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現在、母(53歳)が大腸癌で入院しています。ステージ4であり、肝臓、腹水、腹膜に転移しています。
1月26日より抗がん剤「FOLFOX」を使用、2月12日に2回目の使用でした。
知り合いに肝臓癌の末期患者がいるのですが、その人は最初から治験という方向で入院しています。
最新の薬、抗がん剤を使用できることから少しでも延命できればという家族・患者の願いです。主治医に聞いたところ、抗がん剤使用後の治験のエントリーは難しく、あるとすれば抗がん剤2回使用後の治験エントリーがあるとのことです。
治験に関するお問い合わせ先、情報があればと思います。
小さなことでもいいのでどうぞ御協力宜しく御願いします。

A 回答 (2件)

こんにちは。


製薬会社の臨床開発担当者です。

現在お母様が入院されてらっしゃる医療機関で、抗ガン剤治験が実施中という前提でコメントさせて頂きます(製薬会社として、治験は症例が取れそうな医療機関を選んで依頼を出しますので、医療機関自体が治験を受けていない場合もあります)。

>抗がん剤使用後の治験のエントリーは難しく、あるとすれば抗がん剤2回使用後の治験エントリーがあるとのことです。

治験は患者様にお願いして開発中のお薬(治験薬)の効果を判定させて頂くものですが、実施に際しては、選択・除外基準(場合によっては数十の項目になります)を設定します。選択・除外基準は、お薬の効果を厳格に判定するためには、出来るだけ条件が均一な患者様を選ぶ必要があり、この点でフィルターの役目を果たす条件設定だとお考え下さい。従って、大腸癌に効果のあると考えられるお薬でも、当該疾患の患者さんなら誰でもが投与を受けられる訳ではなく、選択・除外基準に合致した患者さんのみが選ばれることになります。上記の担当医の先生のお話は、おそらくこの選択除外基準の一つに言及したものだと推測します。即ち、現在担当医の先生に依頼が来ている抗ガン剤治験では、選択基準の中に、「抗癌剤AまたはBによる治療に対して効果が認められない症例」というニュアンスの一項があるのではないでしょうか?勿論これは選択除外基準の一つにすぎませんので、この項目のみのクリアをもって治験エントリーが保証されるものではありませんが・・・

治験に関する情報ですが、これは日本製薬工業界のホームページ↓のURLをご覧下さい。

http://www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/med.html

お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

迅速かつ丁寧な御回答有難うございました。治験の流れ、詳細を知ることができ大変勉強になりました。やはり、エントリーは厳しいという現実を見ることができました。母も現在、安定剤の使用によって心を落ち着かせているので緩和のことからも治験は難しいですね。本当に有難うございました。

お礼日時:2009/02/20 01:35

田舎の薬剤師なので、最新治療には疎いかもしれませんが、


大まかに治験には2種類あります。
新しい物質に治療効果があるかを調べる治験(効果があれば薬になるかも?)と、
既に薬と認められている物質の新しい使い方、副作用等を調べる治験です。

現在大腸がんに凄く効くかも知れない、新しい物質って聞いた事ないです・・・
最近ではセツキシマブも認可されましたし。
大腸がんは比較的、治療方針について研究されているがん腫です。
もし私や家族が大腸がんになった時、
何が何でも治験を受けさせたいというような治験はない気が・・・

あと、悲しい話ですが、金を掛けたほうが延命が期待できるがん腫です・・・
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この回答へのお礼

お金をかけて延命できる種とは厳しい現実ですね。専門家からの治験に対する正直な気持ちが聞けて、治験の安全性、機能性について知ることができ大変勉強になりました。御回答、本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/02/20 01:39

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