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英語のidempotentという単語の意味がわかりません。
ICの電気検査に関する文中に出て来て、前後の文章の意味から推察すると
「場合によっては起こることがある」というような意味のようですが・・・
いろんな英和で調べましたがこの単語は載っていませんでした。
正しい意味を御存知の方がおられましたら教えて下さい。
宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

idempotent < idem (同じ) + potent (能力がある)


という語のイメージを念頭において…

まずは、自分自身と2項演算をした結果、演算結果が自分と同じになるような被演算子について、idempotent というようです。
そして、すべての被演算子がidempotentとなるような演算を、また、idempotentな演算、と呼ぶみたいです。

A. A. Albert Mod. Higher Algebra (1938)からの引用

A matrix E is called idempotent if E2 = E.

1967 A. Geddes tr. Dubreil & Dubreil-Jacotin's Lect. Mod. Algebra からの引用:

If every element of E is idempotent, the composition law is called idempotent and E is called an idempotent set.

以上は、OED (Oxford English Dictionary)からの孫引きです。

motinoshinさんが解釈に困っておられる文をしめしていただければ、もっと適切な回答ができるかもしれませんが、上の説明で文脈に合いそうですか?

この回答への補足

わざわざ辞書の引用までしていただいてありがとうございます。でも文脈からは
ちょっと意味がくい違う部分があるようです。英文は
”We will treat the inversion CF and idempotent CF,which are specialized 2-coupling faults.”
以降inversion CFとidempotent CFの
説明が長々と続きますが、そこから先は直訳ではまったく意味をなしません。
もともとメモリーICの不良モードに関する内容で、CFというのはcoupling
fault(結合故障または干渉故障)といい、データ0か1かを覚えておくメモリ
ーセルで、データの書き込みの際によそのセルのデータをも書き換えてしまう
症状をいいます。
(メモリーICの中の何百万個のセルの中のAとBという2つのセルが結合
 (干渉)を起こしていたとして、
 Aのセルのデータを0から1に変更する際にBのデータを
 反転させてしまう症状をinversion CF(反転結合故障)といいます。
 idempotent CFは、本文に添付された図表から想像するに、
 ABが共に0の場合(A,B=0,0)はAが1になる時にBも1に書き換えられるが、
 それ以外の時(0,1、1,0、1,1)はAがどう変化してもBは影響を受けない
 みたいです。)
ぴったりとくる適切な日本語がないのか、あるいは本来idempotentという単語が
この場合にはふさわしくないのかなという気もしてきました。

 
 

補足日時:2001/09/14 13:58
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idempotent の語源は paatje さんのとおりです。

数学用語としては「べき等の」つまり「自乗がそれに等しい, AxA=A」という意味があります。
私は,以前アセンブラ言語を使ったことがあるのですが,専門家ではありません。ただ,morinoshin さんの paatje さんへの回答補足からすると,「1回の動作で反転結合が2回起きる故障」の意味かと推察されます。
つまり,反転結合故障を「Aが0→1 の場合のみ Bが0→1 になる」と定義すると,
「Aが0→1 でも Bは1→0 にはならない」かつ「Aが1→0 の場合は B は変化しない」ということになり,
1回の反転で,(A,B)=(0,0)(0,1)(1,0)(1,1)→(1,1)(1,1)(1,0)(1,1)となり,自動的にもう一度反転が加わると,さらに →(1,1)(1,1)(1,0)(1,1)となります。
日本語訳として「再反転結合故障」「自乗反転結合故障」など考えてみましたが,専門用語としてふさわしいかどうかは分かりません。
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この回答へのお礼

回答をいただいたみなさん、どうもありがとうございました。
どうもドンピシャ当てはまる日本語は見あたらないようですが
idempotentという単語の本来の意味と、今回の文章中で著者が
言おうとしている内容もおかげさまでだいたいわつかめました。
今回は無理に日本語を当てはめずに訳文中もidempotentのままに
して説明文を添えます。皆さんありがとうございました。

お礼日時:2001/09/16 14:03

等冪{idempotent}



あたかも複数回使用されても、一度だけ使用されるかのように作用すること

使い方が難しいですね・・・

こんな使い方があるのかな?
◆idempotent冪等
冪等(idempotent)な操作とは、 その操作を何回繰り返しても、1回だけ実行した時と同じ結果になるもの。

例:

足し算。関数でもある(値の書換えがない、引数だけで結果が決まる)。
位置を指定したファイルの読み込み(pread())
位置を指定したファイルの書き込み(pwrite())
idempotentではない操作
変数を1つ増やす
位置を指定しないファイルの読み込み(Unix stream風read())
位置を指定しないファイルの書き込み(Unix stream風write())
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2001/09/14 13:07

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