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 こんにちは。外人の友達に手塚治虫のことを紹介したいと思っています。漫画の神様と呼ばれていますが、彼が社会に与えた影響として、直接的、間接的にもどのような事があるか、現代漫画のスタイル、また哲学や思想面などの世界観においてはどうか、なぜ漫画やアニメの歴史を振り返る上で欠かせない人物なのか、などなど、よろしければどんな些細なことでも結構ですので、ぜひ教えてください。

 まず自分で思い浮かぶこととしては、単純に、ディズニーのライオンキングはかなり影響を受けていると思います。それから、漫画をこどもだけのものではなく、大人が楽しめるものにした、ということでしょうか。"アドルフに告ぐ"や"陽だまりの樹"を子供のころに読んで切ない気分になったのを覚えています。今は”ブラックジャック”を読んで、彼の人間に対する厳しさや暖かさを感じ、切なくなったりしますが。全体として感じるのは、読者に希望を与える作品が多いかと思われます。

 それからこれは知りたいことのひとつなのですが、押井守や宮崎駿などがつくる現代アニメや、同人誌などのサブカルチャー(俗に言うオタク文化?)にも影響はあったのでしょうか?もしそうだとすると、その影響を受けているマトリックスなどは間接的ですが影響を受けていることにはなるかと思われます。

 お暇なときにでも結構ですので、よろしくお願いします。

A 回答 (11件中1~10件)

日本がロボット研究の先進国になった理由として


からくり人形の伝統や
神ならぬものが人造人間を作ることへの宗教的抵抗がないことと並んで,
手塚治虫の存在が少なからず影響していると言われます。

実際,「鉄腕アトム」のようなロボットを作る夢を実現するために
ロボット工学の道に足を踏み入れたという人がいますし,
ロボットの理念形を共有していることが
日本のロボット研究の強みになっているとも言われます。

参考URL:http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member …
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この回答へのお礼

目からうろこが落ちるような回答、ありがとうございます。確かに日本人の持つロボットのイメージにかなり影響を与えていると思います。

関係ないですが、火の鳥に出てくるロボットに恋する青年の話は、映画、ブレードランナーを思い出させます。またまた話が極端にそれますが、今思い出したんですけど、火の鳥のシリーズで、クローン人間を狩るというストーリーがあったと思うのですが、たしかシュワルツウェネッガー主演の映画でまったく同じようなものがあったと思います。もしかしたら、ハリウッド映画はかなり影響を受けているのかもしれませんね。

お礼日時:2004/11/12 20:19

冒険ルビ


内容は、うさぎの姿をした月世界人が地球に隕石を落とします。
自宅の庭に落ちて来たそれ(ヘルメット)を拾った小学生のルビ夫くんがそれを頭にかぶると、月世界人からのメッセージが聞こえます。
「数々の惑星を滅ぼして来た宇宙生物が、1年後(?)に地球に到達する。それが訪れた惑星は必ず死の星になる。それが来る前に退治に行ってくれないか。そのヘルメットにはいろいろな機能がついているから、それで倒してくれ」という内容。
ヘルメットは2個あったので、担任の先生の娘のクリ子ちゃんと二人で旅に出ます。行く先々でいろいろな惑星を訪れ、その中には宇宙生物に滅ぼされた星もあります。宇宙生物は惑星を覆うほど大きな「なまず」のような体をしていて……
という内容です。結構、台詞なんかも覚えていますが、将来復刊の可能性がないともいえないのでネタバレは控えます。
原稿はなくなっているけれど、国会図書館に掲載誌はあるんじゃないかなあ。下の手塚治虫サイトで、掲載誌は「幼稚園」「小学一年生~二年生」「小学二年生~三年生」になってました。
そういえば、近所のおにいさんは三年生だったから、本格的SFな展開は「小学三年生」だったに違いありません。
小さかったので、「まんが家はみんな、こういうことを普通にやる」と思ってましたが、そんなことができる人は他にいない……

参考URL:http://ja-f.tezuka.co.jp/manga/sakuhin/chronolog …
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この回答へのお礼

冒険ルビですがyahooコミックスでオンラインの立ち読みができました。
http://comics.yahoo.co.jp/10days/tedukaos01/bouk …

皆様、おかげさまでアメリカの人に手塚治虫のことをうまく紹介できましたのでここでお礼申し上げます。ただやはり彼らには手塚漫画は少し難しすぎるようです。特に火の鳥(笑)。

お礼日時:2004/11/21 09:07

追伸


白泉社刊「マンガの神様!追憶手塚治虫先生」という本があります。
(1995年1470円)
これを読めばきっと、手塚先生のことがよくわかると思います。
読んでいないのに、なぜそんなことがわかるのかといいますと、わたしはこの本の著者「鈴木光明」氏のファンだからです。
彼は長年、手塚先生のアシスタントをされていた方だそうです。(今、知りました)彼の著書を持っていますが、とてもわかりやすく書かれる方です。
11月15日、永眠されました。漫画家をやめてからは、長年、後進の指導にあたってこられました。ご冥福をお祈りします。
これも間接的影響のひとつ?と思い投稿いたします。(涙)
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この回答へのお礼

どうも貴重な情報ありがとうございます。

お礼日時:2004/11/17 17:33

きょうは、影響を受けていると思われるアニメ監督についてお答えします。


出崎統さん
虫プロ出身ですから、それはもう……
宝島にエースをねらえ!にあしたのジョー2!
ブラックジャックのOVA(全10話)どれもこれもすごい作品です。
彼独特の止め絵といわれるキメシーンがあるのですが、(ま、これは前にも触れたセル節約の技から生まれたものですが)芸術的です。
「ガンバの冒険」など、今でも根強いファンがいます。
私もそのひとりで、最近「とっとこハム太郎」の映画の監督をされたのですが、彼がふたたびねずみを……と思うだけでときめいたりして……。
とりあえず、彼のブラックジャック(下参照)など、見てみては……って、もう見てますよね。

ちなみに私の一番好きな作品(今までの言動で、とてもファンとは思えないでしょうが)は、現在購読不可能な「冒険ルビ」です。
なんと、この作品は小学館の学習雑誌で連載していたため、3種類あります。(幼稚園・1年生・2年生向けに3種類執筆された)神業ですね……。しかも、それぞれ読者層に合った進行でした。
この作品、原稿紛失とかで、単行本化されていません。
こういう作品こそ、内容を覚えている世代が生きているうちにアニメ化するべきだと思ってますが……。(実は、2年生バージョンは近所の子に見せてもらっていたため、時々読んでいない回があってそれが心残り)

参考URL:http://only-you.mitsukoshi.co.jp/tezuka/PIBA-311 …
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この回答へのお礼

度々ありがとうございます。なるほど、確かにそうだと思います。明日のジョーは単行本でしか読んだことが無いので、機会があればアニメもチェックしてみようと思います。冒険ルピというのは初耳です。よいものがあまり普及しないのは残念ですね。Googleもお手上げのようです。

お礼日時:2004/11/17 18:06

現代アニメへの影響について


毎週放映される連続アニメはなんといっても彼がはじめたわけですし、その時に安く仕事を受けたために現在のアニメーターの基本料金が安くなりました。これは大きい影響です。
制作費を安くあげるために1秒間のセル枚数が日本は世界に比べて少ないです。また、セル枚数を抑えるために、同じセルの使い回しもあたりまえに行われます。(魔女っ子ものの変身シーン、ロボットアニメの合体シーン)どんな状況でも同じシーンを使うため、主人公は滅多に衣装替えをしない。

漫画のコマの断ち切りが世界初かどうかはわかりません。あまり外国の漫画を見た事がないものですから、外国の漫画が断ち切りをやっているかどうかさえ知りません。しかし、手塚さんがはじめた時は誰かのまねをしたわけではないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。この超低下価格につては聞いたことがありました。これは確かにアニメの普及のボトルネックになっているかもしれませんね。

アメコミの歴史を少し調べてみたのですが、ジャングル大帝が始まる前すでにスーパーマンなどは出版されていたようです。機会があれば、当時のアメリカのスタイルでコマの断ち切りを使っていたか見てみたいと思います。

お礼日時:2004/11/17 17:43

現代漫画に与えた影響


有名なところで、「コマの断ち切り」
昔の漫画は、必ず枠線をかいて、それからはみ出すことはありませんでした。それを、紙いっぱいにはみ出して書いて迫力を出す手法は手塚治虫さんが編み出しました。

いまはこれをやらない漫画家はいません。
多用しすぎて、漫画雑誌のページが出ているところが少なくて、目次が役に立たないくらいです。

この回答への補足

ありがとうございます。たしかこのことも”まんが道”で紹介されていましたね。それからこの手法、”コマの断ち切り”は世界で始めてということでよろしいでしょうか?

補足日時:2004/11/14 11:00
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>押井守や宮崎駿などがつくる現代アニメや、同人誌などのサブカルチャー(俗に言うオタク文化?)にも影響はあったのでしょうか?



押井守さんに関してはわかりませんが、宮崎駿さんに関しては、ほとんど影響を受けたとは思えません。
鉄腕アトムが放映された1968年は宮崎駿さんが東映に動画として入社した年です。漫画家としての手塚治虫さんの作品を読んだことはあったと思いますが。
「宮崎駿さんも手塚治虫の影響を受けた」という言葉がほしいかもしれませんが、手塚さんが亡くなったときに彼の功績を賞賛するような言葉は出ていませんでした。そのことから推して知るべしです。
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この回答へのお礼

そうなのですか。参考になりました、ありがとうございます。

皆様にお伺いしますが、宮崎駿さんはとにかく、現代アニメへの影響は特になし、ということでよろしいでしょうか?

お礼日時:2004/11/14 10:58

ストーリーマンガ(物語性のある漫画)という手法を確立したのは手塚治虫だ、となにかで読みました。


手塚治虫によって日本の漫画は「笑うもの」から「読むもの」になったのではないかと思います。

それから、超売れっ子になっても、常に第一線で活躍する漫画家であろうとし、新しい可能性を模索し続けたことも「神様」と呼ばれたゆえんではないかと思います。
晩年、がんに蝕まれ、もう起きていられなくなっても寝床でだましだまし執筆し、最期の言葉は「仕事がしたい。仕事をさせてくれ」だったそうです。
そういう、漫画に対する手塚の情熱、真摯に漫画に取り組む姿勢が、次代の漫画家たちへと受け継がれ、日本の文化として漫画を根付かせていく原動力になったのではないでしょうか。

この回答への補足

なるほど、ありがとうございます。漫画文化の原動力的存在、ということですね。確かに売れっ子になって力が無くなってしまう作家は漫画家に限らず本当に多いですね。しかし、彼をそこまで突き動かせたものは何だったのでしょうか?非常に興味があります。未完の”ファウスト””ルードウィヒ”は読んでいます。これらは病院のベッドで描かれていたのでしょうか?本当に惜しいですね。

それからストーリ漫画に関してですが、それは世界で初めて、ということでよろしいでしょうか?

補足日時:2004/11/14 10:44
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「まんが道」に、手塚治虫の「新宝島」を読んで二人が衝撃を受けるシーンがありますよね。


あれを、たしか藤子不二雄Aが別の本の中でも書いていたんですが、
コマ割りが従来の漫画とは全く違い映像を見るように躍動的だったとか・・・
「従来の漫画」というのは例えば「のらくろ」のようなもので、
規則的なコマ割りと劇のセリフのような言い回し、
今見たら「えんえん続く4コマ漫画」みたいな感じだと思います。

少なくとも漫画の表現技法で言ったら、斬新なコマ割りとテンポのよさが衝撃だったのでは・・・
それは、ディズニーアニメから発想を得て
初めて日本の漫画に手塚治虫がもたらした革命だったんだろうなと思います。
もちろん、洋風な絵のタッチやストーリーの壮大さというか、
お子様向けじゃない読み応えがあっただろうとは思うんですが・・・

あと新聞で「ヒト型のロボットを作ろうとするのは日本人くらいだ、
それはアトムがいたから」と言ってるのを読みました。

この回答への補足

ありがとうございます。そのシーン覚えています。確か二人は、まるで映画みたいだとか言って感動していたような気がします。記憶がかなりあいまいですが。

興味があるのですが、その頃海外のコミックブックも同じように”のらくろ”のような規則的なコマ割りが使用されていたのでしょうか?もしそうだとしたら、世界で初めてその表現技法を編み出したことになりますね。

あと、ドラエモン(一応直立歩行型なので(笑))、マジンガーZ、ガンダムなどはアトムの影響を受けているのでしょうか?これらの漫画もヒト型ロボットの原動力になっていると思うのですが。

補足日時:2004/11/14 10:36
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手塚にあこがれたトキワ荘出身の有名漫画家が多いこと


http://www.tokyo-kurenaidan.com/tokiwaso1.htm
テレビアニメの手法の開発(虫プロにて国内最初のアニメ 「鉄腕アトム」)
作品の分野が多岐に渡って存在する(冒険・動物・ロボット・医療・歴史物)

手塚治虫ランドというHPがあります。手塚氏のプロフィールがあるので参考になるのでは?
http://www.tezuka.co.jp/

この回答への補足

そうですよね、テレビアニメの手法、リミテッドアニメーションは虫プロから始まった、とは聞いたことがあります。確か予算の関係でそうせざる終えなかったんですよね。作品の分野が多いのも納得です。こういった多岐にわたる主題から影響された事象では、どのようなことがあるのでしょうか?

トキワ荘出身以外でも、いろんな漫画家が影響を受けていると聞きます。そうでなくては神とは呼ばれませんよね。藤子不二夫の漫画道は読みました。ここで疑問なのですが、彼らは、手塚氏のどのようなところに影響を受けたのでしょうか?絵のスタイルでしょうか?それとも哲学的な面で影響を受けたのでしょうか?彼が打ち立てた画期的なものとは漫画という娯楽そのものだったのでしょうか、それとも何か別のものがあったのでしょうか?その辺がよくわからないところです。

手塚ランドのHPですが、以前にチェック済みでした。ありがとうございます。

補足日時:2004/11/12 20:29
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