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今授業で夏目漱石の『夢十夜』という話の第六夜を
やっているのですが、
最後の方で
「明治の木には仁王は埋まっていないことを悟った」
や、
「運慶が今日まで生きている理由が分かった」と
あるのですが、
それは何でなんですか?
私の感覚では鎌倉と明治の違いに何かあるのかな?
とは思うんですけど、
それがあってるのかも分かりませんし、
何が違うのかなどよく理解出来ないので
教えていただけませんか?

A 回答 (2件)

「夢」ですから、理屈に合わないことは許されます。

ですから、感覚的に読むことが必要です。
優れた彫刻家は、よくこう言います。「自分が創作しているのではない。木(や石)の中に、最初から像があって、私は鑿で、不要な部分を取り除いているに過ぎない。」と。これは,謙遜でもあり、芸術の真髄を悟った者の言葉です。
「明治」は、この文章では「現代」ですよね。ですから「現代には、運慶のような偉大な彫刻家はもう出ない。それゆえ、人々は、一層昔の作品に愛着を持つのだ」という意味です。
これは、西欧の文明が入ってきて、その反面、日本古来の良さが次第に失われつつあることへの、漱石の文明批判と言えましょう。
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