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[し]をである調で使えますか?

[し]という接続詞は話し言葉なのでしょうか?である調で書かれた文章で使えますか?

A 回答 (4件)

「し」に先だって、「話し言葉」と「書き言葉」をどう区別するのですか。

「話し言葉」は音声によるもの、「書き言葉」は文字によるものと考えるべきですが、古い時代に「文語文」と「口語文」を古語と現代語の意味で使い始めて以来、何が話し言葉か書き言葉かをはっきりさせる必要があります。
「し」は「話し言葉」・「書き言葉」と関係なく使われる「接続助詞」で、「接続詞」ではありません。
 『これは必要なものだし、省略はできない。』この文を「文節」に分けると、
  これは/必要な/ものだし/、省略は/できない/。
「し」が接続詞であれば、1文節になるはずです。


デジタル大辞泉  し
[接助]活用語の終止形に付く。

1 前に述べる事柄が、後に述べる事柄と並列的、対比的な関係であることを表す。「御飯も炊ける―、味噌汁も作れる」「成績はよくもない―、悪くもない―といったところだ」
2 前に挙げた事柄を原因・理由として下の事柄に続ける意を表す。から。ので。「身体はじょうぶです―、もっと働けます」「家も近いんだ―、たまには寄れよ」
3 (終助詞的に用いて)一つの事実・条件を言いさし、結論を言外に暗示する意を表す。「旅行はしたいけれども、暇はない―」「せっかく出場させてもエラーはする―」
4 (「…まいし」の形で)相手を軽んじたり、詰問したりする意を表す。「子供のけんかじゃあるまい―」「人ごとではあるまい―、まじめに考えなさい」
[補説]近世以降用いられ、おもに打ち解けた対話に用いられる。

 この説明の、1あるいは3の意味で使われていると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

お礼日時:2020/07/11 18:28

「使える」と確言はできませんが,実際にはしばしば使われていると思います。

特に判決文など裁判の文書で使われているのを見かけます。

例えば https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/235 … ,2ページ目中ほど

ただ,それが目を引くということは,私にとってはである調で「し」を使うことにやや違和感があるということなのだと思います。
まあ裁判の文書の日本語は,そもそも一般的な日本語と乖離している部分も多いとは思いますが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

お礼日時:2020/07/11 18:29

仰ることはよく分かりますが、使いようによっては以下のような文も可能です。



私は教師であるし、あなたは弟子であるしするから、そのような非礼なことはできないのである。
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「し。

」で終わる文は話し言葉です。例えば「そのように終わるのは変である。話し言葉だし。一方で、違う書き方をすれば問題ない」の「話し言葉だし。」という書き方は好ましくありません。こういう場合は例えば「話し言葉だからだ。」とか「その理由のひとつは話し言葉だからだ。」とか「そもそも、それは話し言葉だ。」など、いろいろな言い換えの仕方が考えられます。

一方で、「し」で終わらないなら接続詞として使えます。「そのように終わるのは変である。接続詞を文末に置くべきではないし、話し言葉だからだ。一方で、違う書き方をすれば問題ない」の「ではないし、」は問題ありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

お礼日時:2020/07/11 18:31

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