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「ZOOM-ZOOM」のキャッチコピーのもとに、今では欧州で高い評価を受けているマツダですが、90年代後半までマツダ車が全く売れない俗に言う「マツダ地獄」と呼ばれた経営危機がマツダを襲いました。
そこで質問なのですが、当時のマツダ車、センティアやミレーニア、MS-8らはライバル車のクラウンやセドリックと比較して性能的に負けてしまっていたから売れなかったと聞いているのですが、それではライバル車を抜きにしてセンティアやミレーニアの性能は悪かったのでしょうか?
文が長いので質問の意味がわからなかったらすいません

A 回答 (3件)

 1960年代後半からマツダはロータリーエンジンを搭載したクーペやスポーツカーの販売を始めました。


 当初から静粛・軽量・ハイパワーの反面、燃費とオイルの消費が弱でしたが、その頃はレギュラーが45円位でしたので、あまり問題とされませんでした。むしろカローラやサニークラスのファミリア・ロータリー・クーペでも運転テクニックでスカイラインやセリカより速く走れると言うことで人気がありました。
 ところが1970年代にアラブとイスラエルによる中東戦争が勃発し、それまで欧米の石油メジャーが原油価格をコントロールしていたのが、中東の産油国が中心のOPECが原油価格をコントロールするようになりました。
 反イスラエルで団結したアラブ諸国は原油生産を調整し価格を吊り上げることによって、イスラエル側に付いている欧米諸国に対抗しました。これはオイルショックと呼ばれ、日本でも石油製品価格に大きな影響がありました。
 それまで40円台だったガソリン価格があっという間に70円台から80円台に高騰しました。
 それまではマツダ車は普通に人気がありましたが、ロータリーエンジンの車を中心に中古車価格が暴落しました。マツダ車は下取り価格が買いたたかれました。
 マツダのディーラーでは新車も売れないので、仕方なくマツダ車を市場の下取り価格よりかはかなり高く買い、また新車も大幅値引きをして販売につなげました。
 で、その頃からマツダ車を買うと、次もマツダの車を買うしかなくなる。延々とマツダ車に乗り続けなければならなくなる。
 これがいわゆる「マツダ地獄」です。マツダ地獄はマツダの経営難と言うより、マツダ車のオーナーを指していった言葉です。
 1970年代半ば以降、ニューコスモや映画「幸せの黄色いハンカチ」で有名になった、ファミリア・ハッチバックなど良い車もたくさん登場しましたが、1990年代初めくらいまで、マツダ地獄は続いていたと思います。

この回答への補足

実は初めて車を買おうかと思ってるんですが、私が生まれる前から親がマツダに乗り続けているせいか、私もマツダが好きになっています。だからマツダ車を買おうと思っているんですが、皆さんのアドバイスを見ると、ただ単に親はマツダ地獄の犠牲者だったのではないか・・・
まぁ買うのは中古車なんですが

補足日時:2009/07/09 21:37
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この回答へのお礼

ありがとうございます。マツダ地獄ってそういう背景があったんですか。名前と意味くらいしか知りませんでした。

お礼日時:2009/07/09 21:35

ある意味「世間の風評」と言うものが大きかった、と私は思っています。


マツダ地獄は、下取りが安価であることで、次も他社より安い価格設定を行っていたマツダ車じゃないと買えない、と言う循環が存在したからですが、著しくその性能がトヨタやニッサンに比べ劣っていたとは思えないのです。

ただし…これは悪癖だと思いましたが、バブル期の頃のマツダは「スピリットを感じない車作り」を行っていた、と思います。
まぁセブンやロードスターは別にして、そのほかの「ラグジュアリーセダン」と言われる車たちについては、確かに「バブリー」なところが目立ちました。
特にデザインについてですが「実用性を感じさせない」車作りに走っていた節があると思いますね。

コンパクトカーも「AZ-1」などという「ミニカースポーツ」を作ったりして。
某有名芸能人の「アメ車大好きな」方が「これに似合うのはバカボンのパパ以外に無い!」という名セリフを残しましたが、本当にそう思いますね。
この時代のマツダは、本当に「小手先」と言う車作りをしていたと思います。
そういった意味では「売れなかった」のは必然で、下取りが安いのも致し方無しだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「AZ-1」はスズキ「カプチーノ」、ホンダ「ビート」と並んで「平成ABCトリオ」なんて呼ばれてましたね。

お礼日時:2009/07/09 21:15

当時のマツダ車は、電装品が弱かったです。


他のメーカーに比べてプラグコードなどの劣化が早かったと思います。

マツダ地獄、スバル地獄は、下取りがトヨタ・ホンダ・日産に比べて安かった。
例えば、日産に査定してもらうと120万の車がスバルディーラーだと170万で下取りしてもらえると言ったような感じです。
これだけ差が出ると次もスバルで・・・となってしまいます。
それぞれ、拘りを持って乗るのなら良い車だと思いますが、下駄代わり、万人向けかというとそうではない車が多かった。

>ライバル車を抜きにしてセンティアやミレーニアの性能は悪かったのでしょうか?
ライバルというか、比較対象がなければ性能云々は良いの悪いのは言いようがないと思いますが?
とりあえずは、走る車なんだし。
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この回答へのお礼

>ライバルというか、比較対象がなければ性能云々は良いの悪いのは言いようがないと思いますが?
とりあえずは、走る車なんだし。

言われてみればそうですね、でも個人的にマツダ好きなので気になってたんです。
参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2009/07/09 21:30

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