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41年前に建築された10階建てのビルですが、当時の耐震基準はどうだったのでしょうか。
現在の耐震基準で建てられたビルと比べて、どう違うのでしょうか。

最近、仕事で毎日そのビルにいるのでとても心配になってきました。
地震が起きたら危ないでしょうか。

A 回答 (3件)

#2です。



残念ながら素人さんには構造判定は不可能です。
専門家でも、設計図書が存在し、且つ設計図書通りの施工が行われているかどうか?と現状のコンクリート強度が設計値を満足しているか?の検証が必要です。
従って、#1で、「今は神に祈る事」と述べました。

ただ、地震に対する知識として、覚えておいて欲しい事を以下に記します。
1)10階建てのビルですから、地震動の共震位置は4~5階部分と予想されます。
可能であれば、その階には近寄らない事!
2)背の高い什器の近くにあなたの席が有ったら、しっかり什器を壁に固定する事。
3)コンクリートのスラブが倒壊する可能性は低いので、地震時には出来るだけスラブ中央部に移動する事。
但し、小さなコンクリートが落ちてくるので、机等の丈夫な物の下に非難する事。
4)梁の下や柱の近くには寄らない事。
5)窓の近くにも寄らない事。
特に、外壁でコンクリートの腰壁が有り、柱間が全て腰窓の様な建物は、柱がせん断破壊する可能性が高いので注意する。
6)最後に、瞬時に倒壊する様な事はまず有り得ませんので、焦らずに建物の状況を観察する事。
もし、建物に異常が生じた(亀裂発生等)場合は、焦らずその部分から非難する事。
部分的な部材の崩壊は生じるでしょうが、それが即建物の倒壊には繋がりません。
以上です。
これは、新築のビルでも同じです。
人間と地球との勝負ですから、人間の方が不利です。
常日頃から、非常時の対策を心する事が大切と思います。
あまり神経質に成ると、日常生活が困難に成ります。
とは言っても、やはり新しいビルの方が安心感は有りますよね!
あなたの気持ちは十二分に理解出来ますが、これ以上はどうにも成りません。
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この回答へのお礼

とても参考になります。ありがとうございます。
>6)最後に、瞬時に倒壊する様な事はまず有り得ませんので、
>焦らずに建物の状況を観察する事。

つまり、地震がおさまるまで怪我をせずにいて動けることが出来れば、ビルの外に非難できると言うことですね。1)~5)を常に頭において自分の身を守ろうと思います。
今度、このビルの建物管理を担当することになりそうですが、少し気が楽になりました。私の仕事はビル内を常時巡回して問題点を早期発見することですので4~5階部分を避けることは出来ませんが、他の項目を知識としてしっかり覚えて実践していきたいと思います。
働いている人に聞いたところ「鉄筋コンクリート作り」(RC造?)ではないかとのことでした。ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/28 15:49

2代目cyoi-obakaです。



41年前ですか! 私はまだ設計屋に成る以前(中学生だったかな?)の建物ですね。
その当時の10階建てのビルは、SRC又はS造でしょうネ!
一概に、壊れる!とは言い切れませんよ。
問題は、どのような構造計画か? に依ります。
平面形状、立体形状、構造種別等の種々の要因を考慮して判断する必要があるでしょう。
確かに、地震時の構造解析において、当時は高さ16mまでは地震係数k=0.2(常数)で、それ以上の部分は4m増すごとに0.01づつ加算した地震係数を採用していたと思います(塔屋はk=0.3)。
現在は、地震係数という概念は殆ど使いません(一部残っていますがネ)。
現在は、地震層せん断係数C1で考えます。
これは、建物の固有振動をベースにして求められる値(Ai分布)に地域や地盤を考慮して求めるものです。
この場合は、1階部分をCo=0.2以上とする規定が存在するだけで、後はAi分布に依って順次増加していきます。
従って、トータルとしての地震荷重は極めて大きな値と成っています。
この部分が、昔と現在の大きな違いです。
但し、昔の建物全てが危ないとは言えない理由として、
昔は手計算でアバウトな設計を行っていた事が幸いして、計算以上の保有耐力が有る場合も考えられます。
特に、フルSRC造の構造形態の場合に考えられると私は思っています。
フルSRC造は、当時の施工方法から判断しますと、必要以上の鉄骨部材で構成されている可能性が高いです。
そうすると、構造部材の粘り(塑性変形)能力が著しく大きい!
つまり、壊れ難い構造に成っている場合も有る!という事です。

取り敢えずですが、今は神に祈る事ですネ!

以上です。

この回答への補足

回答ありがとうございます。S造かSRC造のどちらなのか確認してみます。
素人でも見分ける方法がありますでしょうか?
今後、毎日このビルで仕事をするとなると自宅と同じ様に安全性が気になってきます。

補足日時:2010/01/27 15:04
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41年前とは1969年という事ですね。

  オリンピックと万博の間でそれ行けやれ行けの時代です。

1981年に新耐震基準が出来て、それ以前の建物は、関東大震災規模を担保していましたが、粘りが足りない、基礎がぜい弱をカバーできるものに変わりました。

神戸の地震のときも壊れたビルは、大半がこの基準以前のものでした。
新耐震摘要ビル・マンションはクラックや剥離等がありましたが使用禁止になったものはありません。

その後、建築基準法の構造関係は2度改正しました。
神戸の震災を考慮した内容と、姉歯事件によるものです。

この回答への補足

私にはビルは一般住宅と違い地震に強いというイメージがあましたが、1981年より前の建築なので、地震で壊れる可能性があるということですね。

補足日時:2010/01/26 21:22
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