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よいでした   よかったです
美しいでした  美しかったです
おいしいでした おいしかったです
大きいでした  大きかったです
危ないでした  危なかったです

前者は間違い。後者は許容範囲ということになっていると思うのですが、なぜ前者は間違いなのでしょう(後者は許容範囲なのに、という意味で)。

A 回答 (3件)

定説があるかどうか知りません。


おもしろい質問なので、ちょっと考えたくなりました。
参考になればと思います。

そもそも「です」はかなり新しい言葉です。「でございます」が語源と言われています。
基本的には名詞につきます。
名詞につく場合は……
 ○それは美しい花です。
 ○それは美しい花でした。
 ○それは美しい花だったのです。
 ×それは美しい花だったです。

それが、形容詞につく場合は……
 ○その花は美しいです。
 ×その花は美しいでした。
 ○その花は美しかったのです。
 ○その花は美しかったです。
となるわけですね。不思議です。

そこで、語源との関連で考えてみました。
 ○美しゅうございました。
は「でございます」が出てこないので、
 ×美しゅうでした。
という言い方はできません。
 ○美しかったのでございます。
という言い方は可能なので、
 ○美しかったのです。
もOKであり、
 ○美しかったです。
も無理はあるけれども許容しようということになったのかもしれません。

しかし、
 ○美しいのでございました。
という言い方も可能なので、
 ○美しいのでした。
もOKなのに、
 ×美しいでした。
を許容しないのは、まだ釈然としません。

別の考え方として、
本来自然な言い切りの形を考えてみると、

○美しい。(常体)
○美しゅうございます。(敬体)
しかし、古くさいからやめよう
×美しゅうございます。
○美しいです。(敬体)……用例も多いし、「平明簡素な形として認める」(国語審議会)

ではこれの過去形を考えるとすれば、
 ○美しかった。(常体)
 ○美しゅうございました。(敬体)
しかし、古くさいからやめよう
 ×美しゅうございます。
 ○美しかったです。……本来ある形に「です」をくっつけるだけでOK、もしかしたら平明簡素
 ×美しいでした。……本来不自然だった「美しいです」をさらに過去形にするのは用例も少ないし、あまりにも聞き慣れない
といった感じだったのではないでしょうか。

実際の使用者としても、まず、耳慣れた形で
 ○美しかった。
と自然に言い切った後で、「おっと敬体にしなければ……」
 ○美しかった+です。
とつけるほうがまだまし(自然+不自然)で、
 ○美しかった。
ということが言いたいのに、
 ○美しい。
と違った言い切りをしたあとで、「おっと敬体にしなければ……」
 ×美しい+でした。
とつけるのは抵抗が大きい(不自然+不自然)とは考えられないでしょうか。

だらだらと書いて申し訳なかったですが(×申し訳ないでしたが)、
いちおうこのように考えたら少し納得できた気がしました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> 本来不自然だった「美しいです」をさらに過去形にするのは用例も少ないし、あまりにも聞き慣れない

このあたりが正解かもしれませんね。

お礼日時:2010/11/14 18:18

おはようございます。


感じたままですが、形容詞は事物の形や様子状態を言い表す言葉で名詞を修飾します。
形容詞+でした。では何を形容しているのか分かりません。形容する対象の名詞を入れると
許容範囲だとおもいます。
よい音楽会でした。音楽会ははよかったです。
美しい景色でした。景色が美しかったです。
美味しいワインでした。 ワインがおいしかったです。
大きいお城でした。 お城が大きかったです。
危ないカーブでした。 カーブが危なかったです。

前者の方が自然で、後者は主体を強調していると思います。

質問の主旨と違っていたらごめんなさい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> よい音楽会でした。音楽会はよかったです。

どちらも正しい日本語だと思うのですが、なぜ、「音楽会はよいでした」は違和感があるのでしょうね。

お礼日時:2010/11/10 17:44

こんばんは。



例にあがっているのはすべて形容詞+です・でした、ですね。
状態を表すことばを丁寧にしたものと言い換えられると思います。

つまり、すべての表現において“過去”であるのは形容詞の示す状態であり、丁寧の部分を過去にする必要性がないため、前者に違和感を感じるのではないでしょうか?

過去に「よい」状態であったことの丁寧表現であるから、「よかったです」。
「よいでした」では、現在の状態を過去のこととして表現する矛盾が生じませんか?
「よかったでした」とも言わないように、過去+過去の重複を日本語では用いないように思いますので、過去+現在が妥当なのではないでしょうか。

「よい」が何かに与えられた評価のレベルである場合や、「素敵」など状態を示すことばが活用できない名詞などの場合、丁寧表現の語尾を活用させて「(評価は)よいでした」「素敵でした」と言いますね。

うまくまとまりませんが……一意見としてよろしくお願いします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

よく考えてみると、形容動詞は「でした」を付けても違和感は無いのですね。

○きれいです○きれいでした。×きれいだったです。

○美しいです×美しいでした。○美しかったです。

不思議です。

お礼日時:2010/11/10 17:39

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