宜しくお願いします
『実るほど頭を垂れる稲穂かな』という言葉に関する質問です。
この言葉の解釈を大きく分けると
「社会的な打算を考えると、謙虚で居た方が得だ」的な解釈と、
「社会的打算以前に、謙虚になるのは道理だ」的な解釈があるようです。
「社会的な打算を考えると、謙虚で居た方が得だ」については、興味はありませんが、
「社会的打算以前に、謙虚になるのは道理だ」について、様々な視点からのお話を伺いたく、質問をさせて頂きました。
なぜ人は、実るほど頭を垂れるのでしょうか?
「頭を垂れたいから」等といった回答だけではなく、その背景にある道理まで教えて下さい。
ご回答お待ちしております。
No.10ベストアンサー
- 回答日時:
権力を得たり人気者になれたということは、多くの人から共認と協力を得られて実現することで、そこには自分の努力範囲を超えた経験や辛苦に支えられての存在が可能になったということだからですね。
個人の努力も、理解者の存在があればこそ自己犠牲も信念となれたし、発揮させたがることがあったり。
やはり優れた人が人生の基盤(根拠)となっている人生にも気づけないこともないからでしょうね。
ありがとうございます。
優れた人間であれば、その辺りの道理を弁えているのは当然で、
その辺りの道理を弁えていれば、謙虚になるのは当然、と言うことですね。
参考にさせて頂きます。
No.12
- 回答日時:
もし、「実る」→「頭を垂れる」という構図で因果関係を求めておられるのであれば無理があるのではないか、という気がします。
これは単に、
地位を得たり、財産を築いたり、幸せへの階段を着々と上っていたりするような「社会的成功状況」にあればあるほど、周囲に感謝し、傲慢であってはいけない、という箴言としての川柳にすぎないでしょう。
稲穂にとって「実る」→「頭を垂れる」は重力による因果関係があるわけですが、謙虚さや感謝を強調したかった人が、
この外面的現象のみを借用して、処世術を表現したにすぎません。
もし、成功してもますます用心深く身を処すべきである、という意味のことを強調したい人がいたとすれば、
同じ「実る」という語彙を用いて、
「実るほど地中に根を張るさつまいも」
「実るほど抜けにくくなる大根や」
などのような川柳も可能になるはずです。
「なぜ人は、実るほど頭を垂れるのでしょうか?」
という疑問をこの川柳から導くのは無理があるような気がする、ということです。
ただ、この川柳と関連付けなくてもよければ、
頭を垂れる(謙虚であったり感謝したりする)ことを知らなければ、
実る(成長、あるいは成功する)ことはおぼつかない。
また、
実っている(成長・成功している)ような人というのは、
頭を垂れること(謙虚さや感謝)が身についているものだ。
というのは、人間関係における当然の原理として存在しているでしょう。
ありがとうございます。
この言葉は作者すら不明なので、本来の意味を決め付けることはできませんが、
おっしゃるような解釈も可能だと思います。
No.11
- 回答日時:
お答えします。
謙譲の美徳というものがありますよね。
「 」
この大宇宙の大いなる「愛」、見返りを求めない「太陽のごとき愛」、「存在の愛」というものの中で、自分が生かされていると感じ取られたら、自ずから頭が垂れるものなのです。
それは、打算でもなく、謙虚といった空疎なものでもなく、偉大なものに出会った時、人間は自然とそうなるものなのです。
ご存知ですか、この地球には貴方を含めて、凡そ440億人の霊人が居られます。上を見たら、九次元宇宙界から、下を見たら四次元の無間地獄の低層まで色々あります。
「 」
これらの事を、体験、あるいは知ってしまった人は、争そい事を嫌い、自然と頭が垂れるのです。
ありがとうございます。
参考になります。
「自分は愛の中で生かされている」ということを物語る事柄――そのように感じることができる事柄を、
幾つか具体的に教えて頂けたら、さらに参考になります。
宜しくお願い致します。
No.9
- 回答日時:
>「頭を垂れたいから」等といった回答だけではなく、その背景にある道理まで教えて下さい。
<実る>というのは、博識である とか 技術が並外れて長けている とか 有名人になって沢山のファンを持つ とかではない と思います。
セレブは、貧乏人とか無名な人が、一代で有名人とか金持ちとか著名人になった場合使うようですが、彼らは頭さげるどころかふんぞりかえってますよね。
「俺の努力で成し遂げたんだ~」とか。
変わって、、、、
ご飯食べるとき、無意識のうちにお箸を持ちながら、合掌することありますよね。
ペコンと頭をさげて「いっただっきまーす」。
これは「おいしーごちそうを作ってくれた人 ありがとー」とか「お日様 毎日照ってくれてありがとー」とか「豊穣を与えてくれた神様ありがとー」「今日も食べものにありつけてよかった」とかそういう意味で使っているのか?
妙な風習ですよね。
もともと なんでしょ?
たまに、本当に稀に、食べるとき合掌をして、しばし黙祷を捧げるように目をつぶり 頭を垂れている人いますよね。
そもそも、食べる時、どうして合掌をするのでしょう。
インド方面では、左の手は穢れを表わすとされる。
どうして食べる時、右手と左手を合わせるのでしょう?
左は穢れているんですよね。
なんで ばばっちい左手を右手に合わせるの?
「右の手に左の手を知らせる」とか「右の手に左の手を知らせてはいけない」とか どういう意味でしょう。
手べる時の合掌は、右の手に左の手を知らせる の意味があると思います。
我々は生きているために、食べなければなりません。
食べることで生を持続している。
生きているってことは、他者の生命を奪っているってことです。
このような罪を犯し続けているわけです。
食べるときが、一番罪の極みです。
「死んでくれてありがとー」じゃ 頭下げません。
「あなたの命を奪うことで、私は生かされます。全部食べます。それであなたの死が無駄にならなかったことになるから。」
食べ残すということは、無駄に命を奪ったことですよね。
だから、他者の生命を奪った左手を、右手に知らせ、傲慢にならないようにする。
それを知ると、なにげなく今まで食べていたが、これから食べる前に 頭を下げたくなりません?
少し実ったと思いません?
ありがとうございます。
セレブをひとくくりにはできないでしょうが、おっしゃるような人間が居る以上、
(この場合の)実る=セレブ では無いのでしょうね。
その他の記述も参考にさせて頂きます。
No.8
- 回答日時:
>どうして『頭を垂れる稲穂は実る』のでしょうね?
これは、「実る」という言葉をどのような意味でとらえるかによっても違うと思います。
以下の内容は、私の場合という、普遍的でない限定した内容とご理解ください。
最初に、謙虚・敬意・感謝は人間が生きていく上で必要なことだと思います。
言い換えればそれは、愛であるからです。
なぜ愛が人間に必要なのかということまでは考えたことはありません。
敢えて言うのでしたら、自分自身が、愛が必要であり、
愛することも必要だからです。
これ以上のものは今のところありません。
実ることは成長を意味していると考えますます。
成長したらそれだけ、頭が下がり(謙虚であり、他人を敬い、感謝ができる)、
頭を垂れるようになれば、さらに成長できます。
内面的・精神的な意味では、成長に終点はありませんね。
頭を垂れ、実り
実ってまた頭を垂れる
この繰り返しをしていくだけです。実践によって培っていくだけです。
しかし、単純なことであっても、
それが困難であると人間がとらえることによって、
困難になってしまうのです。
私もその一人です。
なぜなら、謙虚であり、他人を敬い、感謝ができることは、
それが〈いかなる場合でも〉という条件をつけたときに、
私のような凡人にとっては、
実現不可能であるかのようなとてつもなく大きな課題になるからです。
だからといって、成長を望まないわけではなく、前向きに生きようとしています。
実るほど頭を垂れる稲穂かなというのはそれをわかりやすく表現しただけだと思います。
論理的な説明はできませんので申しわけございません。
No.7
- 回答日時:
No,3の再回答です。
>礼節を重んじる道では、なぜ礼節を重んじたのでしょうか?
という部分は、歴史の流れから見ると分かりやすいと思います。
余り古いところを考えるよりも、日本人に礼節を国家的に浸透させた江戸時代から見てみましょう。
江戸時代、植民地化を恐れた江戸幕府が鎖国を実施しますが、その際に力を入れたのが儒教の普及です。
儒教でも朱子学なので、特に礼を重んじていて、上に従わせるという思想を日本人のDNAに刷り込みました。
これが江戸末期、逆に尊皇攘夷運動となって、江戸幕府を皮肉にも倒すきっかけとなるのです。
道を究める人たちは、特に、茶道、華道、剣道などは、上層階級であった武士階級の政治の道具にもなっており、
この儒教の普及とともに、道を学ぶものにも礼節が大事なものとして浸透して至ったものと思います。
徳川260年の統治の間に統治社会層の間でも礼節を重んじることが重要だと言うコンセンサスがなされたと考えられます。
再回答ありがとうございます。
おっしゃる話は理解できました。勉強になります。
そもそも儒教、朱子学では、どうして礼節を重んじるのでしょうね?
No.6
- 回答日時:
原理的には「自分は何も知らないのだ」ということを「知る」ことの大切さに通じると思います。
ものごとを「正しく知らない」と、ものごとを「正しく判断」できないし、その結果、仕事も、人間関係も、自然との関係もうまくいかなくなるということです。
『実るほど頭を垂れる稲穂かな』は、この原理を「処世の世界」に合わせて表現したものと考えれば良いと思います。「処世の世界」は「人間関係の世界であり、実務の世界」ですから、そこで生きていくには、何も知らない自分は、皆様に教えていただかねばならないし、何か実務を達成しようとすると、皆様の協力をいただかなければならないということがあると思います。
そうすると、自ずと、「頭は垂れる」と思います。
自分はお前らよりも頭が良く、経験もあり、成功もして来たんだから、何でも知っているし、協力など得なくても自分の力で何でもできるんだと勘違いすると物事がうまくいかないということです。
ありがとうございます。
kobareroさんがおっしゃるような道理を理解していれば、自ずと頭を垂れるようになる、ということですね。
No.5
- 回答日時:
人間として実っていく人ほど、頭を垂れる(謙虚であり、他人を敬い、感謝ができる)人だと思います。
偽善ではできなことです。ありがとうございます。
『実るほど頭を垂れる稲穂』ではなく『頭を垂れる稲穂は実る』という訳ですね。おっしゃるとおりかもしれません。
でも、どうして『頭を垂れる稲穂は実る』のでしょうね? その理由に興味があります。
色々な理由が考えられるでしょうが、tabibito34さんはどのようにお考えになられるのか、もし宜しければ教えて頂けたらと思います。宜しくお願い致します。
「頭を垂れる(謙虚であり、他人を敬い、感謝ができる)」は「偽善ではできないことです。(で良いですよね?)」
と言うのも頷けます。たいへん参考になりました。
他にも様々な解釈があるかと思いますので、まだまだご回答お待ちしております。
No.4
- 回答日時:
孔子曰く
「天命に従い則を越えず。」
孔子のような最高の指導者でも「則を越えず」といってます。
これは「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と同じ意味です。何を戒めてるかといえば「慢心ほど怖いものはない」ということなんですね。どのように怖いかといえば、例えば「大天使の1人であったルシフェルが地にあるとき慢心して、神になろうとしたその結果死後、地獄に落ち悪魔の帝王になっていまだに暴れている。」日本では戦国時代の信長なんかもそうですね。「慢心」はそれほど怖いものなんだ。ということなんですね。
生きている世界がすべてだと慢心しようがしまいが関係ないが本当の世界は死後の世界も含むから「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という教えがあるのですよ。
ありがとうございます。
慢心を恐れるが故の謙虚さですか。
死後の話になりますと、スケールが大きすぎて私には理解できませんが、
この世のことだけを考えても「慢心は怖い」は当てはまりますよね。
参考にさせて頂きます。
他にも様々な解釈があるかと思いますので、まだまだご回答お待ちしております。
No.3
- 回答日時:
頭を垂れるということは、本当に頭を垂れることとも受け取れます。
昔の人(といっても昭和の始め頃までですが)は、人格者と言われる人ほどお辞儀が丁寧であったそうです。
特に昔は武士道、儒教を大事にしていたので、礼節にきっちりした人ほど、人格者だと言われました。
この『実るほど頭を垂れる稲穂かな』は、教訓としての慣用句ですが、
実際に、剣聖と言われた内藤高治(1862~1929)は、弟子と挨拶をする時、
内藤がずっと頭を垂れているので、弟子があわててもう一度お辞儀するために、
「あの人は2回もお辞儀されて偉い人だ」と言われていたと言う伝説があります。
礼節を重んじる道(剣道、茶道、華道など)を学ぶことが多かった時代は、
実際に精進しいる過程で謙虚さをしっかり身につけることができていたので、
それが道理であると考えられたのではないでしょうか。
ありがとうございます。
>頭を垂れるということは、本当に頭を垂れることとも受け取れます。
はい、そのようなことも含まれるかと存じます。
礼節を重んじる道では、なぜ礼節を重んじたのでしょうか?
私の興味は、その『礼節を重んじるに至った理論』にある為、その部分に関して、もう少し詳しく教えて頂けたらと思います。
ご回答お待ちしております。
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