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こんにちは、お世話になります。

質問:タイトルの通りblack dogの意味というか、ニュアンスを掴みかねています。

『』内は、

「黒犬が血を飲むがごとく」なのでしょうか?だとすると、ネイテブには『黒犬』に対してなにかイメージが有るのでしょうか?(黒猫が不吉な様に、)それとも『特に深い意味は無い比喩』でしょうか?

wikipediaでは、ネイテブたちの民間伝承で、black dogという幽霊がいることが分かりましたが、、関係ありませんよね?
http://en.wikipedia.org/wiki/Black_dog_%28ghost%29

それとも、英英辞書や、英和辞書によると、「black dog=憂鬱、落胆」なので、「落胆が活力(blood)を飲み干すように」、、、な、訳はないですよね?

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参考までに、前後の文脈を転記しておきます。

背景:元『ラバ追い』だからと、馬鹿にしていたVentidiusに大部隊を任せたところ、(不可能と思い込んでいた)大勝利を収める。 大困難だと思っていただけに他人任せにしていたアントニウスは、「大勝利」と聞くや自分が勝利を収めたかった、と嫉妬する。 魔が差すように、Ventidiusの裏切りの噂を耳にした、アントニウスは、現地に赴くやVentidiusと問いただすも、『どうにもこうにも裏切りは虚報だった』と思い知る。 泣いて謝るも、Ventidiusは「忠義をつくし、勝利を収めた者にたいしてあまりの仕打ち。」と泣いて怒って、「田舎に帰ってもう農夫に戻る。」と言われて立ち去られてしまう。

アントニウス、自分の愚かさに涙を流している描写シーン。

He began to weep, rocking back and forth on the flimsy cross-legged stool with its leather seat, watching the teardrops fall into the wine, drinking his own grief as a black dog drinks blood. Oh, the sorrow, the regaret!
(出典は、 書名:ANTHONY AND CLEOPATRA 著者:Colleen McCullough)
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質問箇所は、as a black dog drinks bloodの部分だけです。 

よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

その民間伝承の意味で何ら不思議はないと思うのですが。

リンクにもあるように、黒い犬は「often said to be associated with the Devil」ですし、悪魔の遣いで、しかも犬ともなれば、生き血も飲むでしょう。

>それとも、英英辞書や、英和辞書によると、「black dog=憂鬱、落胆」なので、「落胆が活力(blood)を飲み干すように」、、、な、訳はないですよね?

同じことなのではないでしょうか。ご指摘の英文は動物を使った隠喩。その“隠”喩に“隠”された意味は「落胆が活力(blood)を飲み干すように」とも解釈できる。

わざと?(笑)
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この回答へのお礼

超人御回答ありがとうございます。

>その民間伝承の意味で何ら不思議はないと思うのですが。

なんでオバケ? と思ったのですが、No3様の御回答と合わせ読んでようやく分かりました。

超人も、

>悪魔の遣いで

と御解説していらっしゃいますが、「悪魔≒オバケ≒怖いもの」のイメージだったので、99%「???」だったのですが、(鈍感ですいません)

No3様の「ファウスト」の「黒い犬」でやっと、「悪魔≒堕落≒没落人生」のニュアンスか~! とやっと分かりました。

信じるべき有能な士を疑い、失い、どんどんと落ちていく自分を、「(数々のあやまちを犯し、汚れ、落ちぶれて)生き血をすする黒い犬のように」と例えていたんですよね?

日本語のオバケは特に「良くも悪くもない霊(?)」のイメージだったので、、、(また仮に「悪いオバケ」でも「堕落した」、「落ちていった」イメージは、ありませんよね?) 同じ悪魔&オバケでも日本語とイメージするものが違うので難しいです。

>「落胆が活力(blood)を飲み干すように」とも解釈できる。

こっちも有りだったんですか! 本当にわざとなのか分かりませんが、英語ってややっこし~ですね。

改めて御回答に御礼申し上げます。

お礼日時:2010/01/29 11:34

#1にいただいたお礼を拝見しました。

なるほど。しかし、同じ「オバケ」でも「霊」、とりわけ「悪霊」と言えば、ニュアンスが近づくのではないでしょうか。

日本でも、お岩さんや、(時節柄)雪女などは、かなり「落ちていった」イメージがありませんか? 欧州にもやはり、良いオバケと、悪いオバケと、どっちつかずなオバケがいるわけで、良いオバケなどは「妖精」なんて呼ばれたりします。

「人類みな兄弟」といいますが、オバケも万国共通な面があり、古今東西、多くのオバケは、もとをただせば「良い子」だったりしますが、さまざまな理由によって落ちていくのだと思います。Black dogも「血に飢えた野犬」とでも解釈すると、無責任な飼い主に捨てられちゃったのかなあ、なんて思ったりして。いずれにせよ、ウィキの画像にあるような真っ黒いやつに山ん中で出くわしたら、血、吸い取られそう、とか思いますよね、きっと。

この回答への補足

この欄をお借りします、

質問自体は解決したのですが、本当に御三方の御回答があって解決しましたので、どうポイント進呈をしたら良いのか、、迷っています。

そのような理由で、解決していますが、締め切るまでにもうちょっとかかります。

御三方、本当に御回答ありがとうございます。

補足日時:2010/01/29 13:55
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この回答へのお礼

超人、再度の御回答ありがとうございます。

先ず、誤解なきように申しておきますと、「本当に僕が鈍感だったから、御三方の御回答がないと分からなかった」思っています。

>同じ「オバケ」でも「霊」、とりわけ「悪霊」と言えば、ニュアンスが近づくのではないでしょうか。

そういえば、「悪霊退散!」という言葉が有るくらいですから、日本でも「悪霊」という概念があったんだな~、と思いました。 とはいえ、「悪霊ってなんですか?」と自問してみましたが分かりません。 意外と教養が無い自分を発見しました、、、。

>欧州にもやはり、良いオバケと、悪いオバケと、どっちつかずなオバケがいるわけで、良いオバケなどは「妖精」なんて呼ばれたりします。

そういえば妖精いましたよね。 

結構ファンタジーの世界が好きなんですが、、、僕は自分で思っているほど詳しくなかったようで、(自分的にはかなり詳しいつもりだったのですが、、(大汗))、、、全体像が見えてくると、

>「人類みな兄弟」といいますが、オバケも万国共通な面があり、

と見出す事ができるようになるのでしょうね!

まだまだ、西洋のみならず、日本文化の全体像すら見えていなかったのかも??? まだまだ、生半可者なので、ネイテブ感覚で洋書を読めていませんが、頑張ります。

再度の御回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/29 13:54

#1さんも書いていますが、欧米で「黒い犬」は「悪魔」を連想させるものとして捉えられています。

質問者さんも既に「黒い犬」とご対面済みですよ(笑) 

『ファウスト』で、メフィストの最初の登場時は「黒い犬」に変身していましたよね。

そういうことです。

この回答への補足

この欄をお借りします。この質問は御三方の御回答がなかったら、解決できなかったと思い、本当に悩みました。 御三方を三名とも良回答にできれば良いのですが、そうもいきません。 

そこで、この方法を取る事にしました。

(1)この質問をfirefoxで3つ開く。

(2)3つとも別々の良回答を選んでほぼ3つ同時に締め切る。

この方法を取ると、誰に良回答が進呈されるのか僕にも分かりません。

このような方法を取ることをお許しください。 

御三方、御回答、本当にありがとうございました。

補足日時:2010/02/01 14:51
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この回答へのお礼

大達人、お久しぶりの御回答ありがとうございます。

鈍感なもので、No1様の御回答だけでは、日本的な「幽霊」、「悪魔」を想像してしまい、分かりませんでした。 分かりやすい御解説ありがとうございます。

>『ファウスト』で、メフィストの最初の登場時は「黒い犬」に変身していましたよね。

あの『火の玉』付きの犬ですね。 すっかり、忘れていました。

そして、ようやく「ゲゲゲの鬼太郎」にでてくるような(実は良い奴かも知れない、)「妖怪」、「幽霊」と西洋の「悪魔(霊)」は全然違うんだった!! と思い出しました。

日本の「妖怪&オバケ」=「良い奴も悪い奴もいる。 どうして妖怪、オバケに成るに至ったかは不明。」

なのに対して、「西洋の悪魔(霊)」=「堕落し、落ちぶれた魂の成れの果て」みたいな感じなんですよね、、(細かいところまでは知りません)。

大達人の御指摘の「ファウスト」の「黒い犬」でやっと思い出しました! 

さらにNo2様のご回答で、大失敗をして、赤いワインを飲んでいる様を、(悪魔の使いに身を落とし)「黒い犬が血をすすっている」に喩え、

信じるべき有能な士を疑い、失い、どんどんと落ちてい行くアントニウスを、

「血をすする黒い犬のように」と描写しているのだとようやく分かりました。

やっぱり、西洋文化が分かっていないと、ちょっとした隠喩も理解が難しいです、、、。

偶然ファウストを読んでいなかったら(難しくて読んでいて疲れるので、まだ残り60ページで、休止中ですが、)black dogなんて、、。 ネイテブ感覚で洋書を読めるようになるにはまだまだ、相当修行が必要そうです、、。(汗)

頑張ります。

改めて御回答に御礼申し上げます。

お礼日時:2010/01/29 12:48

ここでのアントニウスはまさに落胆しきっており、この後にOh, the sorrow, the regret! と書いているところからすれば、depression の意味でblack dog を持ち出したと考えるのが妥当ではないかと思います。


あと適当な意味がないかとちょっと調べてみたのですが、ここにオバケを持ってきても話がつながりませんしね。

blood は赤いワインの色の連想から持ってきたのではないでしょうか。
また、black dog drinks blood というのは音のリズムがいいですよね。
bl--d--d--bl と頭韻を踏んでいて。
もしかしたら、最初にワインの色からdrink blood が頭に浮かび、それと音が合っててなおかつ意味もこの場に最適だということで、black dog を比喩に持ち出したのかもしれませんねえ。
勝手な憶測です、あしからず。
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この回答へのお礼

大達人、御回答ありがとうございます。

今回は、大達人も含め、No1~3様3人の御回答が無かったら分かりませんでした。

>blood は赤いワインの色の連想から持ってきたのではないでしょうか。

相変わらず、御鋭いですね! 今回も「重要箇所のピンポイント」御回答に、「稲妻が背筋を走りぬけたような」気がしました。

この小説では、確かにアントニウスは必ずと言っていいほど「赤ワイン」を飲むんです。(選択肢としては、「白ワイン」、「水」もあるのに)

また、No3様の御回答の「ファウスト」の「黒い犬」でやっと、西洋の「悪魔(霊)≒堕落≒落ちていった者」のニュアンスがあった事を思い出しました! そこでやっと分かりました。

嬉しい時も、悲しい時も、赤ワインを飲んでは酔っ払ってはポカをして、後悔の連続、、、そうやって、カエサル亡き後、ローマ随一の権力者の地位から徐々に落ちていく(最初はOctavianよりも優勢だった)、、その様子を、

信じるべき有能な士を疑い、失い、どんどんと落ちてい行っているので「(数々のあやまちを犯し、汚れ、魔の使いへと身を落とし)生き血をすする黒い犬のように」と暗示するかの如く、例えていたのかな?とやっと思うに至りました。

日本語の「オバケ&悪魔」は、「なんだか良く知らないが怖いもの(?)」というイメージしかない(「悪魔≒堕落≒身を落とす」のイメージがない)ので御三方の御回答がなかったら、bloodもblack dogも分かりませんでした。

本当にいつも、御回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/01/29 12:08

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