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キリスト教についてのサイトを色々見ていたのですが、その時に
「ヘブライ語」という言葉が多数見られました。(発祥地の言葉だからかな?)
また、ギリシャ語も少しありました。
でも、聖書などはラテン語で書かれているんですよね?
いったい、キリスト教での“共通語”は、何語なんでしょうか?

また、これは単純に気になったのですが、
「聖●●協会」や「聖▲▲学園」などといった名前が付けられている
協会や学校がありますが、この●●とか▲▲に入ってる言葉は、何語なんでしょう?
また、どういった言葉が入っていることが多いのでしょう?
以前、「聖マリア学院」というのを見たときは、マリア様のことだろうと思いましたが、
他の名前のときは、ピンときません…(^_^;)

キリスト教について、全く知識がありませんのでご教授願います。

A 回答 (7件)

大雑把に説明したいと思います。



旧約聖書は古代ヘブライ語で書かれ、新約聖書はラテン語で書かれています。

古代ヘブライ語は旧約聖書(ユダヤ教の聖典)の舞台となった地域(現在のイスラエル・パレスチナとその周辺)で用いられていましたが、バビロン捕囚以降は日常語としては衰退していきました(ユダヤ教徒の宗教的な言語として残る)。

その後ローマ帝国の治世にユダヤ教を母体として、ユダヤ教の形式主義者への批判なども交えてキリスト教が新宗教として生まれ、その後広まってローマ帝国の国教となりましたが、その頃ローマ帝国で共通語として用いられていたのはラテン語でしたから、ラテン語へと翻訳・編集されました。

キリスト教はもともとユダヤ教を基盤にして生まれた宗教ですので、ユダヤ教の教えの一部や旧約聖書を受け継いでおり、旧約聖書と新約聖書の両方が教典となっています。それゆえキリスト教にとってヘブライ語も重要なわけです。
キリスト教=ユダヤ教+α(αが結構大きい)
といった所でしょうか。

ちなみにラテン語もその後使われなくなり、現在ではバチカン市国で公用語として使われる他、一部の高位聖職者が使うのみです。

名前については日本語訳の聖書では英語訳を介していないので、殆どヘブライ語・ギリシャ語・ラテン語そのままの読みとなっていますが、施設の名前などはアメリカのプロテスタント系の団体に由来する場合があるので、英語読みの場合も多いと思います。
例えばJoshuaはヘブライ語/ギリシャ語/ラテン語読みでは「ヨシュア」となりますが、英語読みでは「ジョシュア」
jesusはヘブライ語/ギリシャ語/ラテン語読みでは「イェズス」英語では「ジーザス」
Jerusalemはヘブライ語/ギリシャ語/ラテン語読みでは「イェルサレム」英語で「ジェルサレム」
Johannesはヘブライ語/ギリシャ語/ラテン語読みでは「ヨハネ」英語では「ジョン(john)」となります。

ちなみに私の名前もヘブライ語由来で、無理やり読み方を変えてしまうことが出来ます。かなり外国人風になりますw
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

とても詳しい説明で、大変わかりやすかったです。
ヘブライ語・ギリシャ語・ラテン語、全てキリスト教には重要な言語なんですね。
施設に使われている名前もヘブライ語・ギリシャ語・ラテン語が多いんですね!

回答者様のお名前もヘブライ語由来なんですか!何だか、カッコイイですね!
私なんて、和風の名前(しかも普通)なので、ちょっと羨ましいです(笑)

お礼日時:2005/07/07 02:36

簡単に書きます。

聖書はその時々にまた、その国にあわせて翻訳された、また書かれた時代によっても違いがあるため言葉、文字がかわります

●●とか▲▲というのは聖書から抜き出した人の名前
地名など、キリスト教に沿った言葉が入っています
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

施設の名前には、聖人の名前以外にも地名なども使われてるんですね!
参考になりました!

お礼日時:2005/07/07 02:37

 旧約聖書は当初古代ヘブライ語で書かれ、その後七十人訳(創世記~申命記までの「トーラー」の訳に関わった人数が七十人いたことから)によりギリシャ語訳版が著されます。

従って、「旧約聖書」を「ヘブライ聖書」または「ヘブライ教典」とも呼びます。又、ギリシャ語版を「七十人訳聖書」とも呼びます。

 新約聖書は最初の四つの福音書(マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネ)を含み、ほとんどがギリシャ語で書かれており、4~5世紀に聖ヒエロニムスによりラテン語化されています(#3さんの回答参照)。これが「ヴルガータ聖書」です。

 ラテン語は#5さんが云われるように、現在はバチカンで公用語になっている以外はほとんど使われておりません。聖書は新・旧ともそれぞれの国の言語に翻訳されていますから、”共通語”というのは特にないでしょう。
 あえていうなら、一番世界で広く使われている英語版の「欽定訳聖書(King James Bible または Authoraized Version)」でしょう。ただ、これも言葉の解釈の関係からか、原本とは多生意味合いの違う表現があるそうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど、“共通語”というのは、特にないんですね…。
やはり、英語版が多いんですか…。
私もキリスト教について何も知らないくせに、英語で書かれた聖書を何故か持っています(笑)

お礼日時:2005/07/07 02:37

●●や▲▲の部分ですが、これは有名なシスターや使徒の名前でと考えられます。

うちの実家には「聖ウルスラ学院」というキリスト教系の女子高がありますが、この「ウルスラ」さんは確か修道女か何かの類の人だったはずです。

ちなみに京都の北大路沿いにある幼稚園に「復活幼稚園」というところがあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

学校には色んな名前が使われてますよね。
本当にキリスト教には無知なので、「ウルスラ」さんは聞いたこと無いです…有名な人なんでしょうね。

「復活幼稚園」って有名なんですか?
私、この幼稚園の前をよく通るんですが…(笑)この名前、最初に見たときは驚きました。

お礼日時:2005/07/07 02:35

旧約聖書の原典がヘブライ語で書かれていたのは


No.2さんのとおりですが、
新約聖書は元々ギリシャ語で書かれていました。
5世紀頃ラテン語に訳されたものがカトリック教会の
正典として使われ、同教会の権威が高まると共に
それ自体も権威を持つものとみなされるようになりました。
16世紀以降、プロテスタントが盛んになるにつれ、
聖書も各国語に訳されるようになっていきました。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A8% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

新約聖書は元々はギリシャ語なんですね!
これで、ヘブライ、ラテン、ギリシャの3つの言葉が出てきた意味がわかりました!

お礼日時:2005/07/07 02:35

キリスト教はヨーロッパ全域に広がっていくから、フランス人でもドイツ人でもイギリス人でも聖書が読めるように翻訳されていくのではないでしょうか?



宗教の事はさっぱりわかりませんが、高校の世界史で少し、勉強しました・・・。

旧約聖書・・・ユダヤ教・・・イエス=キリストが現れる前
↓   (ユダヤ教の経典が旧約聖書=ヘブライ語)
新約聖書・・・キリスト教・・・イエス=キリストの死後
    (キリスト教の経典が新約聖書=ラテン語)

ユダヤ教≒キリスト教
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私は、高校では日本史を取っていたので、世界史はサッパリです(^_^;)
わかりやすい説明ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/07 02:34

聖なんとか、というのはキリスト教の聖人の名前ですね。


何語であるかは場合にもよりますが、ラテン語名が使われることが多いようです。
参考URLの「人名言語変化対照表」の中には、どこかで見たような名前もあるのではないでしょうか。

参考URL:http://www9.wind.ne.jp/chihiro-t/royal/index.htm
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

参考URLまで紹介していただいて、嬉しいです。
早速見てみましたが、「人名言語変化対照表」面白いですね!
いくつか、見たことのある名前ありました!

お礼日時:2005/07/07 02:33

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