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もし例えば、
サバンナに800頭のティラノサウルスが現れたら、
彼らは無事子孫を残し生存し続けられるでしょうか?

大き過ぎる彼らはすぐ発見され、群れる草食動物はすぐに逃げ
それらを走りながら捕まえられるでしょうか?
そして走り回るだけの 肉 を食べ続けられるでしょうか?

また、ティラノサウルスは子供すら襲って食べるそうですが、
卵を守り、子供が親から離れて生き続け、
大人になるまで生存して行けるでしょうか?


生態系にお詳しい方。
恐竜が現代の生態系に現れたら、(人間・文明抜きで)
どんな面が有利で、どんな面が不利になり、
生態系にどんな変化が現れて行くのか、
想像を語って頂けますと幸いです。

A 回答 (3件)

たぶんティラノサウルスは巨大すぎて現代の地球には見合う獲物がないことが問題です。


もっと小型の恐竜(といってもライオンより大きくても大丈夫です)なら現代の地球を席巻するでしょう。

恐竜があれだけ大きくなれたのは、鳥類に近い身体の構造で気嚢が骨の中に入り込み体重が軽かったからだと言われています。
哺乳類の身体の構造では恐竜の大きさにはなれなかったと考えられています。
しかも、酸素を取り込む能力は横隔膜を持つ哺乳類をはるかに凌いでいます。
生き残っているのが恐竜ではなく哺乳類なので、哺乳類の方が進化していると考えられがちですが、優れた身体の仕組みを持っていたのは恐竜の方かもしれません。

だから、ジュラシックパークのヴェロキラプトルはチンパンジー並みの知能を持った狼のようなもので、驚異的なジャンプ力と走っても走っても疲れない持久力を持って集団で狩りをする猛獣です。
大概の肉食獣は競争に敗れてしまうと思います。
ただし、映画のヴェロキラプトルは大きさを誤解しているようで、本当はもっと小さかったと思われます。
映画のヴェロキラプトルは実際のディノニクスくらいに描かれています。
ヴェロキラプトル改めディノニクスが現代によみがえったら無敵でしょう。

ティラノサウルスも集団で狩りをしていたと考えられています。
身体の小さい若い個体が集団で獲物を追い込んでいき、大きな個体がガブリと一噛みで仕留める。
大型の個体は映画みたいには走らなかったと思います。
あの巨体で、何かにつんのめって倒れたら顔面から地面に突っ込んで自分の体重で大怪我をしそうです。

人間の赤ちゃんがペタンと尻もちをついてもオギャーと泣き出すだけです。
大人が同じような尻もちをついたら尾骶骨の骨折をします。
子どもが走って転んだら、おでこと鼻の頭を擦り剥きます。
でもティラノサウルスが転んだら、ダンプカーが顔面直撃する衝撃になるでしょう。

そんなリスクは別にしても、ティラノサウルスに現代の獲物は小粒すぎて、最大の大きさになる前に餓死してしまうかもしれません。
やっぱり、あのサイズは白亜紀専用だったのではないでしょうか。

ほとんど同じ形のアロサウルスは、ジュラ紀の王者です。
進化の系統的には、ティラノサウルスとは別系統ですが収斂進化の法則でソックリな形状に進化したようです。
恐竜は白亜紀で全盛を迎えました。
アロサウルスとティラノサウルスの違いは、餌となる草食恐竜の違いです。
現代に巨大すぎるティラノサウルスが現れるのは無理があります。

この回答への補足

:追加のお礼文として。

ふと思い出しましたが、
世界最大のトカゲとされるコモドドラゴンが体温管理の都合で
気温が低すぎても高過ぎても動きが鈍る為、
外敵が居るとエサが取れないどころか、
動きが鈍る時間帯に襲われると反撃すらままならず危険
という例が有りますし、
(体のつくりが恐竜とは全く違い過ぎるんでしょうけれど。)

隕石がぶつかった時点では哺乳類も生き残っていたのですし
それを捕食する小型の恐竜も生存していたはずですよね。

その頃の恐竜はある程度体温調節できていたとも聞きますが、
当時の気温になにか依存していて
気温変動に十分に対応できず、
どんな時間でも活発に動き回る哺乳類の進化に追い付けず
大型化した哺乳類に捕食されるまでになり絶滅した。
・・のではないかと思えて来ました。

もっと、脳や体の機能など複雑な事情も
きっとありそうですが、
哺乳類が生き残ったのですから
生き残りは居たはずですよね。
その時点で何らかの淘汰される事情が生まれていたのではと
少し気になり。

色々考えさせられます。ご回答ありがとうございました~

補足日時:2011/11/16 10:17
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この回答へのお礼

>恐竜があれだけ大きくなれたのは ~~~
なるほど。昆虫でも酸素濃度と体の構造の話しを
色々聞きますが、恐竜も色々凄かったのですね。

そしてやはりティラノサウルスは無理があるのですね。

そこで、ディノニクス・・。
3~3.5mのサイズなのですね。
そして機敏で集団で狩りをする と。
これは確かに現代に蘇ると脅威ですね。

しかし・・
サバンナのライオンや森のオオカミと比べると
その巨体で群れると結局食べ過ぎでエサ不足になり
群れていられなくなり、
群れないと他の肉食獣に襲われるという
ジレンマに陥りそうな気も少ししますね。

草原ではかなりの巨体ですから結構目立って
遠くから逃げられると追いつけるか怪しいですし、
森だと草食動物の減るでしょうから、
なお更あの巨体が群れるほどのエサが
確保できるのか微妙な気もしますね・・。

ライオン、ハイエナ、森でのオオカミなどの
体のサイズや群れの規模かが考えると、
面積あたりで養える肉食動物のグラム量に
限りが有る様に思えますし、
グリズリーのように基本単体で行動するなら、
グリズリーには取って代わるのかもしれませんね。

しかしあまりに食べ過ぎるとやはりエサ不足に。
冬眠できるかできないかも関わりそうな。


結局、
実際の所はなってみないと解らないものですよね。
色々考えさせられます。

ご回答、ありがとうございました~~

お礼日時:2011/11/16 08:21

恐竜の絶滅は、巨大隕石が衝突しなくとも絶滅しました。

何故かといいますと中生代の二酸化炭素濃度は、現在の8倍程度ありました。ですから植物の光合成量は膨大でして、植物の生長が早かったのです。それに伴いまして草食恐竜が巨大化し、それにつれて肉食恐竜も巨大化してきたわけです。

この二酸化炭素濃度は、中生代の白亜紀には徐々に低くなりました。二酸化炭素濃度の減少で植物の生長量が低くなり、それに伴って徐々に恐竜も絶滅し始めていたのです。そこにだめ押しを与えたのが隕石の衝突です。この事実から考えますと、現在の地球は大型肉食恐竜が生存できる環境にはないと思います。
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この回答へのお礼

なんと・・。
二酸化炭素濃度がそんなに高いと
植物の成長がそんなに早まるんですね。
・・現在のCO2を沢山食べて欲しいものですね。

少し調べると、酸素と二酸化炭素は
歴史上は激動していたのですね。
まるで空気(分子?)の食物連鎖と思える様な。

隕石の衝突はだめ押しになり、
一気に優勢になった哺乳類の独壇場へと
大転換して行ったのでしょうか。

何か地球の大きな変動、
宇宙の天体現象、色々大きなものを感じます。

ご回答ありがとうございました。
二酸化炭素が植物を支え、
植物が恐竜時代を支えていたのですね。

お礼日時:2011/11/16 09:28

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3% …

最初に書いておきたいコトは、「ティラノサウルス」自体の生態が、まだハッキリ解っていない点です。
多くは、想像で回答させて頂きますね。

>「サバンナ」に、800頭のティラノサウルスが現れた

多いようで、微妙な数字です。
「アフリカのサバンナ」で有れば、彼らが捕食可能と思われる動物は、「アフリカゾウ」くらいしか思い浮かびません。
他の素早い草食動物を、あの大きな身体で追い回し捕食出来るのか?。
大いに疑問です。
お腹が空けば、肉食の彼らですから「共食い」も起こるでしょう。
800頭と言う数から、減って行く可能性の方が高いような気がします。

数を減らす大きな一因と成りそうなのが「子育て」。
「成体」まで成長すれば、誰も適わないでしょうが・・・。
映画などで見ても、卵や子供は、かなり弱弱しいイメージです。
「動けない卵」を狙われては、ひとたまりも有りません。

そして、アフリカのサバンナには、これらを狙う「哺乳類」が沢山生息してます。

そう、本来のティラノサウルスが暮らしていた時代は、この哺乳類が小さくて、脇役の存在だったのですね。
ティラノサウルスが、哺乳類以上の高い知能を持ち、子供を守って育てるようなシステムを構築してれば生息数を増やすことも可能かも知れませんが、その可能性も低いような気がします。
草食の哺乳動物は、生まれた子供が20分前後で立ち上がり、親に付いて走り回るという驚異的な生命力と繁殖力を発揮します。

しかも、アフリカのサバンナでは、地上で最も大型の動物は、「ゾウ」クラスのサイズ。
つまり、『現在のサバンナでは、ゾウが大きさの限界』という自然界の仕組みが有ります。
ゾウは、その自然界の仕組みに適合し、生き残って来たのです。
残念ながら、ティラノサウルスが、
「巨体を維持して繁栄出来たのは、その時代の生態系が、あってこそ」
と考えるしか有りませんね。
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この回答へのお礼

>800頭と言う数から、減って行く可能性の方が高いような気がします。
やはり、巨体を維持するだけの食事を続けられなさそうですよね。

そして卵産みっぱなしじゃ、ハイエナ、チーター、ライオンが
ひしめき合ってますし、無事じゃ済みませんよねぇ・・。
でもあの頃もラプトルとか色々卵を狙う動物は居たはずですし、
何か生き残る強さは有ったりしたのかもしれませんね。


>残念ながら、ティラノサウルスが、
>「巨体を維持して繁栄出来たのは、その時代の生態系が、あってこそ」
>と考えるしか有りませんね。
当時は、
日光を利用して体温調整したり、
機敏に動ける動物がそう多くはなかったそうですし、
だから草食動物も安全に食べまくって巨大化でき、
その巨大化できた草食動物を食べる
巨大肉食動物が生きて行けた  のでしょうかね。

恒温動物が進化し日没時でも活発に動き回る動物が溢れる現代では
リスクの種類も頻度も格段に高く
彼らは無事命を繋げては行けない という事なのでしょうか。


淘汰されて行った多くの生命達がふと脳裏を過ぎりますね。


やはり、「恐竜」はかつての強者であり、
現代では最早「弱者」で
居たとしても自然に淘汰される側なのでしょうかね。

少しロマンの無い悲しい推測になりますが、
とても参考になりました。

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/15 21:02

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