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わたしは、中学の時に扶桑社の教科書を使っていたわけですが、
何が問題なのかわからずじまいでした。

わたしの次の学年からは使われなくなりました。

なにが問題だったのでしょう?

何より内容が濃すぎました。分厚すぎです・・・。
冷戦以降の一つ手前で授業が終わってしまいました。

今でも使っている学校はあるのでしょうか?
もしあるとしたら、かなりのスピードで授業をやっている
ということでしょうか?

A 回答 (8件)

既存の教科書が必要以上に日本を貶める歴史史観(慰安婦問題・南京大虐殺など史実と違う若しくは誇張して記述している)で書かれていると「つくる会」は主張していましたね。


扶桑社の教科書は今の子供達が日本人としての誇りを持てる内容(史実に基づいて)になっていると思います。
ただ、私は自虐史観の内容の教科書で勉強した世代ですので「ちょっと日本を美化しすぎ?」と思ってしまう内容でした。
この内容に噛み付いたのが左翼市民団体です。歴史修正主義だと断罪し「つくる会」への脅迫電話等妨害活動をしていたようです。
ひとつ言えるのは「歴史問題」が隣国の歴史カードに使われているのに日本人同士何もめてるの?ということでしょうか。
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この回答へのお礼

かなり大変な事態になっていたようですね。
わたしの父がわたしが受験までして入った中学でいきなりこんな・・・
とビックリしていたのを覚えていますが
何が問題だったのかはよくわからなかったので、
アドバイスありがとうございました。

お礼日時:2008/03/10 14:28

私は、政治的にはアンチ保守派ですが、問題になっていた当時、あの教科書を実際に読んでみて、そこまで大騒ぎすることではないと感じていました。

何よりも、「ひどい教科書だよね」と内輪で盛り上がっていると豪語するインテリの知人に、実際に理由を聞いてみたところ、「だって、とにかくひどいじゃないか」みたいな感じで、納得のいく説明をもらえませんでした。

当時は今にも増して「第二次大戦の歴史については、中国や朝鮮半島の人に対して謙虚になろう」という考えが多かった一方で、保守的な意見といえば過激なものが目立っていました。なので、「中国の反感を買う」と誰かが言えば「そうだ、そうだ」という風潮がありました。結局、くだんの知人も「とにかく、中国と仲良くしていたいんだよ。商売上、敵に回したくないし」という意見でした。

どのみち、質問者さんがお書きになっているように、学校現場では現代史をろくにやりません。そんな事情を知らない諸外国が、ニュースを聴きつけて大騒ぎしていて、その諸外国に「私たちは理解者よ」という姿勢を見せたがった日本人が目立ったというのもあります。

ただ、あの教科書では確かに、負の歴史にまつわる記述が不足していましたし、ちょうどインターネットが普及し始めていて、そのネット上で根も葉もない右寄り思想がはびこっていましたし、場合によっては悪用されかねなかったかもしれません。ただ、わりとどこの国でも、歴史の教科書といえば、わりと保守思想なものなのですよ。

ちなみに、私はアジアの人に戦争について意見を求められれば、「日本はひどいことをたくさんしたし、いい未来を築く責任を感じる」と答えています。
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この回答へのお礼

今、先進国とされている国では大体
過去にものすごく凄惨な歴史が存在するとわたしは思っています。

でも、知ることは大事なんだろうなとも。

なんだかうーん・・・勝手に噂が出回って広がって大騒ぎになっただけ
かなともおもいました。

回答有り難うございました。

お礼日時:2008/03/10 14:33

日本の歴史教科書の問題には二重の構造があります。


その点を理解していないと、氾濫する情報に流されて、何が事実か分らなくなります。
なので、参考にココで整理してみますね。

1・国家権力と教科書。

義務教育では、何を教えるのか?が一番大きな問題となってきます。
そして、教えるための「ツール」の基本である「教科書」は何を使うかが大きな問題となります。
ここで、国によって色々な立場にわかれます

a)自由採択制度・・・教科書に何を使っても良い。市場に出てる書籍から教師が作成したり色々です。米国なんかは、これに近いです(正確には州によって差があるようです)

b)検定制度・・・出版された書籍の中から、教科書に使えるモノを国が一定の基準を決めて、その書籍に許可を与える。各学校は、検定の通った教科書の中から自由に選ぶ事が出来る。日本はこの制度。

C)国定教科書・・・国が決めた教科書しか使えない。中国や韓国はこの制度。

aとcは両極端に位置する制度です。
その折半案がbということになります。
aだと学校は自由に教科書を選べますが、その分、地域差・学校差が出やすいこととなります。
地域差が大きくなると、教育の不均衡につながります。
一方、cの制度では、国が決めた教科書しか使えません。
地域差・学校差は出ませんが、国家による思想統一や弾圧に繋がりやすい事になります。
そこで、折半案的なbの制度を日本は取っています。
これは、最低これ位は教えなければならない基準を国が決めて、その基準を満たしたモノを教科書として採用して良いよ、と学校に許可します。
各学校は、その許可された教科書の中から、どれを使うかを決めることが出来ます。
(よく間違われるのですが、検定制度はあくまでも「最低基準を満たしているか」を「検定」する制度です。なのでCのような「1~10まで国が決める」の制度ではありません)

さて、bにしてもaに比べて、国が「検定」を行うため、国の裁量しだいでは容易にCの制度(=検閲)に移行し易くなります。
その事を指摘したのに、「家永裁判」というのがあります。
これは、歴史家であり「自由主義・平和主義・反権力主義」であった家永三郎氏が、自身が執筆した歴史教科書が不採用になったときに裁判を起こしました。
この一連の裁判の中で、「南京大虐殺」「慰安婦問題」「沖縄集団自決問題」なども争われました。
しかし、一番の争点は「検定制度が、(憲法で禁止されている)国家による検閲に当たるかどうか」でした。
全部で三回の裁判がありましたが、結果は
第一次・・・家永側の敗訴
第二次・・・訴えを却下(学習指導要領の改訂により)
第三次・・・一部、国の責任が認められる
となりました。
詳しくは以下参照下さい
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E6%B0%B8% …
http://members.jcom.home.ne.jp/lionsboy/ienaga.htm

つまり、最初の「教科書問題」は純粋に「検定制度は国家による検閲か」という裁判でした。


2・歴史認識の問題

しかし、80年代以降、特に中国あたりが靖国問題をやかましく言うようになってから、「歴史修正主義」の台頭により(「つくる会」なんかは代表格)、今までの教科書の歴史を「自虐史観」として、否定する動きが目立つようになっています。
そして、こうした言説は(中国・韓国が絡むことからも分るように)第二次世界大戦を中心とした近現代史に集中しています。
その結果、教育現場や受験現場では、この近現代史を避ける動きも目立ってきています。
結果、nanna-3941さんが経験されたような「冷戦以降の一つ手前で授業が終わってしまいました」という事が起こるようになります。

さて、歴史についてですが、本当は教科書に書かれてあることは「事実」ではなくて、あくまでも「有力な仮説」の一つにしかすぎません。
でも、教育の現場では、あたかも「事実であるかのように」教え込みます。(しかも、受験のためと言って「暗記」させられます)
本来は、歴史というのはもっと幅の広いものなのです。
一方で、思想教育にも繋がりやすい分野でもあります。
その点については、こちらのQ&Aで回答していますので、参考にしてみてください。
http://okwave.jp/qa3672975.html

因みに、日本の歴史はヘーゲル・マルクス的な(あるいはキリスト教的な)「唯物史観・進歩史観」がまかり通ってます。
結構、「唯物史観・進歩史観」を批判する人が、気付いていない事が多いですね。
これは、日本の歴史教育の欠点がモロに出ている例かもしれません。

長文、失礼しました。
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この回答へのお礼

教科書制度・歴史認識
とても重い問題だったのですね。

詳しい回答ありがとうございました。
よくわかりました。

お礼日時:2008/03/13 13:18

参考URLにあるマンガの2巻が参考になると思います。



参考URL:http://www.shinyusha.co.jp/~kenkanryu2/
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございました。

お礼日時:2008/03/13 13:18

>なにが問題だったのでしょう?


使う教科書は地域の教育委員会が決めますから、その人たちに聞いてみないと分かりません。ある程度想像することはできますが。
>冷戦以降の一つ手前で授業が終わってしまいました。
これは教科書が問題なのではなく、教師の問題です。
「教科書を教えるのではなく教科書で教える」というのは教師の常識です。そして、最低限教えるべき内容は学習指導要領で決まっていて、それを超える範囲のものは教師が取捨選択して教えます。
つまりその教師は「1年間で最低限の内容が全てを教えられるよう教科書の中身を取捨選択する」ことができなかったのです。
したがって、授業のスピードではなく、じっくり取り組ませる内容と軽く流す内容の選別(省略も)をするのが普通です。
これは扶桑社の教科書でなくても同じです。
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この回答へのお礼

先生は歴史の授業が終わると同時に
どこかに転勤されました。

なにがあったんでしょうね・・・。

お礼日時:2008/03/13 13:20

現下の日本には、主として第2次世界大戦=太平洋戦争(日本では大東亜戦争と呼称していた)の解釈を戦勝国:アメリカ や 被害アジア諸国(中国や韓国 ?)への侵略行為(戦争責任、南京虐殺事件、従軍慰安婦問題、など)?は、すべて日本が悪者と、喧伝・教育してきた教育者や文化人、マスコミ(これをAの立場と呼ぶ)に対し、これではあまりに一方的で、「自虐的」に過ぎるのではないか、もう一方の当事者たる「日本の立場から」も解釈されてしかるべきではないか(これをBの立場と呼ぶ)という歴史認識上ののせめぎ合いがあります。


 歴史的には(A)の立場が戦後一貫して優勢を保ってきましたが、
この現状に異を唱えて部の文化人や歴史学者が1997年に「新しい歴史教科書を作る会」を結成し、高校の歴史教科書などを編纂、「扶桑社」が発行しました。
 中学の教科書にも「扶桑社発行・新しい歴史教科書を作る会」編纂の教科書があったかどうかは知りませんが、ここ数年、一部の教育現場で
(B)の立場の教科書採用の動きがあり、何がし論争の種のひとつとなっています。

 質問者の指摘されている教科書が前記の「新しい歴史教科書を作る会」編纂のものであったとすれば、
 (1) 歴史教育の重要性からかなり詳しい(分厚い内容となっている
 (2) 近代史(明治維新)にも重点が置かれている
 (3) 「自虐的歴史観」を廃止、独自の立場でかかれてている

 この教科書の採否をめぐっては、サヨク系の日教組やマスコミ関係者からの猛烈な反対があり、採用している学校は全国でも数校と、まだ多くのはありませんが、最近(B)の立場に賛同する日本人も徐々に増え、「新しい歴史教科書を作る会」編纂の教科書を採用する傾向が増加していくでしょう。
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この回答へのお礼

大変な問題だったのだ
とあらためて思いました。

歴史って本当に難しいですね。

お礼日時:2008/03/13 13:24

 扶桑社の教科書を見てみて、「中学の教科書」として不適当と考えていた者です。



 その理由は、質問者さんの指摘どおり、中学の教科書としては「掘り下げが深すぎる」という点です。

 中学生として、初めて歴史を体系的に学ぶ場合、全体の流れを掴むことが大切で、歴史上の問題点を掘り下げるのは、次の一段上の学習段階になると思えました。

 私個人としては、扶桑社の教科書は、歴史全体の流れを掴む教科書としては不適当ですが、歴史の見方を深めるケーススタディの『副読本』としてなら、十分使える良い物であるとの印象を受けました。

 歴史全体の流れを「教えにくい」ということで、翌年からは使われなくなったのだと思います。

 尚、深く掘り下げているテーマに偏りが見られること、同じ編集方針の世界史の教科書がないことも、教科書としてはマイナスだと、私が感じた点です。
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この回答へのお礼

確かに掘り下げすぎだったかもしれませんね・・・。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/18 13:03

いろいろ問題があるかもしれませんが



一番は教科書検定が密室で行われ根拠が明示されず時の政府の影響がでてしまうこと

こんどから密室を少し改めるみいたいですが
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この回答へのお礼

そうなんですね・・・。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/18 13:05

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