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こんにちは、
下記について教えてください。

(1)ウラン235等を使用して核分裂の連鎖反応を起こしていますが、このときに使用する物質(ウラン235等)の持っている必要な条件は、
・核分裂させるための臨界エネルギーEfよりも、中性子の結合エネルギーBの方が大きいこと。
・中性子が物質に当たり、その物質が核分裂を起こした際、放出される中性子の数が1個以上であること。
でよろしいでしょうか?その他の条件もあるのでしょうか?
(2)いろんな物質の熱中性子による(例えば0.025v)による断面積を知りたいのですが、どのような資料に記載されているでしょうか?
(3)原子核物理学 八木浩輔先生著 P283に、熱中性子による(0.025v)による断面積として、天然Uの値が載っているのですが、ν(核分裂を起こした際、放出される中性子の数)が、2.47であり、η(断面積を考慮した放出中性子数)が、1.34と記載されてます。これを見ると、天然Uを3%に濃縮する必要は無く、そのまま原子炉で燃料として使用できそうに思えるのですが、なぜ、濃縮する必要があるのでしょうか?

A 回答 (5件)

 No2です。


>私のPCからは開けることができませんでした。
>原研のHPのどこのデータベース一覧に載っているのでしょうか?

 直接行けないようですね。それでは、正面から入りましょう。日本原子力研究開発機構のホームページで、「研究・開発サイト」というところに「原子力基礎工学研究部門」という選択肢がありますので、そこに行きます。出てきた画面の左側に「原子炉核設計の研究」というのがありますので、そこに行きます。次に出てきた画面の図の中央からやや左下側に「データベースの提供」というのがあります。そこに行って、そこから必要なデータに行って下さい。

 (1)はよく分かりません。核分裂の際に放出される中性子の数が1個以上なければならないのは確実ですが、その他の条件までは分かりません。核物質としての条件を満たしていても、実際に連鎖反応が起こるかどうかは、炉心内にどんな物質があるのか、炉心がどういう構成をしているのか、いわゆる炉心の設計に依存します。

この回答への補足

お返事ありがとうございます。
JENDL-3.3のデータを見ました。
下記を教えてください。
質問1.
0.0253-eVの熱中性子のfission断面積が
88-Ra-223が 700.0 -3
92-U -235 が585.1
ですが、92-U -235を使用するよりも、88-Ra-223を燃料とした方が、核分裂は起き易いのでしょうか?
700.0 -3の-3の意味は?


質問2.
AuやPtのデータが無いですが、高価なためでしょうか?

補足日時:2007/05/20 17:24
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 No4です。


 ご質問の件ですが、残念ながら私には分かりませんので、直接、日本原子力研究開発機構に問い合わせてください。
 
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。

>ご質問の件ですが、残念ながら私には分かりませんので、直接、日本原子力研究開発機構に問い合わせてください。
了解しました。しかし、研究者でもない素人が核分裂について原研に質問すると「怪しい人物」と思われるかもしれず、ちょっと気が引けます。(笑)

お礼日時:2007/05/21 21:04

> U235の存在率を0.7%から、3%に濃縮しますと


> 上記の事情はどのように変わるのでしょうか?

すいません、専門家ではないので具体的な数字を交えての回答はできません。
ただ、濃縮により中性子がウラン238に吸収されるより、ウラン235に当たり分裂させる確率が増えるだろう、という予想はできると思います。

この回答への補足

お返事ありがとうございます。

>濃縮により中性子がウラン238に吸収されるより、ウラン235に当たり分裂させる確率が増えるだろう、という予想はできると思います。

当然、その通りですね。

補足日時:2007/05/20 09:44
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 (2)ですが、日本原子力研究開発機構のホームページで見ることができます。


http://asianlady.servik.com/tokyo/akane_midorika …

 (3)ですが、連鎖反応が続くためには、核分裂で放出された中性子のうち、最低1個は次の核分裂を起こさなければなりません。核分裂の際に放出された中性子は、あるものはウラン238や構造材、冷却材などのほかの原子核に吸収され、あるものは炉心から漏えいしていきます。どの程度の中性子が核分裂に寄与できるかは、どのような物質が炉内に存在するかによって変わってきます。日本で使われている軽水炉では、ウラン235が3%程度の濃度でないと、吸収される中性子の方が多くなってしまう、ということになります。高速炉の場合では、さらに濃度が高くないと連鎖反応は続きません。これは、核分裂の断面積が小さくなることも原因です。一方、天然ウランでも連鎖反応を起こす炉があります。重水を使った炉です。重水は中性子を吸収しにくいため、吸収される中性子が減って、天然ウランでも核分裂連鎖反応が続きます。

参考URL:http://asianlady.servik.com/tokyo/akane_midorika …

この回答への補足

お返事ありがとうございます。

>重水を使った炉です。重水は中性子を吸収しにくいため、吸収される中性子が減って、天然ウランでも核分裂連鎖反応が続きます。

そっか。原子炉というと軽水炉しか頭になく、燃料は3%に濃縮するものだと頭から思い込んでいましたが、重水炉があったんですね。失礼しました。


>(2)ですが、日本原子力研究開発機構のホームページで見ることができます。
私のPCからは開けることができませんでした。
原研のHPのどこのデータベース一覧に載っているのでしょうか?

(1)につきましてはどうでしょうか?ご教示頂きましたら幸いです。

もしウラン238が、臨界エネルギーEf>中性子の結合エネルギーB(実際は違いますが、)で、中性子が物質に当たり、その物質が核分裂を起こした際、放出される中性子の数が1個以上であれば、それだけで連鎖反応するのでしょうか?

補足日時:2007/05/20 09:56
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(3)だけですが、濃縮していないと、ウラン238に中性子が当たると中性子は吸収されてしまいます。

瞬間的にウラン239になり2回ベータ崩壊をしてプルトニウム239になります。そうなると中性子は分裂には使えなくなってしまいます。

この回答への補足

お返事ありがとうございます。

U235の存在率を0.7%から、3%に濃縮しますと上記の事情はどのように変わるのでしょうか?

補足日時:2007/05/19 20:45
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