プロが教えるわが家の防犯対策術!

マンション理事長をしています。
居住者さんから異臭がするとクレームをもらいました。
汚水(トイレの排水)の通気管(孔)?からの臭いだと思うのですが
構造が分かりません。
調べた所、この通風孔?は最上階の部屋にだけ有ることが分かりました。
(それから想像して通風孔?と思いました。)
通風孔としたら臭いを逃がすための物だから臭いがするのは当然と思い
ますが、風向きによって窓を開けられないそうです。
配管の何処かに詰まりがあり、臭いが出るのか、構造上仕方のない事なのか
専門家さんのご意見をお伺いできれば幸いです。
宜しくお願い致します。

A 回答 (8件)

煩雑になってしまったので、今までのことを、まとめておきます。



クレームのあった住戸に行くときは、懐中電灯・マイナスドライバー・脚立程度のものは揃えて行った方が良いと思います。
マンションの管理室に備えてあれば良いのですが。
確認する順序通りに記載しました。

1.異臭対象の住戸の全てバルコニーの延長線上に、参考URLの45ページ目のように通気管が開放されていないかどうか。
この場合その住戸にあるバルコニーは全て見せてもらうこと。
専有部のフェンスを乗り越えることになるので、注意してください。
その住宅の方がここから臭うというのは、参考程度に聞きとどめる。
臭気は空気の流れによって、原因箇所の特定はしにくいため。

1-1.参考URLに示した45ページ目のように、階下から、防水継手で立上り、通気金具で開放している場合は、通常の鋳鉄製(アルミ製・ステンレス製もあります)の金具です。
ここが原因だった場合は、通気金具を屋外型ドルゴ通気弁に変える方法を取る。

1-2.防水継手でなく、パラペット(ハト小屋とも言い、立方体状に仕上げたもの)の垂直面(壁面)に通気金具で開放している場合。
ここが原因だった場合は、通気金具を外して屋外型ドルゴ通気弁を垂直に取り付ける。通気金具は、埋込型と露出型の二通りあり、ねじ込み式に変わりはないが、埋込の場合は躯体を斫って(壊して)通気管を延長して、上向きに修正して、屋外ドルゴ通気弁を取り付ける。
(ドルゴ通気弁は商品名です、同様の機能を持った製品は他社からも出ています、また屋内用と屋外用がありますので、雨に直接かかる部分には屋外用を取り付ける)

2.75φ位の換気口らしきものがあるところに行って、臭気が上がって来ているかどうか確かめる。この際、脚立をしっかりとたてて安定した状態で見てください(安全確保)
ここから臭気を感じた場合は、以下の二通りが予測される。

2-1.汚水竪管(垂直で1mの高さまで)に通気管が連結されていて、それがその階の天井裏を通り、外壁面で開放している場合。
既存の通気金物を外して、配管延長をして屋上まで立ち上げることになります。

2-2.PS内で屋内用ドルゴ通気弁を使用している場合。
住戸内には、便所系統・浴室系統・台所系統の排水竪管があります。各単独ならば、竪管の数は3本ですが、合流させることもあり、2本、1本の可能性もあります。その竪管の位置には「点検口」を住居内の壁面に取り付けるのが常識ですので、そこから屋内用ドルゴ通気弁の交換作業を行う。(点検口を開けるのにマイナスドライバ又はコインが必要)
万一、点検口をつけていない場合は、壁を切り抜く工事が必要になります。

お役目大変だと思いますが、怪我・事故のないよう細心の注意を持って確認してみてください。無理なことはしないで、確認できることだけでもいいと思います。

この回答への補足

バタバタして、ご報告が遅くなりすみません。
昨日、異臭対象住居を調査しました。

結論
 見える所には、ドルゴ通気弁は有りませんでした。
 putipoさんがおっしゃっておられる2-1項が、当マンションの
 汚水管の通気方式のように考えます。
 PSの点検口は、何処にも確認出来ませんでした。

 ドルゴ通気弁の動作原理は、解りました。
 通気口が有る場合、ドルゴ通気弁が必要ない事も判りました。
 (ただの通気口より、ドルゴ通気弁が臭気対策に有効なのに、
 なぜ設置していないかが疑問です。)
 通気孔の径を測定しましたら、100φでした。
 間違いなくそこから臭気が発生していました。

 これから、2-1項の対策を取る様になると思います。
 ご回答頂いた smoks-genさん、putipoさん有難うございました。
 今後とも宜しくお願い致します。 

補足日時:2007/03/18 12:51
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この回答へのお礼

再三再四の暖かいアドバイス、本当に有難うございました。
調査手法を事細かく書いて頂き、有難うございます。
素人なので途方に暮れていました。
大きな光が見えて来ました。
原因が特定できれば、なお嬉しいです。
対象住居は、一年前から管理員に対応して欲しいと言っていたそうです。
ナシのつぶてで業を煮やして再度言ってきたそうです。
私としては、初耳であり放って置いたのと違うことを言いたいです。
明後日の土曜か日曜に調査します。
今後とも宜しくアドバイスをお願い致します。

お礼日時:2007/03/15 22:35

疑問を見落としていました。



>ただの通気口より、ドルゴ通気弁が臭気対策に有効なのに、なぜ設置していないかが疑問です。

個人的な見解です。
通気は人間の鼻のようなもので、息を吸ったり吐いたりの繰り返しを絶え間なく行っているので、それがドルゴ通気弁の場合は息をしなくてもいい時間だけ閉鎖状態にあるわけで、息をしているのには変わりはないので、常時開放状態よりは臭気のあがる確率が減るだけです。
デメリットを考えると、外気を吸ったときに弁にゴミが詰まることもあるし、経年変化で弁自体は劣化するものです。
ただでさえ存在の薄い通気金具をメンテナンスに心がけている人は皆無に等しくなってしまうのではないでしょうか。
確かに機能を正常に果たしてくれているときは画期的なしろものかもしれませんが、そんな面倒な点検や故障のリスクを背負ってまで、一般的に使用するというのは邪道に感じます。
どうしても使用せざるを得ない場面に導入するのであって、最初から設計に織り込むことが設備を軽視した建物の設計をすることに問題があるのが現状です。
「意匠優先、設備は隙間を縫っていけばいい」それがまだ、まかり通っている現実にはあきれるばかりです。
こうしたトラブルがあって始めて一般の方々も設備の重要さを再認識するわけですから、未然にトラブルの発生をさせない設計をしてもらいたいものです。
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この回答へのお礼

私の疑問にまで、ご回答頂き、有難うございました。
今後とも宜しくお願いいたします。

お礼日時:2007/03/19 19:23

まずは、「異臭対象住居の調査」大変ご苦労様でした。


貴重な週末の休暇も返上して、一手に重荷を引き受けて心労覚めやらぬ様子と思います。

しかしその苦労の甲斐あって、原因を突き止められたことは大収穫だと思います。

財産区分の観点から見ると専有面積内部を共用の排水用通気管が通っていた事になりますね。
さて、問題はここからだと思います。
日照の問題でセットバックしているということで、上階が陸屋根等ならばスラブ貫通して防水継手+通気金具で解放できるのだけれども、上階が別住戸のルーフバルコニーになっているということで、(1-1)の方法を取らなかったのだろうと察します。
バルコニー内を避ける部分に立ち上げることができなかったのかもしれません。

今更、原設計や責任施工の途中経過を云々ここで述べても無駄話ですので、現実的な改善を行うことに専念して欲しいですね。(妻側の壁か共用廊下側に通気管の経路を移動できたような気がして・・・有償になるようなら一言、言いたいけど、図面をみていないので、言い切ることができません)

原因の通気金具を撤去して、垂直にドルゴ通気弁が付く位置まで横引き配管を延長して配管を立ち上げる。(但し点検及び器具交換が容易にできる場所に導く)
雨にかかる位置であれば屋外型ドルゴ通気弁で大気に開放(吸気もします)
という風に行えるのか、美観を著しく損なわないかは現場状況次第になると思います。
あとは速やかなデベロッパーの対応待ちと言うところでしょうか、あまりお役に立てなかったかもしれませんが、不明確な点などありましたら心置きなく問いただしてくださいね。
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この回答へのお礼

何から何までご親切なアドバイス有難うございました。
今度は、完成図面と戦うことになるのですね。
縮小され見難いのですが、頑張ってみます。
管理会社は、「ちょっと時間をくれ」と言ってもう1週間なしのつぶてです。
対応が本当に遅いです。
親会社が東●建設なんですがね。

お礼日時:2007/03/19 19:31

通常マンションの引き渡しには、完成図として建築図・給排水衛生図(換気・冷暖房を含む)・電気図をデベロッパーに渡します。

管理室には、図面・修理工具・パッキンなど予備品が置かれるのが普通です。

今回は注目しておきたいのは、給排水衛生設備の図面の「排水管の系統図(立面図です)」をよくご覧になっておくことをお勧めします。
それに加え、今回異臭対象となった住戸の「タイプ詳細平面図」で排水管の位置を把握することができます。
ただ、住戸番号が振られているわけではないので、7階平面図を見て、Aタイプ等の記載がしてありますので、タイプを見つけ出してください。
(上記の図面は施工図ではなく、設計図で見た方が分かりやすいと思います)

今回の原因が明らかになったときには、デベロッパーを通じて施工したゼネコン及びサブコンに連絡が入り、改善作業をするようになると思います。
機器類の劣化であれば、補償期間により有償・無償が決まると思います。
ただし施工面での不備(例えば点検口が必要なのに設置していない)があれば、無償で改善させるべき問題であり、きちんと要求した方がいいと思います。
厄介なのは、設計段階での問題(規定ものはクリアーしてる)などは、ゼネコン自身が設計施工の場合を除いて、設計事務所の責任問題のケースもあります。

いずれのトラブルに対しても、説明を口頭のみで行うのは限界と語弊がありますので、不具合箇所の写真を取っておいた方が良いと思います。
自治会などでの広報としての報告などもあると思いますので、実態を把握してもらうのには、図解や写真などの媒体を使用した方が、分かりやすいでしょう。

ということで、「カメラ」もアイテムに加えておいてください。
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この回答へのお礼

putipoさん
 本当に何と言ったらよいのか。 有難うございます。
 異臭対象の住居者さんと連絡が取れ、明日確認することになりました。
 今回のアドバイスは、心強く大変助かりました。
 明日の結果をご報告させて頂きます。
 有難うございました。

お礼日時:2007/03/16 23:52

分かりづらい言い回しだったでしょうか・・・


見ていただきたいのは、異臭対象となっている7階のお宅ですよ。
参考URLの45ページ目のように、その住戸にはルーフバルコニーがあって、フェンスを超えた先に通気金具があり、その部分から臭気が漂っているのではないでしょうかという事です。

理事長の任務は、一年毎なのですか?
いずれにしても、理事会とかの任務は苦労しますね。

我が家の地域では、約10年に1回の割合で回ってきて、一年の任期ですが皆さん早く次年度へ繰り越すように延び延びにしていますね。
そろそろ建築協定も変えないと対応しきれなくなりつつあります。
定年退職後ならば、昼間でも動きやすいかも知れませんが、仕事を持っているうちは、お休みを返上して行動するか、いざというときは休暇をとってまで、任務を遂行しなければならないので、大変さがよく分かります。
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この回答へのお礼

再三のアドバイス有難うございました。
>その住戸にはルーフバルコニーがあって、フェンスを超えた先に
 通気金具があり、その部分から臭気が漂っているのではないでしょう かという事です。
これについては、実際近くで見てませんのでよく分かりません。
土曜日でも見てみます。(ただ留守がちなお宅のようです。)

理事役員に対するお労り有難うございます。
理事長の任期は、最大3年です。
(大抵の方は1年で止められますが)
今年で2年目突入です。
来年は、サポートに徹しようと思います。(笑)

お礼日時:2007/03/14 21:06

建物がセットバックになっているのでしたら(何階までセットバックになっているか不明ですが)、異臭対象の住戸のテラス(ルーフバルコニー)の延長面(6階の住戸の屋根部分)に通気が開放されていて、そこから臭気が舞い込んで来るというケースの方がそういった事例が多いです。

確認してみてくださいね。
参考URLの衛生:I-P-18に図解があります(結構70%位で最後に近いです)

参考URL:http://www.bcs.or.jp/books/images/000-00-0-67%E8 …
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この回答へのお礼

再度のご回答、誠に有難うございました。
該当居住者さん以外の住居まで行くのはちょっと抵抗がありますが
職務ですから仕方ないですね。
じっくり調査します。
今後とも宜しくお願い致します。

お礼日時:2007/03/13 22:14

マンションの施工規模(階数・戸数)が不明ですが・・


屋上に水平面に防水継手+通気金物がありませんか?
又は、パラペットに通気金物が垂直面についていませんか?
まずは見てくださいね。それで、一切ないというならば・・・

伸長通気の末端は、窓・給気口・戸より、上部に60cm、水平距離で3m離して開放するのが常識なのですが(厳密には条件によって変化します)、現実一般的にはバルコニー部分で開放させることはしないです。
しかし、仮に行ってしまった場合汚水排水の竪管の伸長通気は通常100φですね。
クーラーキャップのサイズは75φ位ですから、通気を75φに縮小させることは禁則になっていますので、これも行わないのが常識です。
実際その通気金物の部分から臭気が出ていることを確かめたのでしょうか?
もしそうだとすると、結構厄介な工事になりますね。
ドルゴ通気弁系は垂直に設置しなければならず、現在の通気金物を外して水平に取付はNGです。そのときは既存の通気金物を外して、配管延長をして屋上まで立ち上げることになりますね。
そのときは、全ての最上階にある戸数分、行わないとまずいでしょうね。

ところで、No.1の方の回答の中で、URLを示してくださっていますが、そのページの右側13枚目の写真のようにPS内で施工している場合も十分に考えられますよ。ドルゴ通気弁は密閉した所で使用してはいけないことになっており、外気に開放できるように、天井裏換気口として、バルコニーの壁面に設置している可能性があります。その場合は、排水竪管(伸長通気管)に取り付けたドルゴ通気弁を点検することが出来るように「点検口」を住居内の壁面に取り付けるのが常識ですので、そこから交換作業を行うことになります。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
1回読ませて頂いただけでは、?????  でした。
全く専門外ですから、ちんぷんかんぷんでした。

階数は9階建ですが階段状になっており、異臭対象の住居は7階です。
その階の屋上は、上階のテラスになっています。
確認のため、今度8階の方に見させていただきます。
3回ほど読んで、やっと構造が分かってきました。
本当に有難うございました。
管理会社は対応が遅く、苦労しています。

お礼日時:2007/03/12 23:11

おそらく通風孔でなく、汚水縦配管の通気孔のことと思われます。



コメントから推測する限りでは、最上階の汚水配管を隠しているパイプシャフト内に設けているドルゴ通気管ではないかと思われます。

理論上は、汚水管内が負圧の状態になったときにパイプシャフト内で通気口が開き、逆に正圧になったときには通気口が閉じる(臭気が排水管から外に出ない)仕組みのものです。

実際に使ってみて質問者さんのように臭気クレームが多く発生し現在は殆どこの通気孔のシステム(もしかしたらメーカーが改善し、現在は支障がないかもしません)は採用せず、屋根スラブを貫通して外部に出して処理するのが一般的な設計のような気がしますが・・・。

なにぶん、詳細がわからないので的外れの回答になっていたらごめんなさい。
↓このサイトにドルゴ通気の写真が出ているようですので同じような収まりでしたら製品が違えど原因が同じかと思います)
<http://w1.nirai.ne.jp/misakikg/page021.html>
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この回答へのお礼

早々のご回答有難うございました。
大きさ的にはクーラーの配管孔程度でベランダの壁に
ちょっとの出っ張り状になっています。
建物は築20年越えです。
ドルゴ通気は検索して写真を見ましたが、ちょっと違うように思えます。
ただの通風口って事はないでしょうか?

お礼日時:2007/03/12 00:47

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