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NHKラジオ講座をメインに勉強してきた者です。

中国語では中級の壁を越えられない人々が多いと聞きます。
正確には、中級に行けない万年初級の人(私)か、中級から出られない人かちょっと定かではないのですが、ある意味中国語は学習範囲が英語などに比べとても広い感じがします。

会話というと巷では溢れるくらい旅行会話系本があります。これをある程度できるよう語彙や文法を勉強しても、中国の子供が読むような本を読もうとすると語彙でも全然追いつかず、また、ピンインと漢字の意味を調べていざ音読をしようとしても、お手本となる音声教材がないと、今ひとつ読み方(ピンインだけでなく、センテンス内のブレスの位置、抑揚の付け方など)がきちんとわからず、またそのような状態で独学でピンインを追っていっても、なんとなく文章がなじめない感じがします。

それで結局音声付の読み物を教材として利用するわけですが、NHKなどではそのような読み物を題材とする講座はかなりレベルが高く(次期応用編もそのようです)、あまりに知らない単語が多すぎると、単語調べをしているうちに嫌になってしまいます。

先日も簡単な中国語で書かれた犬の飼い方を扱った本などを入手したのですが、かなり新出単語が多く手をつけられません。以前このような学習を並行して挫折した経緯があるもので・・・。

外国語は「聞いてわかって初めてちゃんと理解」と言います。中国語講座の私の初めての講師、喜多山幸子先生も番組内で常にそうおっしゃっていました。それはわかるのですが、いつも会話ばかり学習するわけにいかず、早く子供向けの童話など読みたいし、いずれは若者向け雑誌や新聞も読めるようになりたいのですが、その入り口さえも見えてこない感じです。

聞いてわかるのが大前提ですが、読めるようになるにはどのような順序で臨めばよいものでしょうか?

アドバイスよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは。


熱心な学習者ではありませんので、お役に立てるかどうかわかりませんが。
NO.2の方がおっしゃっているように、私も基本的に、音読と読解の勉強は別にした方がよいと思います。

読解の方は、日本人は漢字に慣れているせいもあってか、文法を押さえてボキャブラリさえ増えれば、自然に読めるようになっていたような気がします。ただ、慣れないとやっぱり量を読むことはできないので、おもしろそうな内容で、短めのものを少しずつ読んでいくのはどうでしょう。HSKなどの読解問題を集中的に勉強してみるとか。留学生だと、毎日新聞を切抜きして精読している人もいました。日本語で読んでも退屈なものは中国語で読んでもおもしろくありませんから、興味のある内容のものを選んでみては。日本人の作家が書いた短めの本を、中国語で読むのも手です。村上春樹、渡辺淳一など、いろいろありますよ。これだと、特に背景理解の必要もありませんのでかなり楽に読めます。

大体読めるようになると、読解速度や、背景を含めた意味をどれだけ把握できるかが重要になってきます。そのためには、量を読むことと、中国の社会や文化をより広く、深く理解することが大事だと思います。それには、中国関連の本を乱読することをお勧めします。一語一句の意味がわかっても、全体の意味は?ということも多々ありますから。漢字という性質も関係しているのかもしれませんが、中国語は単語または文章が抽象的になりがちなようです。その意味をとるためには、やはり、背景理解が非常に大事だと感じている今日この頃です。

中級までだと、テキストの文を集中的に勉強するのが効果的です。そういえば私が留学した学校では、中級になるまで読解の授業はなかったような気がします。

音読が好き、とのことですので、何かの参考になるかもしれません。私の初級~中級の頃の勉強の仕方をお教えしますね。

1.テープを何度か聴く。・・・ここで聞き惚れるのがポイント(笑)同時に、意味をどの程度まで取れるかを確認。
2.とりあえずテキストを読んでみる。・・・どの程度把握できるか確認。
3.もう一度テープを聴いてみる。・・・テキストを読んでも意味がわからなかったのに、テープを聴くとわかることがよくある。
4.辞書を引いて、完全に意味をつかむ。文面だけではなく、背景への理解が深ければ深いほどよい。その後、中国人の先生から文法・単語の説明のほか、いろんな話を聞けるのがベスト。
5.テープについて音読し、100%暗記することはないけどほぼ暗誦できるくらいにする。・・・1.で聞き惚れていると、歌を覚えるように無理なくできる。覚えにくい単語は抽出して集中的に。4.でつかんだ意味や背景を思い出しながら。
6.テープを聴きながら、全文を紙に書き取っていく(聴写)。
7.練習問題をして添削。文法、単語の再度確認。練習問題になっているものは特に大切な内容なので、完璧に押さえる。(6.と7.は逆になってもよい)

実は、私はこれを高級になっても続けていました。これだと、私のような特に語学センスのない者でもできるようになります。

加油!
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
かなり勉強を積まれていますね。
日本の作家の作品を中国語で読むなんてすごいですね。
私もそのうちできるようになるんでしょうか。。
今からはちょっと想像できないほど遠い道のりのような気がします。
長期戦で挑まないといけませんね。

教えていただいた勉強方法は、今私が実践しているものとよく似ています!
今は興味のある講師のラジオ講座を録音したものを使用しているのですが(これならテキストもあるし、別売りCDよりは実際の放送だとちゃんと講義のような形で講師の説明があってよりよいと思うのです)、テープを聴きながらノートに書くという方法は、語彙を確実にするためにも、文の作りを体にしみこませるためにもとても有効だと感じています。書くと不思議と覚えるんですよね。

以前は単語を見て意味がわかり、一応漢字が書けて発音できたらよしとしていたのですが、今は習う漢字はとりあえずピンインまでしっかり正確に書けることを目標としています。これだと検定試験で単語の発音問題が出ても、うろ覚えの消去法の回答でなしに、ピンインで正誤がわかりますし、何にせよきちんと発音する基本になるとあらためて思ったからです。
これから出会う単語(もちろん過去のものも出るたびに)一つ一つきちんとものにすることで、長い道のりではあるとは思うけど、いずれしっかりとした結果に繋がると思います。

>私のような特に語学センスのない者でも・・

いえいえ、基礎的な学習と練習を続けることが一番しっかりとした方法だと思います。でもそれを上級になっても続けておられるということに私はとても触発されました。

一冊の練習帳や、3ヶ月のラジオ講座のテキストをしっかりと全部やり終えた後には充実感がありますよね。
教えていただいたような方法で、地道にがんばってみようと思います。
気が付いたときに以前聞いていたところが簡単に感じるようになったとき、また次の意欲がわいてくることを楽しみにしつつ・・・。

お話ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/22 13:06

単語調べでいやになるとのことですが、最初は教科書自体に新出単語のピンイン・日本語による翻訳、文法の説明が載っている教材を読むべきです。

初級では辞書を引くことよりも語彙数を増やすために単語や文法を覚えることが大切です。生教材は、中・上級レベルになるまで経験をつんだあとでしょう。

それと私の考えですが、読解力をつけたいのであれば、音読はしないことです(黙読のみして、文の内容理解を確かめる練習問題を解く)。するにしても、文の内容を理解した後、最後にすべきで、音読は発声の練習として別に考える必要があると思います。読解の勉強では文の内容の理解が第一でしょう。

中級以上の読解の学習では、精読の練習と、速読の練習があります。精読では、単語をいちいち辞書で調べることからはじめて、修飾語と被修飾語の関係、動詞と補語の関係、指示詞の指示内容のチェックなど、こまかく確認しながら読むことです。
速読の練習では、ざっと読んで大まかな内容を把握する技術(スキミング)、文章の中から必要な情報だけを探し出す技術(スキャニング)を身につけることです。分からない語句があっても文脈から推測したり、接続関係から次の内容を予測する練習などがあります。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
>最初は教科書自体に新出単語のピンイン・日本語による翻訳、文法の説明が載っている教材を読むべき・・・

今新出単語を丁寧に繰り返し学習できるNHK講座の録音MDを利用して学習しています。新出の単語を音つきでとにかく一つでもものにしていけるなら、どんなものでも役に立つのではと思います。この講座も3ヶ月で終わり(この講座がいいと気が付いて録音し出したのが2ヶ月目の途中からだったので、正味3ヶ月分はない)ですが、語彙も増えてとりあえず次のステップにはなると思います。中国語にはどうしても古い題材を扱ったものが多く、そういうものだと興味がうせるので、面白いと感じるものをうまく使っていこうと考えています。

>文の内容の理解が第一・・

理解がないと、音読にしてもリスニングにしても確かに体に入ってこないですね。

私は音読がなぜかとても好きで、英語にしても、もちろん本物には及びませんが、アナウンサーが記事を読むような感じでスラスラと読むことが夢みたいなところがあるのです。大げさに言ってしまうと、私の外国語学習の目的は、その外国語がきれいに聞こえる音でスラスラと流暢に読むためなのかも知れません。
だからどうしても音読にこだわってしまうのです。

でも音読できるということは、同様に、同じものを聞いても全部理解できるということで、それもまた夢です。

特に中国語は、発音のきれいな女性が読むとうっとり聞きほれてしまいます。本当に魅力のある言葉だと思います。

だから、いつかはどんなものを手にしても、だいたい読めてしまうくらいまで頑張って語彙を増やして読めるようになりたいです。

お話参考になります。
ありがとうございます。

お礼日時:2004/12/21 10:29

童話って簡単なようで以外に難しい要素を含んでいます。

日本語で考えても「どんぶらこ」とか「すってんころりん」のような広辞苑にも載っていない単語が頻繁に使われるからです。ですから、かなり難しい日本語を読める外国人も童話には少し手こずるらしいです。童話を読む上で大切なのは 意味よりもイメージを掴むことです。ですから、最初のうちは出来るだけ文章が少ない絵本から始めるのがコツです。

ただ、中国語って微妙ですね。極端な話、リスニングはそっちのけでリーディーング力だけを向上させるのは さほど難しくはないんですが、それだと漢文の延長線になってしまいますよね。

NHKの外国語講座は かなりよく出来ているんですが、
それだけで習得するのは難しいですね。ラジオの場合、入門編から応用編に入る場合、開きがあって
スムーズに移行しにくいことがあります。

私は中国語のレベルは wowmakotanより低いと思いますので 大したアドバイスはできませんが、↓で紹介するサイトに よさそうな教材が幾つかあります。

http://shop.jcbus.com/product.asp?productSort=207

参考URL:http://shop.jcbus.com/product.asp?productSort=207
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この回答へのお礼

いつも回答をありがとうございます。
確かに童話などは文語ですよね。中国語には成語をタイトルとしたお話が数多くありますが、どちらかというと文語体という感じがしてしまいます。もちろん漢字の読みは口語も文語も変わりがないのですが。

教えていただいたサイト参考になります。

語彙を増やしていってだんだんと全体的にバランスよく、もちろん理解もしつつ音読できるようになるプロセスは、一朝一夕ではどうにもならないけど、試行錯誤しながら一つ一つクリアしていくしかないですね。非常に時間のかかる作業です。

私の中国語は本当にたいしたことないです。
音を重視しているcherry77さんの方が上達は確実です。
私もリスニングを怠らないようにがんばって上達させようと思います。
お話とても参考になりました。

お礼日時:2004/12/21 10:18

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