プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

カテゴリはここでいいのか悩みましたがタイトルの通りです。
業務用の輸送に使う缶でもなければ、以前みかけた「乳飲料」の缶飲料ではありません。
「牛乳」の缶飲料を見かけないのは何故でしょう。

「牛乳」という表記を牛乳にしか使えなくなったり、色々指定が厳しくなってますし、もちろん容器に指定があることは予想できますが、それではなぜ缶はいけないんでしょうか。

私は牛乳大好きなので、街中の自販機に牛乳が並んでいるととてもありがたいのですが・・・

缶入り牛乳の存在しない理由の真相、容器指定の理由、もし企業が缶入り牛乳を発売しようとするならばそこに立ちはだかる問題点・・・

ご存知の方いらっしゃいましたらご教授ねがいます。

ちなみに「牛乳」についてに限定します。「加工乳」や「乳飲料」の話は結構です。

A 回答 (6件)

規制の理由そのものが知りたいということですね。



はっきりした情報はなかったのですが、

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/01/txt/s0128-2 …
によると、

「乳等の容器につきましては、ほかの一般の食品と比べて内容物が乳脂肪を含んでいて脂肪分が高い、しかもそれがエマルジョンな状態になっているというようなことから、溶出性については一般の食品よりも留意が必要だと。溶出性が高いということが予想される。従来の乳等省令上の器具容器包装の規格基準も一般の食品の告示の規格基準に比べて、例えば蒸発残留物等々については告示の2分の1というような形で厳し目の基準」と言及されています。

他の乳製品に比べても乳脂肪率の高い牛乳は一段と厳しい基準が求められるということになりますが、これが必然的にコスト高になり、コストと比較して、新しい容器を導入するまでの理由がないと考えられます。


また、国会審議の中でペットボトルについては以下のようなやりとりがなされています。

第162回国会 農林水産委員会 第14号(平成17年5月17日(火曜日))
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html …

「ペットボトルにつきましては、既に清涼飲料水等で使用が認められておりますことから、原則として、牛乳を用いた場合の溶出物の量等に関する試験成績が必要になる」

「多分、乳業メーカーなり容器包装メーカーが、ペットボトルで牛乳を売りたい、自販機のラインアップに加えたいという具体的な要請がまだないために、農林水産省の方でも自分の方からそういう働きかけをするということは控えているんだと思いますが、私は時間の問題だと思います。」

「ペットボトルを牛乳容器として使用することにつきましては、牛乳保管のための温度管理が必要であることから、安全性を確保するのが難しいということと、いま一つは、紙パックに比較いたしまして、倍以上の製造コストがかかるということであります。ただ、この問題は、最近は特殊な牛乳とか特殊な飲料を売るような場合には、値段が特別高いというものが通用しているようでありますから、こちらの方はそれほどひっかかることじゃないのかもしれません。


上と同様の理屈になりますが、メーカ側で規格試験をパスさせるほどの動機がない、と考えることができます。乳飲料に比べると、スーパーなどでの牛乳パックの販売以外の飲料缶程度の少量販売での需要が少なく、容器にコストがかけられないとも考えられます。

ここで、鮫島委員は牛乳の消費拡大のためにどこの自販機でも買えるようにしたい、という趣旨で発言していますので、金属とペットボトルの違いはありますが、ZAZAN の質問の最初の動機と同じような点から質問ですね。


もう1つ、リサイクルの問題もありそうです。これまたペットボトルに関する議論で恐縮ですが、

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/07/txt/s0717-1 …
「ペット容器が乳飲料でありますとかはっ酵乳に認められるということになりますと、これのリサイクルの問題が発生する。容器に乳脂肪、特に脂肪分が問題だというふうに言っているんですが、それが残ったような状態でリサイクルされると、すぐアルカリ洗浄したり水洗浄されればいいんですけれども、それが時間が経つと臭いが残ってしまう。それをリサイクルした場合にできたペット樹脂の中に、そういった臭いが付着をしてしまうという問題がどうもある」

と言及されています。金属缶のリサイクルについても同様のことは言えそうです。

以上をまとめてみると、こんな感じかと思います。

・他飲料より安全性が求められるがために、容器の規制が厳しく、コストが高くなる
・コストを上回るほどの、少量販売での需要がないので、新たに容器基準の試験をパスさせようとメーカーが考えていない
・加えてリサイクルの問題

これだ、と断言できるものがないのですが、複合的なものだと思います。調べてみたところでは、金属缶での販売が不可能というわけではなく、需要があれば可能、という印象を受けました。

なぜ「金属缶」という点に直接答えられる情報がなく恐縮ですが、参考になれば幸いです。

この回答への補足

でもよく考えると油云々の話はもっと脂肪の多そうな缶詰は結構あるわけで(そもそもサラダ油も缶詰ありますし)何故牛乳だけが!?という疑問は残りますねぇ・・・
これ以上言ってても仕方なさそうなので、そろそろ締め切ります、ありがとうございました。

補足日時:2005/08/01 18:07
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この回答へのお礼

こんなに詳しく調べていただき、ありがとうございます。

なるほど納得できました。
金属缶やペットボトルでも試験して安全性が確保できれば製品化できそうですね。

将来的に紙パック専用以外の自販機で牛乳が買える時代も来るかもしれませんね。ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/01 18:05

> 少量販売での需要がない



この点については、データを調べたわけではなく、全くの推測なので、間違っているかもしれません。大きな需要があれば、容器として申請されているだろう、という観点からの推測です。
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おー、それで、No2みたいな乳飲料しかなかったんですね。


というか無理やり乳飲料扱いにしたのかな。

回答じゃなくてすみませんが、私も気になってたので^^;

缶牛乳できたら絶対子供にいいですよ。親も安心。
小さい頃暑い夏にぷはーっと牛乳一気飲みした懐かし派の人から、飲み会前に胃に粘膜を作りたい人から、カルシウムを推奨する親から、とにかくひそかなブームになると思うんだけど。

日本人はカルシウム不足ですからね。
缶牛乳は密閉度のためか1年くらいもつそうですよ。

あー、飲料メーカーの人の目に留まらないかなw
缶の内側にポリエチレン貼るだけなのに。

回答でも何でもないです。。
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「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」という省令で規制されているようです。



日本ミルクコミュニティ株式会社
http://www.megmilk.com/customer/faq1.html#q08

のページによると「牛乳容器内面の素材としては、ガラス、ポリエチレンのみが認められています」とのこと。

以下にも詳しい内容もありました。

乳及び乳製品の規格基準の改正に関する薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会報告について
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/07/s0717-2.html

参考URL:http://www.megmilk.com/customer/faq1.html#q08
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

規制があることはなんとなく分かっていましたが、その規制の根拠がわからないのです。
上のページに缶・ペットボトルの使われない理由に「常温で携行される可能性」とされていますが、紙パックの「常温保存可能品」の「牛乳」が存在する以上、それを根拠とするのには疑問が残ります。

下のページについても缶の項目にはクリームのみと書かれているだけで、牛乳について使えない根拠は見当たりませんでした。缶の内側をポリエチレンでコーティングすることも可能でしょうし、コストや生産性の問題で誰もやらないというような事であれば1製品も見たことがないというのは不思議です。

お礼日時:2005/08/01 16:20

一応、こんなのがあります。



どれもこれも、微妙にまっとうな牛乳じゃないですが^^;

参考URL:http://softdrinks.org/asd0410a/milk.htm

この回答への補足

ありがとうございます。
上に書いた通り私の知りたかった点は「牛乳」に関するもので「乳飲料」に関することではありません。

しかしこのページはなかなか壮観で面白かったです。

補足日時:2005/08/01 16:14
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コストと風味だと思いますね。



缶飲料は、缶のコストが高いんです。
なので250mlと350mlや500mlが同じ値段だったりする。

あと、缶や紙パック自体には匂いがあり、それが移り香として内容物と混ざるから、ビンはやっぱりおいしいと言われているようです。ビンはリサイクルだし。

一応、缶牛乳もまれにあるようですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
缶のコストが高いのは分かりますが、現在市場で見かける飲料はやはり缶が多いように思えます。これはコストをかけてもその利便性から売れるからであって、牛乳でやってもよいかと思います。

そして風味の点でもビンがおいしいと言っても主流は紙パックです。でしたら何故缶はないのでしょうか・・・

缶牛乳は今のところ見たことがありません。

お礼日時:2005/08/01 16:14

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