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自動車走行のための 市販の電気とガソリンの値段の違いについて、市販するまでの生産コストにはどのような違いがありますか。その他の要素(公害、政策、技術など)についても教えてください。基礎的な事だけで結構です。こちらずぶのしろうとです。

A 回答 (3件)

ガソリンの価格は


産油国の原油価格(+石油精製価格)と
為替レート(円高、円安)と
ガソリン税(現行ガソリンの暫定税率ガソリン1リットルあたり53.8円)
で決まってきます。ガソリンの価格にはガソリン税(道路特定財源の揮発油税と地方揮発油税を合わせた価格)+消費税(税の二重課税)がガソリン原価に加算されています。他の国では道路特定財源のような臨時課税措置が行われておらず、消費税のみでガソリン価格は安いですね。

日本では、ガソリンの精製技術が上がってガソリン中の硫黄分低減や触媒技術でNOXの発生も少なくなって、環境負荷としてCO2の発生総量が主な問題ですね。しかし、現在、日本のCO2発生量は世界のCO2発生量の4%台にすぎません。

中国の排出量がドンドン増加していてその排出量は米国を向いて世界一となっていいます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hak …

最新のデータ(2008年)では、排出量の多い国としてが、中国(22%)、米国(21%)、ロシア(6%)、インド(4%台)、日本(4%台)、ドイツ(3%台)と続いています。ヨーロッパをEUとしてみてば米国の後の第3位(12%台)にEU(人口は)が入ります。中国、ロシアの増加の伸びが高く、米国が微減しています。日本が24%削減しても3%台になるだけで世界的には殆ど温暖化削減の効果は低いですね。

一方、電気自動車の価格は高性能なモーター(強力な永久磁石が必要)と充電効率の良い軽い高性能なリチウムバッテリーが必要で、現行ガソリン車並みの1回の充電または給油での走行距離が実現できないことがあります。実現するためには車一杯にバッテリーを積み(人や荷物スペースがなくなる、)、1回の充電に10時間以上が必要になるということです。
またモーターの永久磁石の原料の希土類やバッテリーのリチウムの産出国が世界の特定の数カ国に偏在していてその大半が中国の鉱山から産出され、世界に輸出されてきました。最近その輸出制限を中国政府が国家戦略としだしたため、ただでさえ高い、電気自動車の生産コストが高騰する可能性があります。
また、電気自動車が普及する為には、ガソリンスタンド並みに電気充電センターを整備する必要があります。ガソリンスタンドは道路さえあれば給油車が運べる限りどこにも設置できますが、電気スタンドは電気が行っていないところには自家発電の発電設備(CO2を沢山排出)で電気を起こして設置しないといけなくなります。

現在家庭からみたCO2排出量は以下URLにあるように
http://www.marunouchi.com/green/green_09_01.html
電気42.3%,ガソリン27.2%となっています。
すでに、電気自体、CO2排出量の4割以上を占めています。
その電気は電力会社から供給され、その発電は火力発電(石油、石炭、天然ガスを燃焼させて蒸気タービン発電機で発電)が主流で、ついで原子力発電、水力発電となっています。
いずれもコスト高要因、環境負荷の問題を抱えています。
火力発電は日本のCO2発生の最大原因となっています。
http://www.teamrenzan.com/archives/writer/mineya …
また、発電にともなう廃熱を沿岸海域に放流していて海水の温暖化に影響を与えています(火力発電の効率は約50%前後で発生熱の半分を海に逃がしています)。

原子力はCO2は発生しないですが、発電効率が30%強で残りの2/3の熱は原子炉の冷却水として沿岸域の海に放流して海水温上昇させ地球温暖化や海の生態系への影響がはかりしれないようです(海の白化=砂漠化の加速、漁獲量激減の要因?)。また原子炉の使用済み燃料の再処理能力も発電量に見合う能力もなく処理しきれない強レベル放射性物質の深層地下埋め立て計画の問題を起こしています。原子炉の寿命も30~40年といわれ、使えなくなった原子炉炉心の解体廃棄の方法もまだ世界的に解決されては居ません。原子炉の解体破棄が決まっている原子炉は現在日本では3基ですが、原子炉を使用停止してから半減期の少ない放射性物質の減少には30年~50年以上かかり原子炉がやや冷えて、それからの解体になりますが、半減期の長い強レベル放射性物質は数1000年~数10億年放射線を出し続けます。その埋立地の住民には地球の寿命の数分の1位の先まで放射能の影響が予想されます。また原子炉の解体からその埋め立て処理までには、原子炉一基あたり1兆円以上かかります。原発先進国のイギリスやドイツでは廃炉になった原子炉の解体処理に数兆円~十兆円以上の予算を掛けて解体作業を進めています。またすでに解体して地下に埋めた強レベル放射性物質埋め立て地のコンクリート建造物に亀裂が起こって地下の放射能汚染の問題が発生します。現在は原子力発電コストには、このような使用済み原発燃料の最終処分や原子炉解体処理費用は電気料の単価計算には含まれていませんので原子力の発電コストが一番安く、しかもCO2を出さないので環境負荷がゼロのクリーンエネルギーとして宣伝されています。
(実は環境負荷が最も大きなエネルギーといえるかも知れません。)
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この回答へのお礼

原子力発電の怖さがわかりました。くわしい説明をありがとうございました。

お礼日時:2009/12/17 10:52

電気自動車とカソリン車では、燃費は電気自動車が相当に安価と聞いています。


電気にガソリン並の税金がかかるとどうなるかわかりませんが、現在の発電システム(石油による火力、原子力、他)を考慮しても、電気自動車の燃費が安くなるそうです。
電気自動車(EVカー)は、電池-モータ-車輪と、構造が簡単になるので、将来は製造価格も安価になる可能性が言われています。
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この回答へのお礼

民間にはありがたい発明ですね。たすかります。

お礼日時:2009/12/17 10:50

鉱山などで使う大型の自動車はジーゼル発電電気駆動です


この方が燃費がいいのです
電動機は回転速度が無限になったとき電流はゼロになります
実際には抵抗がゼロの導体はないし無限の回転数もないのでそういうことは起こりません
デマ早く走るほど電流は減ります
内燃機関とは逆ですね
だから日本は設備費は高いが燃料費が安い電車を普及させているのです
値段の比較まではわかりあせん
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この回答へのお礼

良い勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/17 10:48

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