プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

親が、多発性骨髄腫で、
自家末梢血幹細胞移植をする事になりました。
副作用出る人、出ない人はいますか?
3.4週間の入院らしいです。

記事を見てたら、1ヶ月、2ヶ月入院と書いてありますが、
親は、3.4週間の入院と言われたらしいです。

どうしてでしょうか?

A 回答 (2件)

副作用どころではありません。

大変難しい病気ですし、過酷な治療が待ち受けています。以下長くなりますが説明します。

多発性骨髄腫は血液癌の一種であり、B細胞(Bリンパ球)が形質細胞(抗体産生細胞)となったものが癌化して、増殖している病気です。
異常な形質細胞の骨髄腫細胞が無制限に増殖し、役にたたない異常な抗体(M蛋⽩と呼ぶもの)を大量に作ります。また正常な血液細胞をつくる造血機能が低下し、なぜか骨を壊す破骨細胞の活性化も起こします。
赤血球の生成も抑えられ貧血が起き、免疫機能が落ちることで命にかかわる感染症、また骨の破壊による骨折も起きやすく、腎障害なども併発します。

■自家造血幹細胞移植について
自家造血幹細胞移植という治療は、おおむね65歳以下で感染症や肝障害、腎障害、心臓や肺の機能に問題がなく、大量の化学療法の副作用などに耐えられる患者に行われる過酷な治療です。
先ず、血液にはほとんどない患者の造血幹細胞を採取するため、G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)などを注射し、骨髄から血液中に出てきた造血幹細胞(末梢血幹細胞)を血液成分採取装置(アフェレーシス)を使って採取します。これを凍結保存しておきます。
その後、無菌室や無菌治療室管理が行われている病室において、強い抗がん剤を大量に投与し、癌化した骨髄腫細胞を殺します。もちろん正常な血液細胞も殺されます。
その治療後、凍結保存しておいた造血幹細胞(末梢血幹細胞)を患者に戻し、正常な造血機能の回復を期待するのが造血幹細胞移植です。
【要は、癌化した細胞を大量の抗癌剤で殺し、その後、保存していた造血幹細胞(様々な血球に分化する細胞)を戻す過酷な療法です】
治療後も、残されるであろう骨髄腫細胞を殺すため地固め療法や、経過を見ながら維持療法としての抗癌剤投与も行われ寛解状態の維持を目指します。
・ただ、この様な治療も、完全に治癒させることは難しく、いずれは再発してしまうことも前提としています。再発の場合は同様の治療も検討されます。

●多発性骨髄腫では、私がかかわった30代の女性がおられ、自家造血幹細胞移植の後、ハスミワクチンのK.Mというワクチンをされ、スムーズに治癒が得られたケースがあります。現在も健在です。
ハスワクチンはウイルス発癌の理論から開発された癌治療ワクチンであり30数種のワクチンからなります。様々なウイルス性疾患にもワクチンの種類によりその効果を見ます。
なぜ多発性骨髄腫に効果が得られたのかを考える時、腫瘍ウイルスとして知られるEBウイルスが多発性骨髄腫にも関与していているという研究が見られることから、おそらくEBウイルスが関与する胃癌やバセドウ病などに効果があるK.Mと言うワクチンにその効果を見たと思われます。

以上、参考になれば嬉しく思います。

多発性骨髄腫について解りやすいページ
https://ninlaro.jp/pdf/ninlaro_patients.pdf
EBウイルスの関与
https://www.aichi-med-u.ac.jp/hospital/files/byo …
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/50/6/5 …
「親が、多発性骨髄腫で、 自家末梢血幹細胞」の回答画像2
    • good
    • 0

自家末梢血幹細胞移植の前に、骨髄腫細胞を可能な限り撲滅する


為に大量の抗がん剤を投与する寛解導入療法を行います。

大きな副作用が出現するのは、上述の寛解導入療法を行った後に
なります。(大量の抗がん剤投与による副作用)

造血幹細胞移植(白血球を増やす薬剤による)においての副作用
として出現率の高い物として、腰痛などがあります。

また造血幹細胞を摂取する際に用いる抗凝血剤を用いる事による
低カリウム血症に依る手足末梢の痺れなどが有ります、。

自家末梢血幹細胞移植治療の標準的(一般的)な入院期間は約1
ヶ月程度となります。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!