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JcomのIPv6接続サービスは(新たなIPv6サービス提供に向けたシステム更改のため)受付終了してるのですが、IPv6接続サービスがあるということを知らなかったので使ってみたことがありませんでした。

Webページを見てみると他社は回線速度向上や回線混雑回避をうたっているのですが Jcomだけ
「本サービスに、インターネットの回線速度向上や回線混雑回避効果はございません。」
と表示されています。
これはIPv6接続と言ってもいろんな種類があると言うことです。

「IPv6 PPPoE」「IPv6 IPoE」「IPv4 over IPv6」

なぜJCOM は効果のない IPv6接続サービスを導入してたのでしょう?

https://cs.myjcom.jp/knowledgeDetail?an=00047777 …

A 回答 (3件)

「従来のIPv4(Internet Protocol version 4)からIPv6(Internet Protocol version 6)に変更すると回線速度向上や回線混雑緩和の効果がある」と宣伝したり謳ったりしている会社があるのは事実ですが、「どうしてそうなるのか」をちゃんと理解していないとIPv6が魔法の様に思えてしまうバカバカしい状態になります。



事の発端は、「ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)」と呼ばれる組織が管理しているIP(Internet Protocol)アドレスですが、インターネットが始まってから使われ続けてきたIP)アドレスが32ビット(2の32乗)で構成されるために約43億通りまで発行出来るものでしたが、インターネットに接続する機器・使用する人口が爆発的に増えてきてしまった事により枯渇してしまう状況に陥った事です。

その状況を打開するための策の一つとして、IPアドレスを新たなモノにして発行できる数を増やす為に128ビット(2の128乗)で構成され約340澗(かん:1澗は1兆×1兆×1兆)といった天文学的数字のIPアドレスが割り当て可能になったIPv6が規格されたのです。

ただし、概念的にはIPv4とIPv6はほぼ同等とはいえ、IPv6はそのままではIPv4と互換性が無いという問題があります。
サーバーやルータ等の接続する機器に対してIPv4と同時にIPv6も割り当ててそれぞれで通信をさせるという方法(デュアルスタック)や、IPv6パケット上にIPv4パケットをカプセル化して通す方法(トンネリング技術)等で回線業者やプロバイダ側でそれなりに負担をしつつ対応をしているのです。

IPv4しか対応出来ていないところも結構ありますので、IPv6を使っていないユーザーはまだかなり多いと思われます。
そうなれば当然ながらIPv6を使っている少数派は回線が混む確率はIPv4しか使っていない多数派よりも低いという状態になりますよね。

回線が混まなければ通信速度が急激に低下する事も少なくなりますから、他社は回線速度向上や回線混雑回避を宣伝したがる訳です。
ただ、IPv6そのものがそういう効果をもたらす訳では無いので・・・J:COMさんが馬鹿正直に「本サービスに、インターネット回線速度向上や回線混雑回避の効果はございません。あらかじめご了承ください。」と注意書きを記している訳なのですよ。

IPv6により通信は古くからあるダイアルアップ接続からの派生であるPPPoE(PPP over Ethernet)接続から、IPoE(IP over Ethernet)接続に変わってきていますので、そういった技術的な点からすれば確かに速度向上や通信品質の安定化はあると言えばあります。

ただ、ICANNによるIPv4の割り当てが終了した現在はIPv6を使った通信は増加傾向にありますので、今後は「IPv6にすれば回線混雑が回避出来る」とは限らなくなるわけですよね。
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>Webページを見てみると他社は回線速度向上や回線混雑回避をうたっているのですが



若干でもあることがあるなら、大きく大げさに書いている方が広告としてはいでしょう
そして、IPv4 over IPv6でIPv6に乗り換えてもらっている方が都合がよい。
IPv4 over IPv6の速度向上の理屈としては、そうなる。でも、IPv6が混雑していたら?まだ利用者が少ないって前提しか記載されていないからね。

>「本サービスに、インターネットの回線速度向上や回線混雑回避効果はございません。」
と表示されています。

馬鹿正直に記載しているだけ。

>なぜJCOM は効果のない IPv6接続サービスを導入してたのでしょう?

IPv4のIPアドレス枯渇しており、その流れで世の中は、IPv6の流れが進んでいます。IPv4とIPv6のネットワークは互換性がありません。ただ、互換性をもたせるために、IPv4とIPv6を同時に接続したり、IPv4 over IPv6を使っている。KDDIは、IPv6を進めている会社の一つですしね。
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ジェーコムってテレビ屋さんですよね。

光ファイバーではなく同軸ケーブルですから。
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