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どうして一部の鳥のみに託卵という事がおきるのでしょうか.そして,なぜほかの鳥は託卵しないのでしょう?
託卵される方も困るでしょうし,生物の元々の喜びというか仕事は子孫を残すことで他の鳥に育てさせるとその間カッコウなどはただ生きていれば良いと言うのでしょうか,どなたか教えて下さい.

A 回答 (2件)

全ての生物は自分の子孫をより多く残そうとします。


このより多くという部分が問題なわけです。
自分の子孫を残す戦略として大きく2つの方法が考えられます。
1匹あたりの投資を少なくして数を増やす方法と、
逆に1匹あたりの投資を多くする代わりに数を少なくする方法です。
本当は投資を多くして数を増やせば最も増えるのでしょうが、
物理的に無理があります。

普通昆虫や魚類の多くは前者の方法を、
鳥類や哺乳類は後者の方法をとるとされています。

で、質問にある託卵ですが親の投資は卵だけになり、
その後の子育てに使う労力は要らなくなり親はそれだけ得をすることになります。
その分より多くの卵を産めたりするのでしょう。
しかし、託卵される側の鳥は自分の子供に使われるはずの労力を奪われてしまい、
損をすることになります。
そこで託卵された卵を見破った親のみが自分の子供を残すことができ、
生存競争に勝つようになります。
そうなると徐々に託卵する鳥が減ってくるのですが、
今度は託卵する鳥の卵のうちされる側の卵に似たものを産む鳥が残ります。

このようなバランスで、託卵が成り立っているのです。

鳥類の中では託卵というのは結構頻繁に行われているようで、
自分の巣で卵を温めるにもかかわらず、近くの巣に卵を産んだりするようです。
これは蛇などの天敵に巣が襲われたときに
自分の子供が全滅するのを防ぐという効果もあるようですが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました.

>その分より多くの卵を産めたりするのでしょう。
そんだったんですか.ほかの鳥よりも多く卵を産むんですね.
子育てを放棄した後,残った時間はどう過ごしているのかと心配していました.
それにしても,似た卵を産める技術というのもすごいものですね.

長年の疑問が解けてスッキリしました.ありがとうございました.

お礼日時:2002/09/23 10:33

本来なら托卵せず全ての卵を自分達で育てた方が確実に子孫が増えるんですが、


托卵する鳥の場合は対象の巣に一つずつ産んでいき、
子孫を分散させて一度に全滅しない&自分達で育てるよりも数多く子孫を残せる可能性に賭けたのでは(また雛同士の争いで衰弱死の危険も減らせる)、

托卵される側の鳥とのバランスもあって自然に釣り合うようにできてます(草食動物と捕食者の関係も同様)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました.

分散させて子孫多く残すという戦法だったんですね.
ずーっと疑問に思っていたことが解けてとても嬉しかったです.ありがとうございました.

お礼日時:2002/09/23 10:30

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