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カーボンロッドの塗り替えをしようと思っています。
ガイド・グリップ・リールシートはロッドカスタムのサイト等を参考にして外せたのですが、塗装の剥がし方がよく判りません。

暖めてカッター等で剥がしていく、サンドペーパーで削り落とす、剥離剤を使う等、各サイトで様々な方法が紹介されていて、どの方法にしようか迷っています。

そこで、各方法ごとにお勧めの手順や揃えるべき物(サンドペーパーなら番手、剥離剤では効果のある剥離剤名等)が有りましたら、教えて下さい

A 回答 (4件)

どうも、#2釣りバカ再びです。




剥離財はスパインから染み込んじゃう、っつーのがほとんどのようっす。

剥離剤を塗り込んで塗料が浮き上がるまで安置しておくとスパインから剥離財が浸入して、時間が経てば経つほど吸い込んでいくっつーメカニズムが共通の現象っす。


で、シマノとかダイワとか大手の国産ロッドだとおっしゃる通りカーボンシートを切り出して片面に接着剤を一面に塗って、圧力を掛けながらマントレル(芯棒)に巻きつけて釜で焼くんっすわ。

でも接着剤の塗り方が雑な下請けだったり、圧力の掛け方が甘い下請けだったり、そもそも巻きつけるカーボンシートが少なかったり…いろいろあるんっすわ。日本を除くアジアのブランクがイマイチ良くないっつーのはこの辺に原因があったりするんっすわ。

もっとも日本でも、以前私が試しに購入した大阪の某有名釣り工房のオリジナル・ブランクはスパインのところだけに接着剤が塗られていただけっつードイヒーなもので、今じゃ見事に台形のカーボンシートに戻ったっす。意外とこんなブランク、多いんっすわ。



じゃどのロッドがキッチリ接着されていてどのロッドがドイヒーかっつったら…
Made in Japan ブランクで1万円以上出していたらたいていはキッチリ作られてますよ。他のアジア製ブランクのロッドだと、正直微妙っす。アタリもあればハズレもあるんっすが、この辺パッと見だけじゃ分からないからタチが悪いんだよね。

でもどんなにキッチリ作られていても剥離剤はたっぷり塗ってしばらく放置、が基本で、放置している間に剥離財が染み込んで接着剤を溶かしちゃうことから逃れられませんわ。なんか科学の時間とか理科の時間でやったでしょ?放っといてんのにスーッと入っちゃう的な何とか現象って。名前忘れちゃったけど。


っつー事で剥離剤はできるだけ避けたほうが良いっすよ。



ついでに書き足しておくと、旋盤やドリル的なものでブランクを回転させて、だと高回転なだけに中心から外れてセットしてしまうと研磨の偏りが露骨に現れちゃう。センターを固定するのはほぼ不可能だしね。

っつー事で個人的には包丁研ぐ砥石がお薦めなんっすわ。

本当は荒研ぎ石(サンドペーパー#100程度)で下地のカーボンが見えるか見えないか位にざっと研いで、中研ぎ石(サンドペーパー#800程度)で薄皮程度に皮膜を残すように研いで、仕上げ石(サンドペーパー#2000程度)で完全に除去する、っつー工程を行うっす。
で、ブランクはほぼ真円だから円に近い図形、6角形か8角形に当てて研ぐんっすわ。
そして最後の最後に旋盤的なものに当てて#2000-4000程度の耐水サンドペーパーで磨き上げる(というより角を落とす)んっすわ。偏りが怖い場合は手旋盤で十分っす。

こうやるといちいち確認しながら作業ができるので失敗がグッと少なくなりますが、時間が掛かるしメンドクセエし砥石を3つ用意しなければならないのが難点。もっとも砥石は包丁研ぐのに使えて便利だけど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

詳しい説明をありがとうございました。
教えて戴いた方法でやってみようとおもいます。

お礼日時:2009/04/13 01:19

cherrytroutと申します。



他の方が明記したので補足的に。

剥離材は強力な物を使用するとエポキシ樹脂に侵食する可能性が有ります。
カッターナイフは傷を付ける可能性が大なので、ガイドを外す時、エポキシの除去以外にはオススメしません。

一番良い方法はサンドペーパー(耐水)で少しづつ落とすが一番です。
勿論手間も掛かりますが、上記の方法よりはお勧めします。
600番位のペーパー傷ではブランクに深刻な傷は付きません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

剥離材は避けたほうがよさそうですね。
テーパーが付いている円棒のブランクにサンドペーパーをかけるとなると、均一な面に出来るかどうか心配なんですが
やはり旋盤やドリルに固定して、ブランクを回転させながらペーパーを当てたほうが良いのでしょうか?

補足日時:2009/04/10 00:38
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どうも、釣りバカです。




これは難しいっすよ。


下手に剥離剤を使うとブランク素地のカーボンやグラスを巻いて貼り付けている部分の接着剤も剥離しちゃってお釈迦にしかねないし、サンドペーパーで研ぐとブランク素地を傷つけかねないし…

かといって表面だけを微粒子サンドペーパーで磨いて上塗りすると皮膜が厚くなってポワンポワンになっちゃうし…

結局私なんか市販のブランクの使用を諦めて『塗装してないブランクください』って特注でブランクを仕入れてますわ。剥がすのメンドクセエから。


でも剥がすにはヒートガンで暖めながら木ベラのようなもの(竹の定規なんかベスト)で慎重に削ぎ取っていくしかないでしょうね。ティップ折るかもしれないのであくまで慎重に。



ウチの工房では世界1極薄に仕上げることができて強靭で柔軟性があって、おまけに酸やアルカリにも強くて防菌抗菌滅菌殺菌能力がある漆だけを使用してますわ。釣具屋さんにあるようなカシューじゃないっすよ。あれだとワーム置くと溶けるし空気乾燥し続けると割れるしで、漆の悪口って100%カシューを本物と勘違いしている人の話なんだよね。ニセモノ掴まされてんじゃねえよ。
ウチの工房では国宝修復で使用する国産漆(http://www.urushiclub.com/urushishop/shohinpage/ …)のみを使用しているんだよね。だからビンビンなレスポンスのグラスロッドっつー離れ業もできちゃうんっすわ。


と散々自慢したところで
「本物の漆なんか、扱えねえよ」
っつー前提で、SRS FISHING GEAR(http://www.srsfishinggear.com/)さんのコーティングツールのページ(http://www.srsfishinggear.com/glue.htm)真ん中くらいにあるウレタン系が良いんじゃないっすか?ウレタンスプレーとかなら薄く仕上げることができるし、2液性だといろんな色をつけることも可能だし。

何より乾燥促進剤と乾燥遅延があるから硬化を早めたり遅くしたりできるのが都合が良いかと…塗ってるそばから固まり始める化学塗料だと早めたり遅らせたりできるのはかなり魅力っす。



っつー事でスプレーも使えて(本物の漆はスプレーは使えません…カシューは使えるけど)信頼性が高い塗料で硬化が操作できるっつーウレタンと量が一番良いんじゃないっすかね。

もっともウチの工房では無公害の国産漆以外使ってません、念のため。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

プロの方なんですね。よかったら、ちょっと教えて下さい。
自分では剥離剤が一番綺麗に剥がせるかな?と思っていたのですが『剥離剤を使うとブランク素地のカーボンやグラスを巻いて貼り付けている部分の接着剤も剥離』する可能性が有るのですか?
「貼り付けている部分」とは巻き付けた最後の部分の事ですか?詳しくは知らないのですが、ブランクは接着樹脂を全体にしみ込ませたカーボンシートを芯金に巻き付けて何百度という高熱で焼き固めた状態だと思っていましたが、接着樹脂は全体では無く、巻き付けた最後の部分にのみ塗り付けられているのでしょうか?

補足日時:2009/04/09 14:44
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#600の耐水ペーパーで磨いてその上に塗装するのが望ましいです



塗装だけを剥がすのは無理だから


ちなみに塗料はどーやって入手するんですか?
市販の塗料だと(ポリカ用を使っても)竿が曲がったら塗装が剥離しますよ(^_^;

この回答への補足

回答ありがとうございます。

塗料は、参考にさせて戴いた個人・ショップ各サイトで使用されている事が多い2液性のウレタン塗料を考えています。
その塗料は使用した事が有りませんが実際にはどうなのででしょうか?
又、お勧めの塗料が有りましたら教えて下さい。

宜しくお願い致します。

補足日時:2009/04/09 01:54
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