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こんにちは。
特に今トラブルに面しているのではないのですが、今後のため伺っておきたいことがあり、お尋ねします。

私立中学、私立高校などと、その生徒の父兄の間で、学校側の要望を満たさない児童の扱い、問題児童の処置などで意見の対立が生じた時に、そのような父兄からの相談を受け付ける公共機関はどこか(学校の他に)在るのでしょうか?(市の教育委員会などは、私立学校に対してどれくらいの「指導」力があるのでしょうか?)
へんな質問かも知れませんが、以前、ある人から私立の場合はとにかく学校側の立場が強くて、トラブルになった場合も父兄側の要望を受け入れさせる手段はない、と聞いたもので、、。

A 回答 (4件)

現職の教育委員(長)です


前もってお断りしておきますが、一般的な事例です。
学校への指導出来るのはその学校を設立している機関です。公立の学校の場合は教育委員会、私立の学校は学校理事会です。
残念ながら、私立学校の場合は教育委員会に指導権限がありません。市町村の教育委員会で私立学校の事については議案にあがった経験はありません。

相談窓口になりそうなのは、都道府県教育委員会・学校教育課です。市町村教育委員会は全く権限を持っていません。

都道府県教育委員会は私立学校に補助金を出していたり、許認可の権限があるので少々は指導できますが、
裁判になるような事例でない限り、個別の事例に口を挟むことは無いと思います。

ご希望に添える回答では無いと思いますが、これが現実です。


  
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい説明でした。たいへんよくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/29 23:40

私立校と教育委員会との関係については、過去質問もあります。


http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1045055
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1076154
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1954740

このテーマでは、公刊されている資料も少ないのですが、唯一、
『母親たちが語る有名(ブランド)私立校の真実』
子育てと環境を考える会.編 主婦の友社2003
という本に詳しいです。
http://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=31084 …

一応、都道府県の担当部署に訴えることはできるが、学校側への強制力はなく、事実上「治外法権」と言って良い状態だと思います。

>公立の場合は学校外に権力者がいる。私立の場合は教育委員会の権限は及ばない。

ということです。

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私自身もある私立中高出身ですが、うーん「その学校の場合」は、どうにも悪い経験でしたね。

生徒・保護者に対して学校としての「説明」がほとんど無く(公立校よりひどい)、酷い体罰があって校長へ訴えても無反応で。
確かに「顧客」である生徒・保護者多数が団結して圧力を掛ければ多少の効果はあったでしょう。が、人気校で教育方針に「ついて来られないならお止めください」という態度で。

>私立の場合はとにかく学校側の立場が強くて、トラブルになった場合も父兄側の要望を受け入れさせる手段はない、

私の通った学校の場合は、まさにその通りでした。

ただこのあたりは、私立校ごとの学風・柔軟さ・面倒見の良さ・人気度などによります。
また学校の教育観・価値観とその親子との「相性の善し悪し」がとても大事だと感じました。
親子から見たら「当然の要求」が教師から見たら「とんでもないワガママ」に見えたり、教師の「熱心な指導」が生徒には「理不尽な暴力」になったりしますから。
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この回答へのお礼

詳しい情報ありがとうございました。お返事おそくなりすみませんでした。

お礼日時:2006/06/12 19:22

No.1さんの補足になりますが、


私立学校で、「公立学校に対する教育委員会」のような立場の機関は、都道府県によって異なります。

愛知県を例に挙げると、
「県民生活部 学事振興課 私学振興室」が県内の私立学校を管轄します。

参考まで

参考URL:http://www.pref.aichi.jp/gakuji/shigaku/
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この回答へのお礼

遅くなり恐縮ですが、お返事ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/12 19:21

子どもが公立にも私立にも通っております。

ご質問に対する答えとしては下の方が完璧なレスをつけておられます。私自身も改めて制度としてそうなっているのか、と確認させていただいた次第です。

ただ、「学校側の立場が強くて」と記載しておられる点は、最近は少子化の影響もありますので、変化してきていると思います。お一人お一人で感じ方が違うと思いますので、私の主観になってしまいますが感じている点を少し書かせていただきます。私立はむしろ公立に比べると「保護者=授業料納付者」という立場がはっきりしていると思います。学校が「保護者=ある意味では顧客」というとらえ方をしてくれて、満足度をより上げようという方向にはたらきますので、トラブルに限らず、日常生活の中での疑問なども学校側と話し合う余地は十分あるのが通例だと思っています。保護者の意見を柔軟に聞いてくださる先生が多いですし、学校側の考え方に対する説明も大変丁寧です。

ただし、同じことを逆から見ますと、「事前に情報を開示して、納得した上で商品を購入してもらったが、商品(教育内容など)のポリシーが気に入らないなら、返品していただいて結構です」という方向の話になりまして、他の学校に転出といった話になります。それは私立学校ですからある意味で当然のことだと思います。私立学校は普通の企業にやや近い立場であると考えれば(実際には異なりますが、この問題を考える場合はそうとらえると視点が整理しやすいと思うので)「保護者側の要望を受け入れさせる手段」としては、究極的には企業買収(ご自身が理事長になられることになりますが)、あるいは法的措置を取るということになります。訴訟などはたしかに全くないわけではないようです。

実際の例を聞きますと、トラブルになった場合の相談先は校長先生というケースが多いようです。教育産業はある意味でサービス業的なとらえ方ができますので、保護者がPTAに相談した結果多数の保護者が動くということになれば学校側は当然適切な対応を取ることになります。また世間の評判といった無形の圧力も常に学校側にかかっていますので、時間がかかっても最終的には話し合いを経て円満に解決するケースが多いようです。少しでも参考にしていただければ幸いです。
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この回答へのお礼

くわしい御説明ありがとうございました。入った以上は、あまり表立って対立しても勝ち目は少なそう、ということですね。とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/29 23:44

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