プロが教えるわが家の防犯対策術!

私の義父が二度目の脳梗塞で倒れました。今回で脳の3分の2がダメージを受けたことになり、医学的には植物人間との診断です。
現在10日程度過ぎており脳の腫れのリスクはほぼなくなりました。気道確保の処置がなされておりますが、これは一時的なもので、呼吸と痰の除去用に気管切開の上チューブを取り付ける予定です。
基本的には自力呼吸はできるようですが今後食事は流動食を与え、痰を除去するという介護になろうかと思います。
今後の課題は、上記の状態のままでどう介護するかですが、恐らく完全介護の病院に入ると思いますが、現在の病院のICUから一般病棟或いは他の病院に転院するにあたり、不安点が二つあります。アドバイスをいただけると助かります。
(1)費用の問題 66歳の高齢であり、重度の身障者である当人が完全介護の病院に入院するとどの程度の負担があるのか、義母が心配しております。
(2)期間の問題 実際に入院するに当り、どの程度の期間入院できるのか、何かガイドラインはあるのでしょうか。また、上記のような状態で自宅での介護というのは有り得るのでしょうか?
最終的には主治医の説明を聞いて判断するつもりですが、主治医の説明を正しく理解するためにも上記の情報はあらかじめ頭に入れておきたいと考えております。

A 回答 (6件)

うちの母も脳出血で3回倒れ、いわゆる植物状態です。


初期の頃は痰が多く、吸引のために気管切開をしていました。
最近は痰の量が減ったため、気管切開用の器具は外してしまい、口鼻から吸引しています。
食事は流動食で、植物状態になってから14年になり、現在67歳。
娘の私一人で養っているため、仕事の都合上、今までずっと病院でお世話になっています。

介護保険が始まるまでは、やはり一般の病院に入院しており、3か月毎に転院しておりました。
「家族の常時つきそい」が条件で、無理な場合は、入院付き添い専用の「家政婦さん」を実費でつけてください、という病院がほとんどでした。
しかし最近では「家族の常時つきそい」「家政婦さん」は禁止になった病院が多いようで、病院側の「完全看護」になり、家族は面会時間のみ面会できるシステムのようです。
※これは私の地方だけのシステムかもしれないので、ご参考までに。

一般の病院は3か月毎に退院・転院を促されるし、気管切開をしていては老人ホーム・特養 は入れてくれません。
介護保険が始まってからは「要介護5」に認定されたため「療養型医療施設」にお世話になっています。
こちらでは3か月毎の転院を促されることはありません。
いわゆる老人病院で、寝たきりや痴呆の老人がほとんどですが、老人ホーム・特養と違って医療行為もしてもらえます。
どちらにしても介護保険をご利用することになると思いますので、まず区役所の介護福祉課で、要介護認定の申請をされることをオススメします。
※ただ、2011年をメドに、国は「療養型医療施設」を無くして行く方向らしいので、基本的に家庭で介護するしかなくなって行くようです。

介護認定のランクによって、かかる費用は変わってきます。
うちの場合は「寝たきりのままずっと安定していて、大きな医療行為はない」状態で、「世帯全体が非課税で年収80万円以下」の本人のみの独居世帯で、介護保険利用料・食費・居住費・その他雑費で、毎月11-13万円かかっています。
「高額介護サービス費」払い戻し制度もありますので、極端に高額になることはありません。

役所に届けている「世帯」に、他に収入のある家族がいると、世帯収入が上がるため、毎月かかる費用もはね上がりますので、ご注意を。

これから色々大変だとお察ししますが、お互いがんばりましょう。

参考URL:http://www.kaigo-nagoya.com/
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この回答へのお礼

暖かいお言葉と様々な情報を頂き誠に有難うございます。
14年の介護と伺い、もっと苦労されている方がいらっしゃることを改めて再認識致しました。一回目の脳梗塞から6年間半身不随、言葉を失う中介護を続けてきましたが、とうとう恐れていた状態になってしまいました。しょうがないことですが介護する側の生活もありますし、今後どうやって助け合って行こうかと考えております。頂いた情報はどれも役に立つ情報、助言だと思います。参考にさせて頂きます。本当に有難うございました。

お礼日時:2006/07/24 17:21

脳梗塞で植物状態となってしまわれてたとのこと、心中お察しいたします。

完全寝たきりの状態ですと、一般病棟で経管栄養や呼吸状態などが安定すれば、自宅または施設へ退院という方針になることが多いです。医療的処置が多い場合には、療養病院への転院もあり得ます。費用については、ある一定以上(収入により異なります)では高額療養費の対象となり免除されますので、詳しくは自治体に問い合わせてみてください。
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大病を患い、心中お察しいたします。



みなさん、色々な意見を書かれていますが・・・ある程度大きな総合病院なら「医療相談室」やソーシャルワーカー・ケースワーカーがいると思いますので、金銭的な面や自宅での療養(訪問看護や往診医、レンタルベットや介護道具など)の情報提供はしてくれると思います。社会資源の活用もうまく使うと家族の負担も少し軽減しますので。
あくまで、情報提供で、動くのはご家族ですが、病院紹介(長期療養型入院施設など)もしてくれると思います(これも情報提供のみですが)。あとは、主治医に書いてもらう書類も発生したりするので、必ず、主治医や看護師と相談してみてください。
ご参考まで。
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この回答へのお礼

暖かいお言葉とアドバイス大変有難うございました。
皆さんのインプットと合わせ非常に参考になりました。
早速医療相談室にも相談してみたいと思います。
ますは御礼まで。

お礼日時:2006/07/24 13:01

ご本人、ご家族のご苦労をお察しいたします。



◆まず、今後の見通しについてです。
・脳梗塞自体は安定してきていると考えられますから、肺炎などの合併症の予防と治療、栄養状態の管理が中心となってきます。肺炎や栄養状態が安定していれば、入院は3ヶ月間と考えてください。これは全国どのような病院でも同じです。新たな病状の悪化などが無い場合では、それ以上の入院では入院治療や看護の費用が保険診療から十分に給付されないのです。これは病院のせいではなく、国の方針ですから、入院の延長を主治医にお願いしてもできない場合はできません。日本はそういう国ですので仕方ありません。

・入院費用は最大3ヶ月間ですから保険診療の範囲内です。一時的に出費があっても医療費の還付がありますので実質的な支出は大きくありません。一時的な負担は1ヶ月10-20万円程度ではないかと思いますが、これは内容によって大きく変わります。

・3ヶ月経つ前に選択を迫られます。自宅介護か転院か、です。気管切開をしており意思の疎通ができない状態でも自宅介護は不可能ではありません。痰の吸引や体位交換などの手順をご家族が習って行うことになりますが、これはご家族のマン・パワーによります。もちろん訪問看護師やヘルパーの助けを最大限利用します。

・自宅介護が困難な場合には、療養型病院か特別擁護施設を探さなくてはなりません。これらは、いろいろなパターンがありますが、今の病院が紹介をしたり手配することはありませんから、ご家族で探さなくてはなりません。

・むしろ費用はそれからのほうが問題となります。介護には介護保険を使っていくことになりますが、介護施設によっては、介護以外の費用(食費や生活費)をとることがありますし、ご本人の年金などがほとんどそれらに費やされる場合もあります。これも施設のランクや内容に大きく左右されます。

・ご本人の年金の恩恵をお義母様以外のご家族が受けている場合には、どのような施設に入所するかは金銭的に重大問題となってきて、家での介護をするしないを含めていろいろな利害関係が交錯してくるのが現実の多くの例です。

◆結局は「入院は3ヶ月」は決まっているものの、その後のことや費用は、それぞれの場合によって個別となってしまいます。
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この回答へのお礼

具体的なアドバイス大変有難うございました。頂いた情報は今週受ける主治医の説明を理解するのに役立つと思われます。
一方厳しい現実も段々わかってまいりました。
恐らく本人の年金は全て費やすことになると思いますが仕方のないことですし、それ以上の出費がどれくらい抑えられるか考えてみます。
あまり期待しないで且つ使える補助はできるだけ使うことが前提ですね。郊外にある療養型病院施設等いろいろ当りはじめておりますが大体3ヶ月待ちとかのようです。それまでは現在の病院か実家の近くの病院での3ヶ月入院を交渉してみます。
いろいろと教えていただき誠に有難うございました。

お礼日時:2006/07/25 12:22

まあ難しい問題なのですが…


積極的な治療で回復の兆しが望めれば、病院は出来る限りの対応は行うでしょう。しかし私の親のときは治療しても回復の兆しが無い場合は切り捨てられる様子が伺えましたよね…ENT(強制退院や転院など)

病院は治療は確かにしてくれます。しかしそれと同時に商売なのです。
一定期間が過ぎたら国・保険等の自己負担金以外の診療報酬が削られますので見込みがないばあい居ると病院は赤字になります。
病院によって相談すればある程度受けてはくれますが、条件として家族が常時付き添い身の回りの世話をして医療的な部分のみ声をかけてくださいとか特別診療費みたいな感じで削減される点数分の治療代を値上げしてきます。それを受けいれた患者は入院できてるが、保険対象だけになると殆ど転院させられますよね。国の制度にも問題がある気がします。
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お辛いですね…


私が他界した父や現在介護してる母の経験と余り参考にならないかもしれませんが少しでも参考になればっと紹介します。

現状は、自発呼吸で挿管されてるんですよね。最初はいいですが加齢と共に体はあらゆる部分が弱ってきます。ですからその弊害が出てきます。痰が詰まり胃ろうもされるんかな…嚥下による肺炎の心配は少ないかもしれませんが、細菌感染などでMRSAとかの心配も出てきます。寝たきりなので褥瘡も発生しますので人工呼吸器や生命維持装置などの他にエアーマットも必要でしょう。通常病院は180日が最大で転院させられたと思います。援助なども少なくなるので追加治療費も請求されます。それか完全看護でも限界があるので家族に付添の協力を要請されます。心療科がある病院で半年から1年半位ではなかったでしょうか…
また有料ホームに入所させる方法もあります。10年の期間があるところや生涯見てもらえるところもあります。但し人数の制限もあり万が一の事態も可能性としてあります。在宅介護もいいですが、自宅を改装したり器具を購入したりレンタルやリースで用意したり24H365Dの介護は心中したくなるほど辛いです。ドクターからかなり辛い話があると思いますが、一番いい方法を考えてみて下さい。

厚生労働省の入院時の機関や費用計算の点数
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/03/xls/13.xls

介護サービス費用
http://www31.ocn.ne.jp/~ktcare/01jouhomenu/04ser …

介護用品の費用
http://www.kaigo-web.ne.jp/kakaku/

人工呼吸器
http://www.awi.co.jp/business/item.php?g=2&c=3&i …

他にも色々あるのですが、これくらいに…

この回答への補足

早速のご回答有難うございました。
当面は自宅での療養は考慮しないで現在の病院等で数ヶ月間入院させることを考えたいと思います。
更に質問があるのですが、自力呼吸ができる(挿管)、痰を取る必要がある、流動食が前提、一応脳梗塞自体は収まりつつある、という患者は、これ以上治療ができない、とかいう理由で即退院を要求されることってあるのでしょうか?一応国立の医療センターなのですが。
出来る限り長く今の病院で入院するためにどういう交渉を主治医とすればいいのかポイントがあると嬉しいのですが、どなたかご存知ではないでしょうか。

補足日時:2006/07/22 19:16
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