようです(私はこれが気持ち悪いので、PPPを
使いますが)。
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この回答へのお礼

シスコルータ同士ではHDCLで違うベンダーとではPPPって
かいてありましたけど実際どうなんでしょうね。
HDCLだけじゃ認証使えませんし。
シスコルータ同士でHDCLを使う利点はPartさんのおかげで
分かりましたが、その中身は僕自身まだ分かってないようです。
うーん。勉強するための方法をみつけないと。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/11 00:07

データリンク層であるPPPは認証機能や圧縮機能があり上位層のTCP/IPなどとリンク・併用が可能。

新プロトコルが出れば追加対応が可能なのも特徴の一つです。Point to Point Protocolの略で、ダイヤルアッププロトコルとしてよく用いられる。

じゃあHDLCは・・・・というと。同じデータリンク層にあり、エラー訂正、データ制御が最も強力と言われるプロトコル。データ転送効率に優れており、高い信頼性があるのが特徴です。High-level Data Link Control procedure(高レベルデータリンクコントロール手順)の略。
(今気づいたけど最初のe-word使って答えている人とほぼ同じですね)

HDCLはとくに信頼度を高めた通信手段で、簡単に言えばPPPより安全に効率よく通信するために用います。

PPPは対応力?が高いので上位層との関係維持などの面での活躍が強く、他のプロトコルとの連携、処理の併用などで威力が発揮されます。

目指している物が違うということです。
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この回答へのお礼

>HDCLはとくに信頼度を高めた通信手段で、簡単に言えばPPPより安全に効率よく通信するために用います。

そうなんですか!てっきりPPPと同じかと思ってました。
HDCLの利点が分からなかったんで助かりました。
なんか胸のつかえがとれたようです。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/10 23:54

> 「じゃあHDLCって何のためにあるんだろ? PPPだけじゃだめなのかな」



PPP を HDLC でするときに限っては、そういう疑問があっても不思議じゃありません。

例えば、門番が立っているゲートを通るときを想像してください。

「ここを通してください。私の身分は、かくかくしかじかですから OK ですよね」
って話しているのが PPP です。

でも、その門番が日本語を話せるとは限りません。場所によっては英語やスペイン語
だったりするんですね。これが HDLC の居るレベルです。

英語は、門番に通してくださいな、って言う以外にも使い道はいっぱいあります。
というよりは、そういう使い方もある、ってだけですよね。
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この回答へのお礼

すごく分かりやすそうな説明していただいてありがとうございました。
・・・でも僕にはチンプンカンプンで。・・・すみません。
でもなんとなく物理層とHDLCの関係と
PPPの認証のことを言ってくださっているのが分かりました。
専門書とかもa-kumaさんのような説明の仕方だったらきっとわかりやすい
でしょうね(笑)またよろしくお願いいたします。

お礼日時:2001/07/10 23:49

うーん上手く説明できないんですがRFCのなかに良い物がありましたので参考にしてみて下さい。



参考URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~hig/ppp/ppp_HDLC.htm …
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この回答へのお礼

日本語のもあったんですね。
助かります。ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/10 23:41

HDLCの用語解説はこちらです。



参考URL:http://www.e-words.ne.jp/view.asp?ID=432
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この回答へのお礼

この用語辞典ははじめて知りました。
今度使いたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/10 23:39

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