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Ain' no point callin' on the Loa less you can't get the job done no other way.
less以降がわかりません。
このlessはunlessの省略したものなのでしょうか?
can'tと no other wayと否定語があり、もしlessがunlessなら3つも否定語があることになります。
複雑すぎて意味がわかりません。
どう理解したらいいのでしょうか?

A 回答 (4件)

ご質問文のように否定語が重なる英語は確かにアフリカ系アメリカ人の英語に多いのは事実ですが、アメリカ南部に住む白人の英語にもその傾向があります。

日本の演歌に相当する(と私は感じますが)アメリカのカントリーソング(アメリカ南部が本場)にもそのような英語の歌詞は沢山あります。

さて本題に移りますが最初から順に説明します。

① ain’ (= ain’t) no ~ とあれば、これは二重否定ではなく後ろの no はあくまで否定の強調です。”Ain' no point callin' on the Loa” で「Loaに頼むのは全く意味がない」。

② less (= unless) は学校では 「もし~でなければ = if ~ not ~」というように習いますが、それでは意味がよく取れないことがあります。特にご質問文のように “unless ~ not ~” となっている時です。 ”unless ~” 「もし~でなければ」ではなく「~であれば話しは別だ。」というような感じに受け取ったら意味をすんなり理解できます。

例えば “You cannot become a doctor unless you are not from a poor family” は「医者は無理だね。貧しい家庭の出でないのなら話は別だが。」

③ you can't get the job done no other way. 全体の口調からno other way の no は単なる否定の強調ということが分かります.

④ したがって②、③から”less you can't get the job done no other way.” は「他のどんな方法でもその仕事を済ますことが出来ないのなら話は別だ」

したがって “Ain' no point callin' on the Loa less you can't get the job done no other way.” は「Loaに頼むのは全く意味がない。他のどんな方法でもその仕事を済ますことが出来ないのなら話は別だが」。言い換えれば「他のどんな方法でもその仕事を済ますことが出来ないのなら、Loa に頼むのも(少しは)意味がある」です。

これはNo.1さんの回答「その仕事を他のやり方で仕上げねえ限り、Loa のところに行ったって仕方ねえよ。」とは意味いが違います。
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございます。
unlessが「~であれば話しは別だ。」だととてもわかりやすいです。
unlessとcan'tが否定語として使われていて、no other wayは否定の強調だということですね。
この文はブードゥー教の魔術で治療するのを生業にしている人が、ある人物に呪いをかけてほしいという依頼をされて、年長者に相談に行った時の会話です。
年長者は呪いをかけるのは危険な行為と忠告したので、訳が流れ的にしっくりきます。

お礼日時:2022/11/28 21:35

>Ain' no point callin' on the Loa less you can't get the job done no other way.



先ずこの英文はどこに載っていたものですか。出典を書いてください。
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>>黒人英語では二重否定や三重否定も使われるようですね。



三重否定どころか、実は五重否定でも百重否定でも作ろうと思えば作れます。しかしその場合でも、最初の not, never, neither などの否定語だけを生かして、あとの否定語はすべて消していけば、機械的に標準英語に変わってしまうのですよね。たくさんの否定語をつけた用例を僕が自分で書いてみます。

You ain't never got nothin' at no time nohow no more with nobody at no school.

あくまで上の英文は、僕が勝手に作ったものですが、これに似たような、いくつもの否定語を片っ端からつけたような英語でしゃべりまくる African-Americans たちが小説や映画で盛んに出てきます。上の英語を標準英語に変えてみると、次のようになります。

You haven't ever got anything at any time anyhow (= anyway) any more with anybody at any school.
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この回答へのお礼

基本は最初の否定語を生かして解釈すればいいということですね。
黒人英語の存在を初めて知ったので勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2022/11/28 21:40

>>Ain' no point callin' on the Loa less you can't get the job done no other way.



Loa ってなんのことか知りませんが、標準英語に直すと、次のようになります。

There isn't any point in calling on the Loa unless you can get the job done in any other way.

原文の黒人英語の雰囲気を表すような少しぞんざいな日本語で訳すと、次のような感じ。

「その仕事を他のやり方で仕上げねえ限り、Loa のところに行ったって仕方ねえよ。」

これは Ebonics とか African-American English と呼ばれるものであり、それをきちんと理解できるようになりたければ、次の2冊の本を流し読みでもいいからしてみたらいいです。

(1) エボニクスの英語 アフリカン・アメリカのスラング表現

(2) アフリカン・アメリカン スラング辞典 (改訂版)

この二冊の本は同じ一人の女性が書いたものですが、この話題にきわめて詳しい人で、おそらくは日本人ではアメリカ黒人英語に最も詳しい人だと思います。分厚い本でもないし、難しい本でもないので、英語を本気で勉強しているなら、この2冊は本棚に置いておいて、ときどきパラパラとめくって拾い読みしたらいいと思います。
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この回答へのお礼

確かに黒人同士の会話で出てきた文章です。
黒人英語で検索してみたら特徴についての説明が見つかりました。
黒人英語では二重否定や三重否定も使われるようですね。
否定を強調していると言う感じなのでしょうか。
本までご紹介いただきありがとうございました。

お礼日時:2022/11/28 06:32

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