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娘は17歳 高三です。てんかんの症状があり、フェノバール3錠を1.5錠づつ朝晩2回服用
しております。以前ひきつけの症状が小学生、中学生のとき出たので、医者からも服用続ける
ように言われております。
このフェノバールの副作用として出産する子供がみつくちになると聞きました。
本当でしょうか?その他学力低下の副作用があると聞き、これは少しあるかと
思います。
医師・薬剤師または同等専門家の方アドバイスを下さい

A 回答 (2件)

薬剤師です。



胎児の発育に影響がでるという報告がある薬ではあります。ただし、奇形発生部位は唇だけというわけではありません。原則妊娠中は禁忌と思っておいた方がいい薬です。
かといって、てんかん発作による低酸素状態を防ぐためには使われることはあります。そちらの方が胎児には危険なので。
すぐに妊娠したいと言う事態ではないですよね?
てんかんの薬は何種類もありますが、どんな薬を服用中にせよ、妊娠前に今の状態で妊娠が可能か、医師との相談が必要な病気です。
服薬をしていなくても、上記のようにてんかん発作も妊娠に悪影響なので。
でもちゃんとコントロールして、お子さんを持っている方はもちろんたくさん居ます。

学力低下はわかりませんが、眠気がでる薬ではありますから、集中力は下がるかもしれません。
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この回答へのお礼

貴重なアドバイスありがとうございました。

お礼日時:2010/07/17 11:12

抗てんかん薬と先天奇形との関連についてはこれまで色々と報告がなされています。

現在のコンセンサスとしては、「母親が妊娠時(特に妊娠初期)に抗てんかん薬を服用していた場合、生まれてくる子供に重篤な先天奇形を認める確率は、一般の妊娠と比較して2-3倍高い」です。通常、先天性奇形を認める確率は2-5%なのに対して、抗けいれん薬内服者では4-10%と言われています。

 薬を内服していた場合に起こりうる奇形は、心臓の奇形や尿道下裂、内反足、口唇・口蓋裂などが挙げられます。抗てんかん薬の中では、バルプロ酸(商品名:デパケンなど)が奇形を生じやすいことが有名ですが、それ以外の薬剤でも奇形のリスクはあります。

 ただNo.1でも回答されているように、妊娠中にてんかん発作が起こってしまった場合には胎児に低酸素などのストレスが加わって脳症を起こし、それによって重篤な障害を残してしまったり命を落としてしまうことがあります。したがって一般的には抗けいれん薬内服によるリスクよりもけいれん発作を起こしてしまった時のリスクのことを重視して、内服を継続してもらうのが通常だと思います。

 実際妊娠の際には、発作が起こらない範囲での最少量に減量して内服を継続するのが普通だと思います。2剤以上抗けいれん薬を内服している場合には単剤投与にします。

また、抗けいれん薬と学力に関しても多少影響はあるかもしれません。一般的に抗けいれん薬は脳細胞の活動を抑制させる方に働きますから、長期間の内服で知能低下が起こることはありうると思います。しかしだからといって内服をしないで発作を放置することの方が、脳に対するダメージは大きいでしょうから、内服しなければ発作をコントロールできないのであれば薬は継続せざるを得ないでしょう。

 いずれにしても主治医の先生に直接質問されるのが良いと思います。
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