プロが教えるわが家の防犯対策術!

当方、建売を購入し現在建築中ですが、断熱材に不安を感じ(壁・天井グラスウール55ミリ)断熱材のランクを上げてくれる様お願いしたところ、断熱材自体をロックウール75ミリに変更してもらえるようになりまいした。加えて屋根の内側にも断熱材を入れると提案されております。屋根と天井の2重断熱(屋根の内側および2階天井)となるそうですが、問題はないのでしょうか?結露とかが心配ですが・・・?わかりにくし質問で申し訳ございませんが、回答にご協力願います。

A 回答 (7件)

こんにちは。


まず使用する断熱材は,壁・天井共ロックウールの75mmということですが,たぶん袋に入った耳つきのものだと思われます。
そうだとしたら,その耳を柱等にタッカーでとめていく施工になるわけなんですが,どうしてもコンセント・スイッチ周り及び筋交い周辺等に隙間ができてしまいます。
断熱材の厚みをいくら増しても隙間が出来てしまえば断熱材の能力は半分以下になります。
また,コンセントやスイッチ等からははっきりと感じとれる隙間風が進入してきます。
そのような理由でローコスト住宅は冬場でも寒くなるわけです。
また夏も外気と通通になっているため,エアコンでいくら除湿しても湿気が進入してくるため,ランニングコストがかかります。
ということで,私からの提案ですが…
壁の断熱材等については,袋無しの断熱材タイプにして,気密or防湿シートを室内側に貼ってもらってください。そうすれば,コンセント・スイッチ周りもきっちり断熱材が詰め込まれますので,断熱材の性能は発揮されます。
袋状断熱材だと20mm厚みを増しても体感状&ランニングコスト状あまり分からないと思います。
断熱材施工の基本は隙間無く隙間無くですから,現場ではそれを実行してもらって下さい。
また,コンセント・スイッチ周りも気密がとれるように気密カバーを施工してもらって下さい。
断熱材及び気密カバーともたいして差額にはなりません。むしろ,住み始めてからのランニングコストで元がとれます。
次に天井の断熱材ですが…
天井と屋根の2重に断熱しても効率面から言うと?です。
天井に2重にするか屋根に2重にするのかいずれかを選択して下さい。
私は屋根で断熱する方法をお奨めします。
なぜかというと,そうすることによって,屋根裏が収納として使用きるからです。
たぶん,建売なので収納もあまり満足にとれていないような気もします。
そこで,屋根裏をあまり使わない物の収納にしてしまえば,1階・2階の部屋を広く使うことができます。
随分余談になりましたが,2重に断熱するということは75mm×2で150mmの厚みになるということでしょうか?
本当なら200mmは欲しいところですが,屋根に断熱するとなるとなかなかそう厚みが確保できるわけではありませんね。
ということで,屋根に断熱するのであれば,プラスチック系断熱材を100mmで施工するのをお奨めします。
母屋と母屋の間に施工するのです。
それもできるだけ隙間なく施工してもらってください。隙間ができるとせっかくのものが台無しです。
コストですが,繊維系をプラスチック系に変えるのは
倍くらい値段が違いますが,それも快適性などランニングコストで元がとれるでしょう。
実は天井や屋根の断熱は壁よりも重要でなのです。
理由は長くなりますので,控えさせていただきますが…。
あと,天井に断熱するのであれば,袋状よりもセルローズみたいにブロー式のものが良いです。
施工はホースから断熱材をブローするのです。
それで厚みを200mmくらいにすればしっかりとした良い断熱性を確保できるでしょう。
予算の関係でダメなら袋状断熱材を2重に敷設してもらって下さい。
その場合も千鳥張りといって,断熱材どおしの隙間ができないように施工してもらってくださいネ。
最後に…
断熱と気密を強化することによって信じられないくらい快適でコストがかからない生活が実現できます。
ちなみに私の家は4.5~6畳用エアコンで60畳の面積を冷房・暖房しています。
ランニングコストもびっくりするくらい安いですよ。

良い家ができることを祈っています。
がんばってください。
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この回答へのお礼

非常に分かりやすい回答ありがとうございます。
余談話もとっても参考になりました。具体的に説明して下さって助かります。本当なら、屋根裏が収納として使用は、建売の設計上もう変更はきかないと思います・・・。でも、天井2重でお願いするようにします。ありがとうございます。

お礼日時:2006/10/02 02:54

天井及び屋根の両方への断熱施工に関しては問題ないと思います。



但し、小屋裏の通気の為の軒裏換気口や妻換気などにより
小屋裏空間の換気が出来ること。
更に屋根断熱に関しては屋根面と断熱材の間に30mm以上の
空気層が施工されるか、
また、棟換気などを用いて通気層の空気の排出がされるかです。

すでに回答にもありますが
天井断熱は冬の断熱に効果がありますが
夏の小屋裏空間は輻射熱により60度以上になる場合もあります。
このような状況では天井断熱での効果が低い為
屋根断熱のほうが夏の断熱効果が高くなります。

双方の欠点を補える部分では有効かと思いますが
それぞれの通気の問題や天井面の防湿処理に問題があれば
結露する危険が高くなります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
屋根への断熱材施工の場合は通気層を取る事が重要なんですね。ありがとございます。

お礼日時:2006/10/02 03:07

断熱材には防寒と防暑の役割があります。



防寒に関しては断熱層の厚みと同時に気密性が重要となりますから、他の回答者が仰るとおり天井断熱を厚く隙間無く施工することが肝心です。
元々の仕様が天井断熱ということは、その家は小屋裏換気ですから、屋根に追加する断熱材は防寒の役目を果たしません。

屋根に追加する断熱材は、防暑対策としては非常に有効です。
夏の天井裏は昼間の日差しによって熱せられた屋根からの輻射熱により、外気よりも著しく温度が上昇します。
そして陽が落ちた後も、屋根内部の温度というのはなかなか下がらないので、屋根からの輻射熱によって小屋裏は暖められ続けます。
勿論、小屋裏は常に換気されていますが、屋根全体の面積は換気口よりも遙かに大きいので、自然換気だけではなかなか追いつきません。
(夏の夜に1階よりも2階の寝室の方が寝苦しい家は、屋根からの輻射熱が原因です)

垂木間に発泡ウレタンフォーム等を填め込む工法は、夏場の”補助断熱”としては非常に効果的です。
あくまで屋根から小屋裏への輻射熱を遮断するのが役割なので、気密性は問われません。
施工の際には、断熱フォームと野地板間に通気層を確保し、軒裏から棟へスムーズに通気出来るようにします。
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この回答へのお礼

分かりやすい回答ありがとうございます。
断熱材は防寒のみの考えだと思ってました。
建築は色々な考え方があり、難しいですね。

お礼日時:2006/10/02 02:59

 屋根の断熱材は不要です。

天井裏の空気は断熱材より遙かに効率のいい断熱材だからです。私の家は天井裏が物置きになっており、度々屋根裏へ入りますが、結露は全く見られません。これは天井断熱材が断熱効果の他に空気の遮断効果もあるせいだと考えられます。
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この回答へのお礼

分かりやすい回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/10/02 02:46

天井裏の換気はするのでしょうか?換気すると2重の断熱効果は期待できません。

換気しないと結露のため小屋裏の木材の耐久性に影響が出ます。したがって天井と屋根の2重に断熱するのではなく、天井か屋根のどちらかにそのぶんの2倍の厚みの断熱材を施工すべきです。
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この回答へのお礼

天井裏の換気は多分ないと思います。
おっしゃる通り、どちらかのみに断熱材を施工してもらうようお願いします。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/02 02:43

確かに天井の断熱は余計です。


結露しますよ。
建築中なら天井の断熱は不要と言った方が良いです。
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2006/10/02 02:42

私宅も断熱材を入れていますが、どうしても気密性が高くなり結露します。


昔の日本家屋がよいか、防寒上断熱材を入れるかの選択で、断熱材を入れるいじょうはやむを得ないと思います。
同じ地域ですが私の実家は昔風日本家屋で私宅と比較してかなり寒いです。
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この回答へのお礼

早々な回答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2006/10/02 02:40

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