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自分の着た振袖を娘に着せたいと思っています。
娘も、色や柄行も気に入っているので着たいと言っているのですが、
よく見ると、ずいぶんしみがあります。
30年近くもたったしみ、きれいになるでしょうか。
総絞りで、金銀の刺繍もあります。
だいじょうぶでしょうか。傷んだりしないでしょうか。

洗い張り、丸洗い、しみ抜き、どの方法が一番いいですか。
また、どのくらい料金がかかるでしょうか。

いくつも質問してすみません。
もし、愛知県内でお勧めのお店がありましたら教えてください。

A 回答 (2件)

こんにちは。

少しですが、着物を仕立てている和裁士のものです。

総絞りの着物で刺繍入りという、すばらしいお振袖をお持ちで、
とてもうらやましく思います。とても高価なお振袖ですね。
でも、しみがついてしまったということは、
色合いが薄い色調のお着物なのでしょうか?

絞りの着物で、総絞りの振袖となりますと、
これは時代に左右されないものですので、
長くお召しになることができます。
しかし、そのアフターケアは大変に難しいものがあります。

洗い張りは、着物を解体して、反物の形にするものです。
そして、洗い張りというくらいですから、張りながら洗います。
「辻が花」と呼ばれる、淡い色調の幻想的な花の模様の着物が
ありますが、これは絞り染めをしています。
この着物ですら、洗い張りにするのは難しいものがあります。
ですから洗い張りは、絞りの着物で、総絞りの着物になると、
絞りの部分をのばしてしまうことになっていまいます。

生き洗いとよばれる、丸洗いの方法があります。
総絞りの着物なら、この方法のお手入れになるかと思います。
しみ抜きは、この生き洗いをする前に処理するものと思われます。

大手のクリーニング屋さんで、
着物の洗い張りや、京洗いとよばれる、丸洗いをしている所が
ありますが、絞りのある着物ですと、着物の洗いを専門的に
行っている熟練した職人さんのいるところが良いと思います。
和服の洗いの専門店に頼む方が良いでしょう。

ちなみに、私の振袖は、絞りのあるものではありませんが、
袖の袂に機械油が付いてしまい、丸洗いを頼みました。
今から15年位前の話ですが、この当時で5万円程かかっています。
金額的なことは申し訳ありませんが、はっきりとは言えません。
でも総絞りの着物となれば、ある程度金額がかかるものと
思われます。
また、しみが古いものであるため、確実に処理が出来るかは
疑問なのですが、今の技術はかなりすすんでいるようです。
どのようにして出来てしまったしみなのかが判ると、
もっとしみ抜きの方法は確実なものになるようです。

愛知県内の和服の洗いの専門店は紹介できませんが、
とても参考になるお店のHPをみつけました。
ここの表紙にいくと、ここは着物の洗いの専門店ですが、
遠方になってしまいますけど、色々とたずねられてもいいのかも
しれません。
遠方でもここは、やってくださるようです。

「きものよろず 承り処 かどわき」
http://www1.neweb.ne.jp/wb/kimono/maruarai.htm

確実なことは言えないので、着物の専門家でありながら、
「アドバイスには自信なし」、とさせていただきました。

少しでも参考になるのならと思い、
書き込みをさせていただきました。

素晴らしい振袖の着物ですから、きれいに出来ると本当に
いいですね。

参考URL:http://www1.neweb.ne.jp/wb/kimono/maruarai.htm
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この回答へのお礼

お忙しい中、ご丁寧な回答をいただきありがとうございました。
参考URLの方も見せていただき、しみ抜き、丸洗い、洗い張りの違いも
だいたいわかりました。

着物は両親が、無理をして(たぶん)買ってくれたもので、
とっても気に入っていたものです。
成人式や友だちの結婚式など、6・7回は着用し、いとこも、
この着物を2・3回着ました。

そのころには、全く気になっていなかったしみが、
ずっとしまいこんでいたことにより浮き上がってきたのでしょうか。
白地に赤なので、白い部分に、うっすらとしみが何箇所もあります。

専門家のokoaさんに、素晴らしい着物と言っていただき、
ますます、この着物をきれいによみがえらせ、大切に使いたいという気持ちが
強まりました。

okoaさんに教えていただいたことを頭に、何軒か当たってみて、
信頼できそうなところにお願いしてみます。

お礼日時:2003/06/01 18:14

ずっとしまいこんでいたことにより浮き上がってきたのでしょうか。


白地に赤なので、白い部分に、うっすらとしみが何箇所もあります。
と回答されていますが、となるとこのシミは抜けない可能性が高いです。

着物の最重要手入れに、「ぶら下げて風を通す」と言うのがありまして、何日か晴れが続いた晴天の日に部屋中に干します。虫干しと申しまして、もっとも適したシーズンは真冬です。
湿気を嫌う着物地の特性を知っている先人の知恵でして、これをやらないと縮緬なんかしまってるだけで縮むし、どれもシミが出てきます。

shigechamaさんのお振り袖のシミはこれだと思われます。
私の着物の何枚かも、京洗いに出して返ってきてから3日干して仕舞う。というフルコースをしたにも関わらずシミにやられてまして、プロに見せたら「こりゃあダメだ、目ぇつぶって着るんだね、人は本人程気にならないもんさ」と言われてしまいました。

以来どの着物も年に一度は着るか、しょうがないから虫干ししてます。

取りあえず京洗いに出すとサッパリします。
娘の十三参りの振り袖は総絞りの刺繍入りですが、ちゃんときれいになって返ってきました。5年程前ですが1万円でした。

そして着るときは帯や小物にこだわれば、お嬢様の着物姿に人の目は寛容ですからシミなんか眼に入りませんよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

>着物の最重要手入れに、「ぶら下げて風を通す」と言うのがありまして、
何日か晴れが続いた晴天の日に部屋中に干します。

これは、いつも母がやってくれていました。
でも、京洗いには出していなかったみたいです。

oobankobanさんは、京洗いに出した上、干すということをされてても
シミが残ったとのこと。
ただ、風を通していただけでは、シミが残ってしまったのも当然ですね。

何年(何十年?)も昔のシミ、取れない可能性が高いですね。
でも、何とか、できるだけのことはしてみたいと思います。

お礼日時:2003/06/02 13:17

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