54歳のMAGOmagoです。市の下水道工事が終る来年4月から、築30年の自宅を更新予定です。エコ住宅にしたいと思っていて、最近は暖冷房を太陽熱や地中熱で賄いたいと考えるようになりました。地中熱関連の人からNEDOが補助金を出してくれると聞きました。NEDOの資料によると、住宅メーカー等がNEDOのシステムの公募に提案をしておき、建築主がそのシステムを選択して補助金の交付申請をする方法のようです。そこで、地中熱の年間変化の無い15度前後の熱を利用する方法を考えていますが、これをNEDOに提案してくれる工務店を探したいが、良い方法が分りません。ハウスメーカーでも良いのですが、メーカーさんはそれぞれポリシーを持っているので無理かも知れません。こちらの思いを叶えてくれる工務店の探し方は・・
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
MAGOmagoさん。
今日は。「NEDO」「地熱利用」「冷暖房」で検索しました結果、東京に本社がある『地熱エンジニアリング株式会社』が見つかりました。(URLは下記)
そのHPの「地中熱ヒートポンプ」(GeoHP)に詳しく解説があり、NEDOの補助金の件もきさいされていますが、まだ成案とはなっていない様子です。とにかく設備が大掛かりになり、初期コストが掛かるので日本では未だ民家への適用は一般的ではない様子です。
エコハウスについては私も興味があり、例えば、南 雄三氏のHP
http://www.t3.rim.or.jp/~u-minami/index.shtml
の「教室」を覗いて見てください。
(地熱利用のスーパーエコハウスは出ていませんが、いろいろな観点から、「いい家」の話しが出ています)
また、外断熱の家について一般工務店を探すのであれば、
http://www.matsumi.com/
から鐘化HPへ進み「ソーラーサーキット」メンバーが分かります。以上ご参考まで。
参考URL:http://www.geothermal.co.jp/index.htm
BAA2さん、早速のご回答有難うございました。実は「地熱ENG」さんも、鐘化さんも、他の関連業者もインターネットでHPの資料を取出し、直接カタログを取寄せた所もあります。しかし、私の思っているシステムではないので、何とか私の思いを叶えてくれる工務店を簡単に探せたら・・
地熱関連の業者さんは、殆どコンサルタントで実際に家を建築していません。やはり工務店にシステムを理解させて建築しないと・・ と思った次第です。南雄三氏の「教室」は是非覗いてみたいと思います。歳が歳ですので二度目の失敗は出来ないと、ちょっと気合が入っています。
No.2
- 回答日時:
質問の内容と、No1さんのお礼を拝見して、感心いたしました。
よく勉強されているご様子が伺われ、良い建築柄の意欲が伝わってまいりました。
実は同様の設計依頼が最近あり、システムを考案している最中です。
自己紹介が後になりましたが、私は建築設備の設計を専門に行う建築設備士の資格をもつものです。
このような、エネルギーを効率よく扱う手法を理解している工務店は今のところ探すのは難しいと思います。
私の物件も、建築士がお手上げ状態になって、SOSが発せられて乗り出してゆかざるを得なくなったというのが本当のところです。
では、どのようにして、構想を実現するかというと、プロジェクト体制を作る必要があると思います。
コンサル(設備設計士)と建築設計士、工務店を組み合わせて、「エコ住宅プロジェクトチーム」を作ってはいかがですか。
私どもはこの方法をとろうと思っています。
元受は、建築士にしておいたほうが仕事がスムーズですが、他の業者も施主の分離発注の形にして、すべて同格としておきます。
こうすれば、押し付けによる手抜きの防止や、知識不足の部分を他の業者が補えるように施主が指示を出すことができます。
エコシステムのオーダーメードと考えればよろしいかと思います。
特徴あるビルを建てようとする時はこのような同格プロジェクトの形態をとることがあります。
住宅ではお目にかかったことはありませんが、要は施主のやる気一つだと思います。
まずは、エコ住宅の手腕に実績のある建築士を見つけて、コンサルとすり合わせをしてはいかがですか。
コンサル主体だと、設備のための住宅になってしまう恐れがありますから。
(実は私のプロジェクトも設備のための住宅になりそうで、四苦八苦しています)
中立的な立場の建築士を入れておく必要があると思います。
ついでに確認しておきますが、LCC(ライフサイクルコスト)の視点から見て、環境にやさしいかどうかの検討もお忘れなく。
まとまりのない回答で失礼しました。
rakkiさん ご指導有難うございました。BAA2さんには申訳ないことをしましたが、質問にあまりゴチャゴチャ書いては と思ったことが余計な時間を取らせてしまいました。
実は、私は工場の機械設備の制御のソフトを設計しているので、機械物とか建築の基本的なことは理解できます。その為に、今相談している小さな工務店さんは、私が知り過ぎている為かちょっと「腰が引けている」みたいです。ハウスメーカーは自分所の設計が開発した物を押しつけてきます(失礼・自信を持って説得してくる)ので、中間の工務店が良いのかなとも思ってみたりしています。今相談している工務店さんが私の下書を元に、相当家の設計を進めているみたいなので、今直ぐ他の設計士さんへ変更するのもいかがなものかと・・
家の図面(もちろん外断熱とか壁体内通気とか肝心な事は言って有る)が有る程度出来て、費用を支払ってからのちに変更します。私は岡山県の中心部に住んでいますので、こちらの業者さんはあまり「地中熱」に関する思いが無いのです。オール電化住宅などの便利さにばかり走っています。
限りある地球資源を子の代・孫の代まで残してやる発想はありません。ご指摘頂いたLLCも完璧を望んでいません。そこそこ満足できればいいのです。
エコ住宅に実績のある建築士さんを捜すにはさてどこに・・(協会でも有るのかな?)
No.3
- 回答日時:
建築設計事務所勤務のものです。
いわゆる意匠屋で、rakkiさんほど知識はありませんが、rakkiさんへのお礼を見まして一言。> 今相談している工務店さんが私の下書を元に、
> 相当家の設計を進めているみたいなので、
> 今直ぐ他の設計士さんへ変更するのもいかがなものかと・・
その工務店さんはMAGOmagoさんを逃さない為に設計をしている、いわば営業活動と考えてもらっても良いと思います。施工を依頼しないのでなければ、特に問題ないかと。
rakkiさんのお答えの「プロジェクト」、時間的余裕があれば理想的ですね。「こういう形にしたいから」とお話になって、改に建築設計事務所を入れられたらどうでしょう。
これは後ほど施工の段階になった時、監理者として動いてもらう為にも良いと思います(施工者と別に監理者を置くメリットについては、他の方の質問の回答にたっぷりあります)
太陽熱はともかく、地中熱利用についてはまだまだ勉強中の私です。MAGOmagoさんの質問がとても刺激になりました。勉強させていただきます。
この回答への補足
すみません。お答下さった皆さんに補足をさせて下さい。
今年の正月に妻(同年齢)と「下水道が入ると改造しなきゃ」「改造より建替えるか、ボロになってるし」と言うことで更新計画がスタート。2月に要望事項を書出しハウスメーカー数社に打診。色々話合いましたが、ハウスメーカーは建築様式をシステム化していて「注文住宅」とは名ばかりでした。妻の知合いが「金の草鞋を履いて探した」一人工務店を紹介してくれ、話をしてみてとても前向きで真面目さが分り一応その人に決めました。その頃は太陽熱の温水を床下に循環すれば良いと思っていましたが、朝日新聞の「くらしの頁」で千葉の玉川建設の地中熱の記事に出会い、地熱に興味を持った次第です。今まで数ヶ月間色々調査検討しました。私自身は自然派で、家にはクーラーがありません。しかし、年寄の母には辛そうですし何れ私達も老います。そこで、100メートル程ボーリングした地中から15度前後の変化が少ない地熱を取出し、床下に車のラジエターでも置き水を循環させます。家は外張断熱にし、床下→壁の中→天井裏→通気ダクト→ファン→ラジエター(熱交換機)→床下 と空気を循環させます。一年中魔法瓶のような家の壁内を循環させれば、無茶苦茶な温度変化は無いし結露もないと思います。部屋内とは壁板で仕切っているので臭いなどあまり関係ない。部屋の空気は窓を開けて換気します。と、この様なシステムの家をNEDOに提案してくれる工務店を探したいのです。一軒一軒問い合せをするのも面倒だし・・です。今の工務店さんには一ヶ月ほど前、図面に着手しても良いとGOを出しています。(本格的な図面を工務店から設計事務所に依頼している)そんな訳で出来上るまでは解除できません。工務店からは「図面を元に、合い見積りを取ってもらっても構わない」と聞いています。
No.4
- 回答日時:
事情がだいぶ飲み込めました。
エンジニアとして認識していただけるとの解釈で、少々厳しいものの見方をしますので、参考にしてください。
システムのための住宅になりつつあると思います。
魔法瓶のような住宅をお望みのようですが、魔法瓶の機能は『保温』です。
現在検討されているシステムはたとえて言えば、保温ポットです。
どこが違うかといえば、前者はエネルギーを使いません。後者はエネルギーを使います。
住宅全体を保温するために空気を媒体に利用するお考えですが、熱媒体としての空気は熱搬送効率が低い媒体です。
搬送のための動力が搬送可能熱量に比べて多大に必要になります。
私が、最初の回答で「LCC」を取り上げたのは、この点に気がついていないのではないかと思ったからです。
考案中のシステムでは、地球環境にやさしい住宅を作ることは難しいでしょう。
住宅内に暮らす人間にはやさしいことは請合いますが。
同様の住宅を、私が提案するとしたら、分厚い断熱材に囲まれた保温住宅と地温を利用した冷暖房をお薦めします。
知り合いの工務店に発泡保温材を200mm以上使って家中を取り巻く完全断熱工法を取り入れているところもあります。
個人的には好きではありませんが、ご質問の趣旨の住宅を実現するには、そのような構造体を取ったほうが理にかなっていると思います。
冷暖房は地下温度の水を媒体として循環させ、温風を必要とする場所で空気と熱交換して吹き出すほうが効率的です。
スペース的にも効率が大きく向上します。
考え方としては、省エネ型のオフィスビル空調と同じになるでしょう。
この手の仕事になると、一般の工務店や設計士では情報不足になるでしょう。
大手のビル建設実績のある建設会社や建築設備会社の技術レベルが必要になると思います。
ただし、このようなノウハウを一般住宅に使う動きにはまだ遅れが見られます。
住宅の空調換気の技術レベルは、オフィスビルに比べて10年(20年?)以上遅れています。
話が、またまとまりがなくなりましたが、システムに完璧なものはないことはご存知のことと思います。
だからこそ、せっかくの高い志に敢えて異を唱えさせていただきました。
私の意見を有意義に活用していただけるとありがたいと思います
回答者からのお礼
久しぶりに、骨太の問答ができました。
顔が見えない状態なだけに、いい加減なことを言っても後で取り繕えないというプレッシャーを楽しむことができました。
誠にありがとうございました。
rakkyさん再度のご指南有難うございます。チョット違う意見を持っていますのでお礼のついでに書かせてもらいます。
「魔法瓶の様な」は、たとえで木造軸組の外部にダイケンの外壁ボードを張り、その外に旭化成のネオマホーム50ミリを張り、その外に外部空気通路を作り外壁材を貼ります。柱うち(壁内)は筋交・間柱以外は詰物をせず空気の通路にします。(こんな事をすると火事のとき延焼してしまいますが、今回は火災報知器の設置で我慢)基礎は200ミリのダブル配筋の布基礎・ベタ基礎で外部に断熱します。屋根はタルキの下に断熱し、タルキの間は外部空気通路になります。その熱は棟から外部に常時排出します。この建物はご存じのように、既に実用化されています。
最初の頃は、この建築方法の天井裏にファン付・排気ダンパーを作り、床下に集中式換気口(400ミリ位の塩ビパイプ2本)を設置して、冬は締め・夏の夜間は開けて排気しようと思っていた(自動制御はお手の物)。これだけでも、いまの年中開きっぱなしの換気口の有る床下の状態より良いはずと思っていたのですが、冬の各部屋から出る熱は上昇して屋根裏に昇るから、屋根裏から床下まで通したダクトスペースを作り、換気扇をインバータで制御してシュルシュルとゆっくり空気を循環させたら良いのでは?と、考えが変りました。その後に地中熱のことを知り、追加的に地熱を利用すればもう少し床板や便所などがほのぼのとするのでは?と、又考えが変りました。(床下にロードヒーターを埋めることも考えた時期も有った)エアコン使用よりヒートポンプが無いだけ使用電力は少ないので省エネかな・・と。
地中熱ボーリングに250万円ほど掛るそうです。地中熱と外張断熱と壁体内通気を一つのシステムで、工務店からNEDOに登録してもらい1/3の補助を貰えれば言う事無しなのですが・・。ま、そう旨く問屋は下ろさないでしょうが、言ってみなくちゃ分らないので工務店さんや~いと言うところです。(私達が納めた税金を、NEDOが省エネのために運用しているのだから、省エネ・エコロジーを考えている庶民が利用するのは当然。メーカーの育成の為だけではない?)
床や便所が外気温度と同じくらい冷たいのは辛い。これが少しでも暖かければ過しやすい。冬にTシャツで過せる家など勿体ない。寒いときは冬の衣類を着れば済むこと。ストーブを付けたりヒーターを付けるのが少しでも減れば省エネです。電気の使用を減らしても化石燃料の消費を減らします。ま、設備をするのにエネルギーを使っているではないかと言われれば「済みません」と言うほか無いです。松下さんのNの計画のように、何でもかんでも電気を使う事は、これからは出来ないのです(すぐ年金暮しになるし)。
と言うことで、断熱性の良い家を建てておけば何某か省エネ効果は出るでしょう。また、エアコンのように大気中に熱交換せず地中にしますから、地球温暖化には関係なくなります。省エネとエコになりませんかね~ 自分では成ると思っているのですが・・ システムのための住宅ではなくて、すでにある物を組合わせてもっと良いシステムにしたい。「発明」でなく「実用新案」と理解して貰えると有難いです。
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