アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

五歳児の子供が、右ひじを完全骨折し手術後二週間が経過しましたが、親指と人差し指が曲がらない(触っても余り感触が無い)ままでおります。医者は神経に傷があるようだが、ギブス除去(後一週間)後検査をして、リハビリか場合によっては手術と今の所言っております。海外在住の為説明を100%把握できず、このまま右手の指が使えなくなってしまうのではないかと夜も眠れず心配しております。アドバイスをお願いします。

A 回答 (7件)

 今朝、時間がなくて誤字脱字だらけの文章を書いてしまいました。


 ごめんなさい。
と言うわけで少し修正致します。
  ・・・・・
 まず、骨折ですが課上骨折でほぼ間違いないでしょう。この骨折は骨折面の断面がわりと狭く、できるだけきちんと戻して(整復して)あげた方が良い骨折です。但し、小児では骨折のつきはかなり良好で、しかも関節の袋(関節包:joint capsule)の外に骨折線があるため肘関節の機能の回復も比較的に良好です。

 手術は骨折部の筋肉を一部骨からはがして、ずれを戻し、2本のKワイヤ(キルシュナー鋼線)で固定したようです。ギプスはシーネ:副木として用いられており、腕を一周して血流障害を防ぐ意味や、それほど厳重な固定を必要としない場合などに実施される方法です。
 
 一番問題な神経麻痺ですが、おそらく「けがで少しばかり傷んでいた正中神経が、手術で骨折のずれを戻す際に、手術道具(筋肉などを優しくよせたりする道具ど)で圧迫されたのが原因で麻痺した」ものと思われます。残念なことですが、しばしばあることかもしれません。
 でもご安心下さい。2週間をへて確実に回復がはじまっています(今朝の状態は良い徴候です)のでほとんど「neuroplaxia」の状態で一部悪くとも「axonotomesis」程度と判断できます。(一般に運動神経は圧迫に対して知覚神経より麻痺しやすいのですが、知覚神経も一部麻痺していますのでやはり一部は「axonotomesis」があると考えた方が良いのかもしれません。この場合、感覚の回復は6ヶ月程度まではかかるかもしれません。)
 あとは時間を待つだけかと考えます。また、基本的にこうした小児の肘関節周囲の骨折では‘リハビリ’はギプス除去後に行わない方が良いことを付け加えさせていただきます(関節の動きは自然に戻りますし、無理に他人が曲げ伸ばしをしますとかえって様々なトラブルをつくる場合があります)。
 ・・・・・・・
 いっぱい間違いだらけでごめんなさい。

 追加ですがhonenodaiku先生の書かれているフォルクマン拘縮は今回は、教えていただいた内容からみて心配ないものと思います(これはもっと受傷後早くに起こりますし、いったん起こると激しい症状のためとても我慢できませんし、もし我慢させるようなことがあればほとんど虐待といっても良いでしょう。

 それでは、本当にお大事に。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

お忙しい中丁寧にご返事くださりありがとうございました。今朝の状態が良い兆候とお聞きしてほっとしております。日本語で説明を頂きすっきりしました。回復の時間を待つというのは、事故や病気後は幸せな事だと感じます。本当にアドバイスありがとうございました。

お礼日時:2005/08/16 03:48

 少し回復してきてまずは良かったですね。


 私は英語しかわからずフランス語を含めてのアドバイスができず、残念です。

 まず、骨折ですが課上骨折でほぼ間違いないでしょう。この骨折は骨折面の断面がわりと狭く、できるだけきちんと戻して(整復して)あげた方良いこっせです。但し、小児では骨折のつきはかなり良好で、しかも関節の袋(関節包:joint capsule)の外に骨折線があるため肘関節の機能の回復も比較的に良好です。

 手術は骨折部の筋肉を一部骨からはがして、ずれを戻し、2本のKワイヤ(キルシュナー鋼線)で固定したようです。ギプスはシーネ:副木として用いられており、腕を一周して血流障害を防ぐ意味や、それほど厳重な固定を必要としない場合などに実施される方法です。
 
 一番問題な神経麻痺ですが、おそらく「けがで少しばかり傷んでいた正中神経が、手術で骨折のずれを戻す際に、手術道具(筋肉などを優しくよせたりする道具ど)で圧迫されたのが原因で麻痺した」ものと思われます。残なんなことですが、しばしば有ることかもしれません。
 でもご安心下さい。2週間をへて確実に回復がはじまっています(今朝の状態は良い徴候です)のでほとんど「neuroplaxia」の状態で一部悪くとも「axonotomesis」程度と判断できます。(一般に運動神経は圧迫に対して知覚神経より麻痺しやすいのですが、知覚神経も一部麻痺していますのでやはり一部は「axonotomesis」があると考えた方が良いのかもしれません。この場合、感覚の回復は6ヶ月程度まではかかるかもしれません。)
 あとは時間を待つだけかと考えます。また、基本的にこうした小児の肘関節周囲の骨折では‘リハビリ’はギプス除去後に行わない方が良いことを付け加えさせていただきます(関節の動きは自然に戻りますし、無理に他人が曲げ伸ばしをしますとかえって様々なトラブルをつくる場合があります)。

 どうぞお大事に。
    • good
    • 1

ここの回答規則に引っ掛かったらしく、私の回答の後半は削除されてしまったようですね。



状態はだいたい判りました。受傷時に骨片によって正中神経が圧排されて麻痺が起こったものと考えています。
受傷時に骨が大きくずれて、神経を圧迫することがあり得ます。
また、尖った骨が神経を傷めている可能性もあり得ますが、完全に切れてしまうことは少ないです。
大きくずれているからこそ、手術をされたのでしょうから、手術によって神経の圧排は解消されたはずなのですが、
強く圧迫されたので回復に時間がかかっているものと思います。
治療の内容そのものにはあまり問題はなさそうです。

もう一つだけお尋ねしますが、指の色、循環はどうでしょうか?
inakanoisya先生も書いておられますように、この骨折はsupracondylar fractureですね。
この骨折の最もおこって欲しくない合併症があるのです。
Volkman拘縮(contracture)と言いまして、
骨折部の先端が神経と動脈を押さえてしまうものです。
これを防ぐために、骨折を元に戻す手術をすることがあります。
今、骨の状態が元に戻っているのでしたら心配無いのですが、
怪我から手術までの時間が長かったら、ちょっと心配です。
怪我をされてからどれ位経って病院にいかれたのか、手術を受けられたのか、
また教えてください。

こちらよりも某ya○○○の掲示板の方が制約が少なく、使いやすいですね。

この回答への補足

何度もアドバイスを頂きありがとうございます。補足情報を記入させて頂くと、指の色3本は残りの二本と変わりないように思います。ただ人差し指と中指(関節は曲がるが感覚はあまり無い)は血のめぐりはありますが、少し冷たいのと、親指は全然曲がらない状態です。それと事故後から今に至るまで痛みはあまり無く、泣いたのは事故直後だけ、痛み止めも手術後とその翌日のみ取りました。怪我は夕方8時、病院へは45分で到着、手術は5時間後1時でした。お忙しい中掛けいたしますが宜しくお願いいたします。

補足日時:2005/08/16 03:49
    • good
    • 0

 honenodaiku先生も書いておられますが、骨折の内容と手術の内容、さらにどの時点からこの麻痺がわかったか、麻痺には時ととも少しも変化がないのか少しは変化があるのか(あればどのように変化したのか)といった点の情報がないとなかなかアドバイスしてさし上げにくいのですが・・・。


 骨折については、honenodaiku先生の書かれているsupracondylar fructure(顆上骨折)がもっとも頻度的には多く、その際の神経損傷の頻度も高いようです。これだったのでしょうか。これだとすると初診時のレントゲンでのずれの程度はどれくらいだったのでしょうか。他にも肘関節内の外顆骨折(latera condylar fructure)や内顆骨折(medial condylar fructure)などの骨折もありますが、これらの場合にはあまり受傷時の神経損傷はかんがえられません。
 手術はレントゲン透視のもとに皮膚から針金(K-wire:キルッシュナー鋼線)を何本かさしただけなのか、皮膚を外側だけあるいは内側と外側の2カ所の切開で手術したのか、その際の固定のための金属にどんなものを用いたのかも知りたいものです。
 できたら、1.骨折の状態、2.手術の内容(ギプスもどんなふうに巻かれているかも含めて)、3.神経麻痺のもう少し詳しい内容と変化に有無とその内容 の3点について補足情報をいただきたいと思います。
 海外におられるとのことですので、もう少しアドバイスをしてさし上げたいと存じます。

この回答への補足

親身にお答えいただきありがとうございます。補足情報をお書きいたします。1.1mほどのすべり台から落下し、手で受けとめよう(手も相当殴打)として肘を骨折(レントゲンでは上下の骨の重なる部分が無く、完全にずれていました)2.手術は外側一箇所の切開で、金属はどんなものかわかりませんが二本針金挿入。ギブスは下の部分が固定され、後は上腕から手のひらまで全体を包帯で巻き吊ってあります。3.麻痺の経過ですが、親指は手術後二週間後の今も、付け根は動きますが先の関節はまがりません。人差し指は術直後は曲がっていたのに、次の日から曲がらなくなっていました。そして中指を含め3本共感覚が鈍い~殆ど無い状態でした。それが事故から昨日までの状態ですが今朝、人差し指の真ん中の関節が曲がりました。先の方はまだ曲がりません。それと親指の感覚が良くなっているようです。まだ曲がりませんが。これは良い兆候でしょうか?素人と言葉の関係で少しあいまいですみませんが、出来る範囲で書かせていただきました。よろしくお願いいたします。

補足日時:2005/08/15 03:36
    • good
    • 0

肘の骨折での正中神経麻痺には二つの原因が考えられます。



一つは骨折した時に、神経が傷つく場合と、手術中に傷つけてしまう場合です。

5歳ですと、怪我した時には痛いばかりで、神経の状態はDrでないと判らないでしょうし、
泣き叫ぶばかりでは判別不可能なこともあります。
でも、通常は神経が切れるのではなく、骨のずれや圧迫によることが多いです。

手術中の損傷ですが、これも切ってしまうことは少ないでしょう。
でも手術操作中に圧迫などがあって、術後に麻痺がおこることもあり得ます。

    • good
    • 1
この回答へのお礼

詳しく説明を頂き(前回も含め)ありがとうございました。今朝人差し指の真ん中の関節が曲がり(指先はまだ)、良い兆候かなあと思っておりますが、親指の変化はあまり無く、手全体の力は戻っては無いようです。今週の診察でギブス除去と検査をすることになっております。日本語でお聞きして仏語のあいまいだった部分が大分解除されとても助かりました。

お礼日時:2005/08/15 04:31

 海外におられて不安なことと思います。


 親指と人差し指が曲がらず、感覚もあまりないとのことから考えて‘正中神経’の一部の麻痺があるようです。正中神経の感覚(知覚)の支配範囲は手のひら側でみると親指(母指)、示指(人差し指)、中指全体と環指(薬指)の親指側半分です。指先の感覚でこの全体の範囲が障害されていれば正中神経の本幹の障害が考えられますし、母指と示指だけであれば正中神経の一部の障害が考えられます。
 神経の損傷は3段階に分けて考えられています。一番ひどいのは1.神経断裂(Neurotomesis)、二番の段階は神経軸索断裂(Axonotomesis)、そして最も軽いのは3.一過性神経伝導障害(Neuroplaxia)の3段階です。
 3番目の軽い障害では2週間ほどで徐々に神経麻痺は回復してきます。2番目の中くらいの障害では時間はかかりますが多くの場合手術することなしに回復が見込めます。ただし、回復までの間に関節の拘縮をつくらないようにすることが必要です。回復に必要な期間は軸索が断裂部を乗り越えて神経端末まで届くのに1日1~2mm程度の
速さと考えて下さい。最も重症な神経断裂の場合は適切な時期に(骨癒合したらできるだけ早く)損傷部位の修復の手術が必要となります。
 小児の肘周囲の骨折の際には、比較的頻繁にこうした神経損傷が起こってしまいます。初診時に何らかの麻痺があり、骨折部の骨片の転位により神経が明らかに挟まれていることが疑われた場合にはすぐに手術を行う場合もありますが、初診の時は幼いお子さんではなかなか麻痺の確認が難しく、完全麻痺以外は診断がどうしても遅れがちになることもやむ得ません。
 お書きになっていらっしゃる内容から判断しますと、現在診療してくれている医師の判断と説明はほぼ妥当なものではないでしょうか。
 骨折の形態がはっきりとしませんので断言できませんが、今は担当医の方針に従い、疑問点は説明を十分に受けるのが良いと考えます。
 最悪の事態でも(正中神経が完全に断裂していても)、神経移植や機能再建術で十分な機能の回復が期待できますので、あともう1週間まって検査を受けてみるのが良いと思われます。
 何もしなくて回復すると良いですね。

この回答への補足

丁寧な回答をありがとうございました。回答を読んでこちらの医者の説明で不に落ちない部分があるのでまたお聞きしてよろしいでしょうか?それは神経の損傷ことで、担当医は「神経の損傷、障害」(lesion)といっていて、神経の損傷の3段階のどれとは説明無く、こちらが聞いてもそれはわからないと答えています。ギブス除去までは何も出来ないと言われています。
又、神経手術はリスクが高く、手術で他の神経を傷つける事もあるので、指二本なら手術をやらないほうが良いと主人も言ったりして・・・。神経手術はそれほどドリスクが高いのでしょうか?
宜しくお願いいたします。

補足日時:2005/08/14 03:42
    • good
    • 0

 大まかな説明しか出来ませんが宜しくお願いします。


 
 この医師の判断としては、骨折を優先的に治しその後、神経を検査して、手術による接合、その後リハビリによる回復、と言う事でしょうか?

 もし神経治療を優先、及び、骨折との同時治療を行う事は、骨折箇所による、神経や骨折箇所周囲へのこれ以上の損傷及び、骨折箇所の変形による接合回避の為に、骨折治療が優先されます。

 また、神経ですが、他の神経が機能していれば、損傷程度絵あることが多いですが、神経の太さによっては、切断されてて、縫合手術する事もあります。

 確か指の場合は、肘でしたら、指の全ての神経が一本になっていると思いますので、損傷程度ではないのでしょうか? ただ、ギブスの期間が期間なので、神経の方もギブス固定時も慎重さが必要です

 私の場合は、親指の神経を切りましたが、手術による縫合で、今は問題なく動きます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。私も神経の損傷程度であれば良いがと願っております。

お礼日時:2005/08/14 04:09

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!