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日本語は漢字仮名混じり文で表記しますが、そのことに関して疑問を持つ人は少ないかもしれません。
とある漢和辞典でも 日本人が漢字を消化し使いこなせるようになったのは当然のようなことが書いてありました。
しかし、日本と同じように古代から中国文化を大きく受けた韓国では専らハングルで自国語を表記するし、ベトナムは漢字を捨てました。モンゴルは歴史的には中国とかかわりが大きかったですが、漢字を含め中国の文化はあまり取り入れませんでした。
日本の場合、漢字の他にも次のような選択肢もあったはずです。

(1) 仮名だけで書く・・・・漢字仮名交じり文が確立したのは平安時代になったからであり、大昔の日本語は万葉仮名で書かれていました。

(2) 梵字を改良した文字で書く ・・・・ 日本語の五十音の配列は 梵語の影響があるらしいです。
また、梵字の存在も大昔から知られていたはずです。 近代まで、仮名は同じ音を表すにもいくつかの文字があり統一されいなかったので、梵字を使う手もあったはずです。

(3) ラテンアルファベットで書く ・・・・ もし、日本が鎖国をしなければ ポルトガルやスペインの宣教師が キリスト教と共にラテンアルファベットを日本に普及させていた可能性もあります。また、明治になってから 欧米との交流も盛んになり、ローマ字論も俎上に上がりましたし、戦後、GHQが英語を公用語化し、日本語もローマ字で書くことが定着する可能性だってあったはずです。

(4) 全く日本独自の文字で書く・・・・真偽のほどは分かりませんが、日本にも漢字が伝来する前に 阿比留文字とか神代文字というのがあったそうです。もしくは、大昔の学者が 韓国語におけるハングルのように 合理的な文字を考案する余地もあったはずです。

(5) キリル文字で書く・・・・ もし、北海道がロシア領になっていたら 日本語のキリル文字での正書法も確立していたかもしれません。 ロシアの国境とまたがって住んでいる民族でも 国境を界に 自国語を違う文字で表記するという現象がよくあります。


そこで質問です。日本語が漢字仮名交じり文を用いるのは必然的だったと思いますか?
また、日本語が 韓国語やベトナム語などと決定的に違うのは何なのでしょうか?

A 回答 (2件)

万葉仮名=漢字の日本的使い方


片仮名=漢字の一部分を使って出来た。
平仮名=漢字の草書などの走り書きから出来た。

即ち、漢字抜きでは現代の日本語の表記法は存在しません。
いくらGHQでも馬鹿ばかりではありませんよ。ローマ字とはローマの文字即ちラテンの文字ですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2010/12/18 22:39

これは2つの問題が混じっているように思います。


つまり、「漢字仮名交じりが使われだした理由」と、「それが廃止されなかった理由」です。
順に考えてみます。

まず使われだした理由ですが、これは韓国も最初は漢字を使っていたのでそう不思議なことではないと感じます。近くにある国の言葉と文字が流れ込んでくるのは自然なことなのでしょう。
ベトナム語は中国語の方言くらいのイメージなので漢字が使われていたのは何の違和感もありません。無くて不思議なのはタイ語あたりですね。
またモンゴルで漢字が使われなかった理由が気になりますが、残念ながら自分はモンゴル語については全く知識がないのでこれについては分かりません。

廃止されなかった理由、あるいはベトナムや韓国では廃止された理由は、一番大きいのは同音異義語の問題でしょう。
ベトナム語はアクセントが多いので、漢字からアルファベット表記に変えても同音異義語はあまり発生しません。
韓国語はベトナム語に比べれば同音異義語は多数発生しますが、それでも音節の種類は日本語を大きく上回りますので比較的ましな方でしょう。

また韓国語については、「漢字1文字は必ずハングル1文字に対応する」かつ「漢字の読みはごく少数の例外を除いて1通りのみ」であるため、漢字からハングルへの書き換えが容易なのも、漢字廃止の大きな要因でしょう。

あとは大分不確実な情報になりますが、日本語は漢字に浸食されすぎていたという意見を聞きます。「愛」などの基本語も自国語になく、さらに自国語で単語を作る能力も失われている、だからたとえ漢字が悪であったとしてももはや取り除けない。という説です。


漢字を使わなかった場合の文字についてはまた別の問題です。
多分、梵字でもキリル文字でもラテン文字でも、その時あった文字を使うだけでしょう。
何が自国語に合っている文字かなどと考える思考力は、既に文字が無ければ生まれないでしょうから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2010/12/19 01:35

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