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IP網とは何ですか?
ISPが持っているものですか?
バックボーンとはどう違うのですか?
あとNTTとの関係を教えて下さい。

A 回答 (1件)

編み目のように張り巡らされたインターネットプロトコル(Internet Protocol)の通信網のことをIP網と言います。

広義にはインターネットをIP網とすることもできますし、TCP/IPを利用するネットワークを使う社内の回線をIP網とすることもできます。

インターネットサービスプロバイダの通常は回線もTCP/IP接続を利用していますから、IP網です。

尚、バックボーンはbackboneのことで、背骨や芯柱などを意味するものです。コンピュータ用語では中枢ネットワークを意味し、Core Networkとも呼ばれます。狭義には異なるネットワーク会社毎の接続を支える基幹回線網を指し、広義には社内などで基幹サーバとそれにぶら下がるクライアントの間をつなぐ超高速基幹網などを指します。プロバイダ同士や同じプロバイダ内で地域間を結ぶ回線もバックボーンと呼ばれます。

バックボーンがTCP/IPに準じたものであれば、IP網です。

尚、NTTとは特別関係することはありません。

ただ、NTT関連の接続サービスでは、地域IP網などの言葉がでてくることがあります。上記を読めば、IP網が特別な存在ではないことが分かりますから、IP網そのものが特段NTTに関係する技術ではないということになりますから、あくまでNTTが命名したIP回線のこと(一種のNTT回線のブランド名)として先は読んでください。

NTTでは、自社のインターネット回線サービスブランドであるフレッツシリーズ(ISDN/ADSL/Bフレッツ)において回線収容局の先に、各ISPのインターネットゲートウェイサーバと電話交換を仲介する専用回線が存在します。これは、一定のエリア毎に作られておりそれらを一つに束ねて、契約者毎のプロバイダに通信を仲介するために設けられたものです。
この専用線を地域IP接続網と呼びます。

地域IP接続網はインターネットとは隔離されたNTT内のネットワーク上に構築されており、それを象徴するサービスとして、NTTフレッツ契約者のみがアクセス可能なフレッツスクウェアと呼ばれるコンテンツサービス(現在はほとんど使われていません)が地域IP接続網内に存在します。
フレッツシリーズに契約していないユーザーはフレッツスクウェアにはアクセスできません。

ということです。

最後に箇条書きで書くと、
IP網は、インターネットプロトコルで構築されたネットワークのこと。インターネットも含みます。
ISPが使っているインターネット回線もIP網です。
バックボーンは基幹回線のことです。
NTTは自社のフレッツ接続サービスにおいて電話回線とインターネットに送るデータ通信を分離する時に、地域IP接続網と呼ばれるところを介して、プロバイダのサーバに接続します。
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