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ビクセンのVMC95Lについて

小2の娘が天体望遠鏡に興味を示し、購入を検討しています。

小型で扱い易そうなので表題の機種を候補にしています。

実機を使用されている方、使い勝手はいかがでしょうか。

カタログベースではファインダーがプアなのが気になるのですが、いかがでしょう。

30年くらい前にはタカハシV-1を振り回していたので、天体望遠鏡の基礎知識は持っていると自負しているのですが、最近のモノはサッパリで・・。

ご意見をお願いします。

A 回答 (2件)

No1の補足です。



VMC95Lはカセグレン系統の光学系です。他には、タカハシのミューロンのドール・カーカム式やすばる望遠鏡のリッチー・クレティアン、シュミット・カセグレン、マスクトフ・カセグレンがあります。

シュミット・カセグレンとマスクトフ・カセグレンは、補正板に副鏡を設置しますから、副鏡支持具がありません。VMC方式は、副鏡の前に補正レンズを置く方式ですから、副鏡支持具が必要です。
それと、主鏡の焦点距離を長めにして副鏡の拡大率を小さめとしています。この方が、収差の補正には有利ですが、副鏡が大きくなります。
このような光学系ですと、分解能を決定する芯の大きさは小さくなりますが、大きな副鏡の回折により芯の周りに副鏡の回折で集まりきれない光がでてきます。
さらに、支持具の回折も加わります。支持具を細くすれば回折も小さくなりますが、光軸が狂いやすくなります。VMCは支持具を太くして、光軸が簡単に狂わないようにしたかわりに、回折の影響を強く受ける構造になっています。支持具を曲げて目立たないようにしていますが、あくまで目立たなくしているだけです。

VMCは、分解能とメンテナンスを重視した設計になっていますが、芯を外れてコントラストを悪くする光が多くなる設計です。

このため、分解能や集光力は悪くないが、惑星などの模様がうすく見えてしまいます。
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この回答へのお礼

詳しい解説を有り難うございました。

なるほど、コントラストにやや難アリですか。
木星の縞模様が見にくいというのはちょっと残念ですね。ビギナー用としてはまず木星の縞模様や土星の輪が綺麗に見えて欲しい所ですが。
屈折の方が良いのかなぁ。ちょっと迷ってきました。
まぁ全てを高い次元でバランスするには値段も上がりますよね。

お礼日時:2010/09/02 19:05

私も、40年くらい前にTS-65S型を振り回していました。



VMC95Lは、口径の割には小型にできています。シャープに見える反面、コントラストが低めとなる設計です。分解能には影響がありませんが、木星の模様などは薄く見えます。
基本的には、カセグレン系の光学系です。球面の主鏡に補正レンズで球面収差など補正しています。
メンテナンスは少し面倒です。滅多に光軸が狂わない構造ですが、光軸がズレたら調整が面倒です。
昔は数年ごとにメッキのやり直しが必要でしたが、VMC95Lではマルチコートをしていますので、メッキのやり直しは不要です。でも、主鏡の清掃はやりにくい構造です。

ファインダーですが、惑星のような明るいモノでないと使えません。しかし、取り替えはワンタッチです。別売で7×50のファインダーもあります。

同じような価格には、ポルタII A80Mf もあります。こちらも検討してみてはいかがでしょうか。

蛇足ですけど、今は自動導入付きの20cm反射赤道儀がかなり安く買えます。ビクセンのGPD2-R200SS・SBSで30万円、ケンコーの SKY EXPLORER2 SE 200N なら20万円以下です。
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この回答へのお礼

回答有り難うございます。40年前にTS式という事は私より少し先輩ですね。

どうもファインダーはあまり役に立たないようですね。交換できるとの事でひとまずこの点はクリアです。

この機種を候補にしたのは娘が小2なので軽くて取り回しが楽にできそう、という理由が主ですが、私自身反射系を所有した事がない、という理由もあります。
なのでせっかくお薦めいただいたA80Mfですが、まずはVMC95を検討したいと思います。

お礼日時:2010/09/02 19:04

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