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心療内科、神経科、精神科の選び方を教えてください。

少し前にA病院でうつ病の診断を受けました。そこでは心療内科、精神科との看板でした。先生は一人の個人病院です。

A病院の先生とはウマが合わず、B病院に変えました。そこの看板は心療内科、神経科、精神科でした。ここも先生がひとりの個人病院です。おもに投薬中心で、薬もちょうどいいのが合ったのか、今は小康状態です。

A病院を勧めてくれたある友人は、私と同じような状態のとき、「C病院で先生にいろいろ話を聞いてもらって、それで何とか持ちこたえられた。」と話してくれました。C病院は私の家からは遠方なので、別の友人とも相談して、A病院やB病院を選んで通っていたのですが、2つの病院の先生とはいずれも私の心の話を聞くよりも、体調の話が中心です。

例えて言えば、今の私は病原菌は持っているけど、症状が出ていない「保因者」みたいな状態になっていると思うんです。

私としては、病原菌をやっつけたいわけで、B病院の先生にその話をしてもすっきりした回答が得られません。「まだそういうことを考えるのは早い。」とかいうことでしたらそう言ってくれてもいいのですが、何んとも歯切れの悪い答えしか返ってきません。また、今の合う薬が見つかる前、最悪の状態のとき、自殺したい旨の話もしたのですが、薬の話や病気の話をしてくれただけでした。

病原菌をやっつけたいなら、これは「別の科」に行かねばならないのかなと思いましたが、B病院が心療内科、神経科、精神科と思いつく精神病系の科名を網羅しているので、「科としての専門内外」ではなく「先生の得意不得意なのか?」とも思っています。

この手の病院の選び方って何かあるんでしょうか?

A 回答 (3件)

長文になりますが、お付き合いください。



まず、科についてお話します。

精神科と心療内科は別物です。
治療範囲も違いますし、出せる薬の種類も量も違います。
心療内科では本格的な精神科の薬は出せないこともありますし、
量にも限度があることがあります

心療内科:内科領域、各科領域の身体疾患を
心身両面から医療を行います。

心身医療が各科で行われるようになれば、
心療内科は内科領域だけということになります。

精神科:精神疾患を精神面より医療を行います。

精神疾患は多岐にわたります。統合失調症(精神分裂)、躁うつ病、
うつ病、各神経症(不安障害、社会恐怖、強迫性障害など)、
不眠症、てんかん、アルコールなどの薬物依存、せん妄、
痴呆、健忘など、人格障害、そのほか多岐にわたります。

神経科:精神科の歪曲表現で、正式な名称ではありません。
やることは精神科と同じことです。

「精神科に行く」というより、「神経科に行く」というほうが
患者さんにとって心の負担が軽かったんです昔は。

精神科?心療内科? と言うお話は
精神疾患を精神面から、身体疾患を心身面から
病気にアプローチすると言う違いは分かりましたね?

次に、心療内科の実態について説明します。

従来、精神科、神経科しかなかったのですが、
平成8年に厚生労働省が心療内科を標榜することを許可しました。
それで多くの精神科個人病院は心療内科を標榜するようになりました。
患者も「心療内科に行く」というほうが、
受診する際の心の負担が軽くなりました。

ところが、

心療内科を系統的に講義や臨床実習を行うことができるのは講座は、
九州大学、鹿児島大学、関西医科大学、東京大学、
東邦大学の5大学だけです。
そのため多くの医学生が心療内科の講義を一度も受けないまま
心療内科医になります、というかなっているのが現状です。

次に、患者の権利についてお話します。
患者は、患者の望む最善の治療を受ける権利があります。
なので、医者を選ぶ権利があります。
ウマが合わないと感じたら、主治医を変えてもらってください。

最後に、精神の病気についてお話します。
精神の病気は目に見えないので、言葉で理解してもらうのは
容易なことではありません。
医師にも様々なタイプがありますし、病院の方針もあります。
ある大きな病院に勤務している精神科医は、混んでいることもありますし
病院の方針として、投薬はMAXまで出すように指示されている場合、
それに従います。また、診察時間も短いです。

しかしその同じ精神科医がヘルプで、ある心療内科で診察する場合、
病院の方針が、診察にある程度時間を取り、投薬はなるべく控える
と言うような場合は、やはりそれに従います。
当然時間をかけているわけですから、予約制になります。

心の病気は回復まで何年もかかる場合がありますから、
どうしても医者との相性は治療に欠かせません。
医者の特徴をつかんでそれを利用するなら別ですが。

なので、病院、医者は自分に合うかどうか、見極めてくださいね。

このインターネットの世界では、病院の詳しい情報や
医師の情報、例えばある精神科医はどの病気を得意としているか
また、病院の口コミまで探すと出てきますよ。
活用してみてください。

蛇足
あまり話を聞いてくれない、あるいは何を話していいか分からない場合
メモに書いて渡すと言う方法もあります。
これなら医師も答えざるを得ませんから、試してみてください。
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この回答へのお礼

長文とはいえ、非常にポイントを押さえ、順序もよく、ものすごくわかりやすかったです。すっきりと腑に落ちた感じです。一昔前の感覚が私にもありますので、こういった考えも直さなければなりませんね。
また、細かく大学のことまで書いてくださり、ありがとうございました。病院を探す手掛かりにしたいと思います。

お礼日時:2010/03/08 22:27

本来精神科医でもないのに、神経科、心療内科など、看板に書き込んでいる医師もいます。


本当の精神科医でも、そうですが、精神科と書くと、患者が、入りずらいということもあり、心療内科などと、看板に書いている医師もいます。
今、精神科、神経科、心療内科、含めて、同じ精神科として扱っています。
まずは、本当の精神科医の診断を仰ぐべきですね。
総合病院の、公立の神経科をまず受診して、相談してみてください。でも、必ずその医師が、貴方と相性が合うとは限りません。
初診時、初診の書き込み用紙に症状など、書き込みます。大病院ですと、精神、神経のどのような病気かで、専門医が必ずいるはずです。
その日に限り休んでいる日もありますので、電話で予約センターなどに、病状を言って、何曜日のどの先生の時がいいか尋ねるものいい方法だと思います。
私の近くでは、最初は、整形外科、患者(客)が少なく、内科、神経科と看板に3種類の科を書き込んでいる医師もいます。だから、どうしても、専門の精神科医に見てもらったほうが安心でしょう。
おそらくあなたの場合、病原菌が、いったい何者かを医師は、しっているんじゃないでしょうか?
でも、今貴方に話すのは、タイミングなどあり、言わないのかもしれません。
家族同伴で、受診してみてください。
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この回答へのお礼

そういえば、教員免許ならば中学校の数学とか高校の体育とか細かく分かれているが、医師免許の専門というのはご本人の自己申告のみと聞いたことがあります。これがあながちデマではなかったということでしょうか。
さて、確かに精神科のみと書かれていると、ちょっと行きづらいですね。個人病院ばかり言ってましたので、大きいところも探そうかと思いました。
時期尚早ならそう言ってくれればいいのですが、まだそれを言えないというところが、病人たるゆえんかもしれません。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/08 22:24

やはり合う合わないです。


先生の得意不得意というのは当たっていると思います。
同じ心療内科・精神科でも「投薬しておけばいいや」と考える先生、「話を聞く方をメインにしよう」と考える先生…。
どこの科にも金もうけ主義の先生というのはいるものですが、やはり心療内科にも存在します。
ただ、心療内科は体調を治療する場所であり、話を聞いてもらいたい人は精神科かカウンセリングルームに行った方が良いようです。

私も病院を3件変わりました。
1つめの病院では「こういう事件があってからうつっぽくて…」というと「じゃあお薬出しておきますね」
話は5分で終わりました。
さすがに二度と行きませんでした。
2つめの病院では初回は30分ほど話を聞いてくれたのですが、2回目以後は「薬はどうですか?」と薬の効き目ばかりを心配し、その時の薬で眠くなって日常生活に支障をきたしていたのですが、「眠くなるような薬じゃない」と一蹴されました。
1つめと2つめの病院は「○○心療内科」という名前だったので、心療内科ではない病院を探しました。
結局3つめの病院も心療内科・精神科だったのですが、名前がクリニックだったのでそこに決めました。
3つめの病院の先生はとても親身になって話を聞いてくれました。
そこで話をすると帰る時にはスキップできるような精神状態になっていることが多かったです。

イマイチ信頼できない、と思ったら病院を変えた方がいいと思います。
精神科医に名医はなく、合うか合わないか、という話をよく聞きます。
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この回答へのお礼

私も、薬のおかげで体調や精神面が落ち着き、それから割と時間もたったので、そろそろ本丸を攻め落としたく、No.1さんの3つ目の病院のような診察をしてほしいなと思っていたんです。A病院もB病院もNo.1さんの1件目や2件目とよく似ています。

>精神科医に名医はなく、合うか合わないか、という話をよく聞きます。
なるほど、と何度もうなずいてしまうお言葉ですね。
B病院の先生も合う薬を見つけてくださったおかげで
A病院のようにあっさりとほかの病院に行くのも気が引けたんですが、
思い切ってセカンドオピニオンのつもりで探してみようと思いました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/08 22:19

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