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最近日経には日本経済は回復傾向にあるが、原因は個人の消費と企業の設備投資と書いてあります。でも企業の設備投資は政府が以前盛んに行っていた公共事業によって経済を活性化させようというのとどこがちがうのかわかりません。両方とも上から下へと金が流れて最終的に個人の消費につながっていくという構図は同じように思えるのですが、違うのですか?もしそうならどこが、どのように違うのかできるだけ詳細に教えてください。

A 回答 (4件)

議論が少し偏っているような気がするため、今ひとつ。



民間設備投資に関しては、基本的に既にお答えになられた通りだと思うのですが、公共投資はその名の通り、基本的に公共の為に使われるものに投資されます。
今までの説明だと、公共投資が無意味なように聞こえるのですが、昨今は公共投資の乗数効果が下がっていることからも分かるように、効果が薄くなっているのですが、戦後公共投資は国民生活の向上に欠かせないものであった事を理解すべきだと思います。
一つ例に取ると、道路や港湾を想像していただければ分かりやすいと思います。今まであぜ道だったような所に道をひく事により、交通の便がよくなる → 企業が工場を建てて経済活動が活発になる → 企業の売上や収益を生み出す。 → 雇用の創出が生まれ、国民の生活が向上する → 国民の消費活動が活発になる → 企業の収益があがり、更なる投資や雇用の創出が生まれる といった好循環が生まれたわけです。
又、国際空港を建設して、都市と空港を高速道路で結んで交通の便を発達させ、物流の発達促すと同時に、国内・海外からの旅行客を増やし、観光業の発展を促す。など等、公共投資が果たした、或いは果たしている役割は非常に大きなものなのです。交通の便が悪いところに産業の発達など望むべきことではないわけでから。

公共投資=悪と考えるのは非常に偏った考えだと思います。問題は、効率よく本当に必要な所に利用されているのかどうかを考えることだと思います。悲しいのは、現在はそうした観点が欠けていることだと思います。
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公共事業は、衰退産業の生命維持というものですから、単に給料払ったらおしまいというものです。

給料はアップしないでしょう。
公務員や政治家に渡って、途中で消える金もありますし。

であれば、公共事業費を、そのまま配っても結果は大差ないのではないでしょうか?

公共事業が金をどぶに捨てると言われるゆえんはそこにあるのです。
無駄な支出が増税を生み、逆に景気にブレーキをかけるのですから。
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この回答へのお礼

丁寧な解説ありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2005/08/04 21:52

公共事業は政府の赤字とセットです。


公共資産が増えて、政府の赤字が増えるということですね。

民間の設備投資は、それによって売り上げが増え、利潤を生み、税収を増やします。

全然別のものです。
公共事業は、基本的には無駄なものをつくりますから、それによって社会の生産性が向上したりということは、見込めません。
単に、公共事業費が、各受注企業の売り上げとなるだけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考になりました。ただ、その受注業者の利益がその業者の新しい資金となり、金を使っての経済の活性化あるいはその企業で働く社員の給与アップにつながって消費の増加による経済回復という結果にはつながらないのでしょうか?そのへんもできれば教えていただきたいです。

お礼日時:2005/08/04 03:14

同じかと思うのですが。


違わなければいけないという前提が暗に見受けられるのですが、
なぜですか。
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