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日本語は母音の種類が「aあ,iい,uう,eえ,oお」
と五種類しかなく少ないですが、
その日本語より母音の種類が少ない言語というのは
あるのでしょうか?
教えて下さい。

A 回答 (3件)

John Kingstonという言語学者が451言語の母音音素の数を比較しています。



結論から言うと、
5母音の言語が136、
4母音が39
3母音が26
ですね。

ちなみに5母音の言語が一番人気です。

一番多いので13母音という言語が1つだけあります。

※ ただし、この比較では、「長い、短いの区別や、鼻母音等の二次的調音を含めず、単母音の数を数える」と書いてあります。

つまり日本語の母音は「五(ゴ)」と「号(ゴー)」のような長短の区別がありますが、これは含めない。又、別の方が書いてあるように、日本語の「ん」は鼻母音(鼻母音以外の異音あり)ですが、これは含めない。つまり日本語は5つでしょう。


米英語は一般的によく単母音が10とか11とか言われ、この比較表で見れば、トップ10に入る母音の多さなので、よく日本人は英語の母音の発音が大変などとかかれますが、それには疑問が残ります。

というのも、英語の10だか11母音には、「2拍の母音」が含まれているからです。/i:/ /u:/ /ei/ /ou/等は2拍の母音です。(/ei/ /ou/は日本では一般に二重母音と言われます。)

日本語の母音は全て1拍のア、イ、ウ、エ、オだけがカウントされ、英語は1拍のものも2拍のものも数えられるのなら、この比較の基準は同じではありません。

日本語も「アー」「イー」等の伸ばす音(2拍の母音)を含めれば、これで既に10個です。

長さを測るのに、メートルやマイルや尺をごちゃまぜにしては比べられないのと同じです。w

このように、母音の数を数えるというのは、なかなか複雑なので、しかも言語によって構成が違うので、基準を作るのが難しいのです。


そこで、言語学者は「全ての言語の発音は平等に難しい」と言うことにしています。


日本では、なぜか日本語の発音は世界でも稀に見る単純さなどというのが通説のようになっていますが、

全ての言語が平等な難易度の中、日本語の発音がその「例外」に入る、と言語学者が科学的に説明しているのを少なくとも私は聞いたことがありません。


おそらく日本語の発音が単純に感じるのは、母国語の発音は誰でも聞きなれてるから単純に聞こえて、聞きなれない外国語の音は複雑そうに聞こえるだけでしょう!
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日本語より少なくはありませんが、同じくa, e, i, o, uの5つである語に、スペイン語があります。


まったく同じ音というわけではありませんが、だいたい似てます。
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日本語よりも母音が少ない言語として、有名どころではアラビア語があります。


母音が「a」「i」「u」の3種類しかありません。
実際の発音では、「i」は「イ」と「エ」の合いの子くらい、「u」は「ウ」と「オ」の中間くらいで発音されるようです。

また、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地域には、母音の数が少ない言語(言語学的にはアブハズ・アディゲ語族と呼ばれるグループに属する)が多いことで知られています。
20世紀末頃まで黒海周辺で使用されていた(現在は使用者がいません)ウビフ語では、子音が83種類もあったのに対し、母音が「ア」と「ウ」(厳密な発音表記ではありません)の2種類しかなかったことで知られています。ただし外来語の流入や音便化などの影響で、実質的には2種類以上の母音が使用されていたようです。
このほか、同じコーカサス地方のアブハズ語も母音が2種類しか存在しないとされます。

なお、日本語の母音は実際には5種類より多いといわれています。鼻母音などが存在するためです。

参考URL:http://en.wikipedia.org/wiki/Ubykh_phonology
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