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ダイエットの記事で、7000キロカロリー消費すれば
脂肪が1キロ減ると書いていましたが、本当でしょうか?

記事によると、

「1日200キロカロリー運動で消費すれば、1月で1キロ弱やせる」

とありましたが、友人いわく、運動のカロリー消費と脂肪燃焼は
別だそうですが、どちらが正しいのでしょうか?

A 回答 (2件)

 理屈(理論)から言えば、脂肪1キログラムはエネルギー換算で9,000キロカロリーになるようです。

ですが人間の脂肪には20%程度の水分を含みますので、実質的に脂肪1キロで7,200キロカロリーとなるわけ。有酸素運動などによってカロリーを消費するとき、まずは消化器官に残っている食べ物のカロリーや血液に含まれるカロリーがまず消費され、それが一定値以下になると脂肪が取り崩されます。そのため運動によるカロリー消費と燃焼する脂肪量とは同じにはなりませんね。
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栄養士の立場から回答させていただきます。


 食品にはアトウォーター係数というものがありまして、物質そのものの物理的燃焼量(エネルギー)から生物がそのエネルギーを取り出すときに必要なエネルギーを差し引いたものです。人間のエネルギー源は主に炭水化物、タンパク質、脂質の3つで、それぞれ1gあたり4kcal、4kcal、9kcalとなっています。
 体脂肪1kg7000kcal(1g=7kcal)というのは前の方がおっしゃっているとおり、体脂肪には水分などが含まれているためと聞いたことがあります。
 では、運動の消費カロリー=脂肪の燃焼量となるかですが、答えはNOだと思います。というのは、人間のエネルギー源は3つあるからです。まず最初に使われるのはグリコーゲン、その後脂肪(中性脂肪)が使用されます。運動を20分以上継続しないと脂肪が燃えないと言われたのはそのためです。
 ただ、現在は10分程度の運動でも、トータルで十分な時間になれば、体脂肪が減少することがわかっています。たとえば運動をしているときに脂肪が燃焼していなくても、消費されたグリコーゲンはいつか補給(合成)されます。その場合、食事中のグルコースから中性脂肪への合成が抑制されたり、少ないですが脂肪酸からグリコーゲンへの合成、もしくは基礎代謝に脂肪酸が使用されるため、結果として体脂肪が減少するからです。
 結論としては、1週間程度で見た場合運動のカロリー消費と脂肪燃焼は一緒にはなりませんが、1ヶ月やそれ以上で見た場合には運動のカロリー消費量は主なエネルギーの貯蔵源である体脂肪の減少にかなり近づくと思われます。ただし、ここでいう運動によるカロリー消費とは体重が変化しない食事と活動量の状態から、さらに付加された運動によるものです(これは重要なポイントです)。たとえば300kcalを消費する運動を付加しても、普段食べないショートケーキを一つ食べれば、50kcal分程オーバーしてしまいます。
 1日あたり200kcal程度の運動を30日間付加した場合の運動によるエネルギー消費量は6000kcalになります。ですから摂取量が変わらなければ、1kg弱やせるというのはそれほど間違っていないと思います。
 ただ、現実には食事の摂取量のばらつきがありますし、厳密に7000kcalを消費する運動というのは人によって変わります。ですので、一般的に運動のカロリー消費と脂肪燃焼(体重減少量)が異なるのは、個人差と測定誤差によるものが大きいこと思われます。
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